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Photo byhebiyama3

「既読スルー」の英語定義:難単語(interlocutor, incognizance, utterance)で概念解剖してみた

    最近よく聞く言葉を、難単語で盛って高級化していくこのシリーズ、今回は「既読スルー」を解剖してみようと思います。

    「スルー」は「through」で英語ですが、この言葉も和製英語で、実際は、英語圏では、

    「leave someone on read」
    「leave someone on seen」

    「I was left on read.:既読スルーされた。」
    のように言うようです。

    ちなみに、この「read」は過去分詞形で発音は「rέd」です。
    ちなみのちなみに、「read」「seen」を「delivered」に変えると「未読スルー」になります。

    しかし、このコーナーでは、上記のような自然な表現よりも、難単語で盛って、遊んでいきます。

    それでは早速!(例によって、実験&ネタ的な企画になります)


    ◆ 既読スルー

    An occasion in which one’s interlocutor executed deliberate or unintentional incognizance of one’s utterance via e-mail or instant messaging applications despite having browsed it

    対話者が、Eメールやインスタントメッセージングアプリケーションを介した個人の発話に対し、すでにそれを閲覧し終えているにもかかわらず、故意の、または意図しない非認識を遂行した機会

    ◇ 単語の意味と解説

    まず、この言葉は、相手の行為そのものより、既読スルーされた「時」に焦点を当てているケースが多いような気がしますので、「An occasion」で始めます。

    どんな時かというと、対話相手が故意にまたは意図せず認知しない時なので、「in which one’s interlocutor executed deliberate or unintentional incognizance」と続けます。

    (1)interlocutor [ìntərlάkjətər]
    【名】対話者、話し相手、会話への参加者
    語源は、ラテン語の(inter-:~の間に + loqui:話す)
    中核となるイメージは「人々の間で交互に話し合うこと」です。

    (2)incognizance [inkάgnizəns]
    【名】無知、知らないこと、認識していないこと
    語源は、ラテン語の(in-:~でない + cognoscere:知る、認識する)
    「cognizance:認識、知覚」の反意語です。
    中核となるイメージは「物事を知らない状態」です。

    何を認知しないのかというと、メールやメッセージアプリの発言なので、「to one’s utterance via e-mail or instant messaging applications」とします。

    (3)utterance [ʌ́tərəns]
    【名】発言、発話、言葉に出すこと
    語源は、中英語の(uteren:言葉に出す、外に出す)
    古英語の(ut:外へ)に由来し、「out」と同語源です。
    中核となるイメージは「心の中にあるものを外に送り出すこと」です。

    そして「既読」と言われますが、多くの場合は熟読しているわけではなくサッと目を通しているだけのケースが多いと思われますので、「despite having browsed it」と締めます

    そこで、できたのが、以下です。

    An occasion in which one’s interlocutor executed deliberate or unintentional incognizance of one’s utterance via e-mail or instant messaging applications despite having browsed it

    対話者が、Eメールやインスタントメッセージングアプリケーションを介した個人の発話に対し、すでにそれを閲覧し終えているにもかかわらず、故意の、または意図しない非認識を遂行した機会

    →「既読スルー」

    これは人によって、受け止め方が大きく違うようですね。

    それでは、今回は以上です!


    記事のヘッダーは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしています。制作者様へ、素敵な画像ありがとうございます!


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    語学と洋書大好き 小説や漫画の世界に浸るのが大好きなひきこもり 2006年本格英語学習開始 2009年英検1級取得 約20年読み続けた小説約800冊(英300/仏50/独30/日400) ※ 当アカウントは個人による非公式のものです。日本英語検定協会とは一切関係ありません。

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