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【今日の1問】「tusk:象牙」は、本来は「歯」

    この記事とは関係ないのですが、9月3日はドラえもんの誕生日です!

    つい先日、『ゆうれい城へ引っこし』というエピソードを観て、面白かったのと、ドラえもんがドイツ語を喋っているシーンが印象的でした!

    「Mein Name ist」のところが聞き取れたのが嬉しかったです。

    外国語を本格的に学ぶようになってから、こういう語学関連のシーンが大好物になってしまいました笑

    この記事の英単語問題とは直接関係ない話をしてしまいましたね笑

    それでは、いつもどおり、以下、今日の1問です!

    ◆ 次の空欄に入る最も適切な選択肢を選んでください。

    The tusks of elephants are actually modified _____ teeth that have lengthened significantly in the process of evolution.
    (1)incisor (2)arsenic (3)adulation (4)rump








    ◇ 単語の意味と解説

    The tusks of elephants are actually modified incisor teeth that have lengthened significantly in the process of evolution.

    (1)incisor [insáizər]
    【名】切歯(せっし)、門歯
    語源は、ラテン語の(in:中に + caedere:切る)
    「中に切り込むもの」という意味です。
    「decide:決定する」他の選択肢を切り離す
    「precise:正確な」あらかじめ切り出された
    なども同語源です。
    「central incisor:中切歯(一番真ん中の前歯)」
    「lateral incisor:側切歯(真ん中から2番目の前歯)」

    (2)arsenic [ɑ́ːrsənik]
    【名】ヒ素
    語源は、ペルシア語の(zarnik:金色の)に由来し、ギリシャ語の(arsenikon:男性的な、強力な)の影響を受けてこの形になりました。
    「arsenic poisoning:ヒ素中毒」
    「laced with arsenic:ヒ素が混入された」

    この単語は、アガサ・クリスティの小説などを読んでいると、しょっちゅう出てきます。

    また、ジョン・ディクスン・カーの『The Burning Court:火刑法廷』でも、もともとこの「arsenic」を盛る女性のことを「witch:魔女」と呼んだ、と言う記述があります。

    (3)adulation [æ̀dʒəléiʃən]
    【名】(度を超えた)お世辞、追従、過度の賛美
    語源は、ラテン語の(adulari:犬が尾を振る、おべっかを使う)
    遡ると(*ūlos)は「尻尾」という意味と言われています。
    「犬が飼い主に尻尾を振って媚びる」→「人間に対する過剰な賞賛」という意味に転じました。
    「accept the adulation of the crowd:群衆の喝采を浴びる」

    (*ūlos)の「*」は、
    「文字・記録としては残っていない、学者達が推測・逆算・復元した言葉」という記号です。
    よって厳密な語源学では、他説があるものや疑問視されているものもあります。

    (4)rump [rʌ́mp]
    【名】(動物の)臀部(でんぶ)、(組織などの)残党
    語源は、中世低地ドイツ語の(rumpe:胴体、突き出た部分)と言う説があります。
    政治文脈では、中心メンバーが去った後の「残り物」を指します。
    「the rump of the party:その政党の残党」
    「rump steak:ランプステーキ」
    「a rump parliament:メンバーが激減した状態の議会」

    ◎ なぜ正解?

    象牙(ぞうげ)は、実は変化した「incisor」が正解です。

    「rump」は、焼き肉で「ランプ肉」などと呼ばれるようで、腰からお尻にかけての部位を指し、「arsenic」「adulation」は、象の体を表す言葉ではありませんので、消去法からも選べます。

    ご存知でしたか?

    歯が進化を遂げたと言う意味では、象もサーベルタイガーも仲間ということでしょうか?

    ただ、ゾウの場合は、上の「incisor:切歯(前歯)」2本で、
    サーベルタイガーは、上の「canine:犬歯(前歯4本の隣にある歯)」2本で、
    厳密には違う進化を辿っているようです。

    ¶ 編集記 

    最初は「The trunks of elephants were originally incisors; in the process of evolution, they have become ivory.」と書いていましたが、そしてこの時点で「なんか変だな」と思いながら、そのままAIにぶつけてみたところ、「tusk:牙」を「trunk:象の鼻」と間違えていました笑

    「tusk」と「trunk」、ちょっと似ていませんか?私のように混同しないように注意です!笑

    そこで色々と問題文を書き換えました。

    後日、初稿時に書いていた問題文「The tusks of elephants are actually modified incisors that have lengthened significantly in the process of evolution.」 を、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiに添削してもらったところ、5つ中5つが修正の必要なしと答えたのですが、これだと、選択肢の単数と複数が揃わないことが少し気になりました。

    「incisors」が複数形なのに、「arsenic」「adulation」が通常不可算で、もちろん複数形になるケースもあるのですが(Googleの書籍検索で「arsenics」「adulations」それぞれ検索し、使用例を確認しました)、どうしたものかと考えたところ、「incisors」ではなく「incisor teeth」とすることで、選択肢を全部単数形に揃えられることに気づきました。

    ここを修正した「The tusks of elephants are actually modified incisor teeth that have lengthened significantly in the process of evolution.」を再度、ブラウザで5つのタブで開いたGeminiに添削してもらったところ、5つ中5つが修正の必要なしと答えたので、これを問題文としました。

    ◇ 正解

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    語学と洋書大好き 小説や漫画の世界に浸るのが大好きなひきこもり 2006年本格英語学習開始 2009年英検1級取得 約20年読み続けた小説約800冊(英300/仏50/独30/日400) ※ 当アカウントは個人による非公式のものです。日本英語検定協会とは一切関係ありません。

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