あおく まるく 美しい この地のナビゲーター Manu
2月11日建国記念日はわたしにとって、オーシャンヴァアというカヌークラブにとって、今までになく特別でメモリアルな日になりました、
その日はたくさんのオハナと、海とヴァアを愛する人たちと、
優しくあたたかなキラキラと輝く海と空にかこまれて
永遠に時が止まったような感覚をずっと感じていた、
子どもたちのピュアなマナに助けられながらも、わたしは精魂そそいだので新しいヴァアで海に出るという気力さえも残っていませんでした、
その次元を超えたようなエネルギーの余韻は1週間が過ぎた今でもわたしの魂に残っていて、この次元で日々生きようとするわたしにへんな感覚を与えつづけているのです、
その日に新たなヴァアが誕生し、精霊を宿らせるためのブレッシングセレモニーを葉山の大浜で厳かに行ったのです、
ハワイでもタヒチでもヴァア(カヌー)は現れるもので買うものではない、導かれる、とか、天に与えられる、と言いあらわすこともある、
まさにその日はそんな感じだった、、
カヌークラブのハラウ(カヌー小屋)は神社で、
カヌーは神輿、
そしてオハナは氏子のような存在だ
といえば日本人でもその「与えられる」という感覚は理解できるだろう、
私たちの双子のヴァアは、お神輿そのもの、
ほんとに突然導かれるように現れたのだ、
オハナのそれぞれの思いがお金となり集まり、あっという間にKOKUA(思いやりのある援助)が集まり誕生したのだ、
オハナ皆で子どもたちもともに「Manu O Ke Kai 」と「 E hoe pu me ke aloha 」双子のヴァアと、「Hokuloa」という姉妹のような存在になるであろう葉山の仲間のヴァアたちに精霊を宿らせる儀式をやり、
そして晴れてオーシャンヴァアの家族の一員となったのだ、
この双子のヴァアたちは、その与えられた名前にふさわしいヴァアへとこれから成長していくのだ、楽しみでたまらない
今回の新しいヴァアの名前は Manu O Ke Kai マヌオケカイ
みんな憶えてあげてね、
この名はだいぶ前にすでに与えられた名前だ、
ヴァアはその舟をつくりだす前にすでに名前が与えられるもので、
名前を与えることで魂が宿る
小舟というただの道具に精霊が宿りヴァアとなっていく
そして人格(舟格というかな)をもっていく
不思議にその名前にふさわしいカヌーへと育っていくのだ、
ここに少しOcean Va'a の歴史とともに歴代のヴァアたちの名前をつづりたいたいと思う、わたし自身の再確認もあるけど、カヌークラブにとって凄く大切なことを継承するためにも、オハナのみんなには読んでほしいと思うから
オーシャンヴァアにとっての最初のヴァアはPIli Aloha ピリアロハ
ワンラブ(ひとつの愛)という名前がついたヴァアで、わたしは「一期一会」や「四海同風」という禅や茶道の教えの言葉をずっとイメージしていた、
Pili Aloha が与えられたのはもうかれこれ16年ほど前になるだろうか、もともとは「オーシャンアウトリガーカヌークラブ」と呼ばれていたカヌークラブの前身でもある「Ocean Legend・オーシャンレジェンド」古代の海洋民族のスピリットを復活させるという活動のために与えられたヴァアだ、
そのころは6人揃わないで海にでることがほとんどだったけども、PIli Alohaで葉山で何度も海にでたことがある人もいると思うけど、その名にふさわしく、Pili Aloha はオハナだけでなく、南伊豆、伊豆諸島を三宅島まで漕いでつなぎ、新島にも1年間滞在して、たくさんのオハナ以外の人たちをつなぎ、そして島々を漕いでつなぎワンラブ(一つの愛)の精神で海を渡ってくれた、
昨年は、広島と長﨑という世界の平和のシンボルと言っても過言ではない地を漕いでつなぎ、その後も母なる地球の調和と愛を切実に祈る人たちとともにワンラブを念じながら様々な航海を成し遂げてくれた、
今は九州の平戸島で地元のオハナのおかげで、美しく塗り替えられ大切に扱われ、大自然のエネルギーと祖先の精霊に守られながら新たな航海のためにマナを蓄えている最中で、
次の航海は3月20日春分の日にスタートする、
その計画についてはこちらをみてね⇓
https://www.paddleformotherearth.com/hirosimanagasaki
そして、2番目のヴァアは、Lamaku ラマクー
「ククイナッツたいまつの炎、暗黒の闇夜を照らす光明」という4人乗りのヴァアです、
このヴァアはその当時のオハナ皆でお金を出しあって手に入れたヴァアで、当初は波乗りするために遊び気分で購入したのだけど、東日本大震災が発生して、軽い遊び気分で海に出ることができない事態になり、そして被災地でもある宮城県の気仙沼大島に導かれ、震災と津波の傷跡が沿岸にも島民の心にも色濃く残る場所でのカヌー体験会をきっかけにして ” 魂に希望の光をともす ” というクレアナ(使命)に目覚め、南伊豆の弓ヶ浜で3年にわたり砂浜で毎日のように祈りを捧げ海に出ることを繰り返しました、
その甲斐あってか、弓ヶ浜には海洋民族に魂が目覚め、今は毎年多くのパドラーがあの外洋に海と大自然とクプナの魂と求めて、日本だけでなく世界中からあつまる海と砂浜になりました、
そして今は新島に独り淋しくたたずんでいます、
ヴァアは精霊が宿る唯一の乗り物と言われますが、
それはヴァアが乗り物、遊び道具、としてあるだけではなく、共に日々の祈りがあり、我が子のように大切に扱う、という人の”念”があってこそはじめてスピリットが宿りそれが何年もつづくのだ、いくら与えられた名前であっても、神聖で尊い名前があるだけでは精霊は宿らないということをつくづく感じている、
裏を返せば、どんなヴァアであっても心をこめて扱い、魂を込めた祈りを日々ささげ、ヴァアに話しかけ愛と感謝の念をこめれば素晴らしい精霊が宿り、スピリットをもったヴァアになるということなのです、
そして、そのヴァアがあることで、その波動でまわりの環境が人々が愛と調和の方向へと動きだすのです、
3番目のヴァアは、今も葉山で毎週末のように皆を海に導いてくれている
通称 KUPUNA クプナ
フルネームはKe ala kai o kou mau kupuna
「先人たちが辿った海の道をたどる」
そうすればわたしたちが進む道が見えてくる、という映画「モアナ2」のストーリーのような長い名前のヴァアです、
この名前はマウイのアンクルKimokeo から授けられました、まったく同じ名前のヴァアがマウイにもあって、アンクルたちは10年以上かけてその姉妹のヴァアでビックアイランド(ハワイ島)をスタートしてハワイ諸島すべてを漕いでつなぎ、そしてその先の太古のハワイ諸島とも呼ばれる北西ハワイ諸島をつなぎ、海底に沈みかけている西北端の保護区でもある Kurre Atoll という環礁までの約3000キロをそのKUPUNAで漕いでつないだのだった、
オーシャンもそのボヤージングスピリットを受け継いで、西伊豆、南伊豆、伊豆諸島と葉山を何度も漕いでつなぎ、また2021年夏には八丈島から南伊豆そして葉山まで350キロを漕いでつないだ名前通りのヴァアでもあります、
4番目のヴァアはTaputapuatea タプタプアテア
わたしたちが自分たちのクラブのことをそれまでオーシャンアウトリガーカヌークラブと言ってたのを今の呼び名 Ocean Va’a と改にするほどまでに影響を受けた、フレンチポリネシアの4つの島々を3日間で130キロ漕いでつなぐという、世界でもっとも過酷な海峡横断レース、タヒチのHawaiki Nui Va’a というレースに2016年に引き続き2017年に参戦した時に、そのためにタヒチ現地のビルダーに特別に作ってもらったヴァアTaputapuatea だ、
40フィートのコンテナに入る長さで作ってもらったので、2メートルほど一般的にレースで使われるヴァアよりも短いのだけど、フレンチポリネシアの4つの島を渡り漕ぎ、あの海に触れ、オハナ皆とマラエTaputapuateaまで漕いで祈りを捧げたこのヴァアは、日本国内では信じられないほどに貴重でマナに溢れたヴァアなのだ、
タプタプアテアとはタヒチ語で「マナたっぷりたっぷり」という意味があり、そのハワイキヌイヴァアでも1日目にフアヒネ島から50キロ漕いで到着するライアテア島にある聖地の名前からいただいています、Taputapuatea は太平洋の海洋民族にとってもっとも重要で最大の聖域 “マラエ “ で、今はユネスコの世界遺産にもなっている、
古代の太平洋の民はマナ(超自然の生命力)をもらうために、太平洋中からこのTaputapuatea に集まってきて祈りを捧げていたのです、
ホクレアも必ず大航海の時はこの場所を訪れ祈祷をする場所なのです、
そんな霊的にも素晴らしくパワフルな名前がついたヴァアです、
5番目のヴァアは、Hawaiki Nui
ハワイキヌイ、これは名前の通り、「偉大な桃源郷」「自分たちの祖先が来た島」であり、亡くなったあとに「魂が逝く場所」「祖霊神が生まれた場所」などの意味がある、古代のポリネシア人が目指した場所、タプタプアテアのことでもあり、ハワイという名はこのハワイキヌイからきています、沖縄や奄美の民間信仰での「ニライカナイ」とまったく同じ意味があります、
このヴァアはいつかまた Hawaiki Nui Va’a を目指すであろうオピオたちのために作られタヒチからやって来たヴァアなのです、
ヴァアの歴史はそのままオーシャンの歴史でもあり、ヴァアの名前の意味を知れば、オーシャンの活動意義とビジョンがそのまま見えてくると思います、ぜひ名前の意味を知り、これからもヴァアを我が子のように大切にしてくださいね、
さてこのたび与えられたヴァアの名前 Manu O Ke Kai
「マヌ オケカイ」とはハワイ語で直訳すると「海の鳥」とシンプルだけどもの、その意味はすごく深い、海の上を自由に飛びながら話しかけてくるように近づいてくる マヌ(鳥 )は、海にいる魚やイルカやクジラ以上に海を渡る私たちにとって最も親しい家族の一員です(海の魚は潜らないと姿かたちは見えないから)
そしてマヌは私たちの外洋航海を確かな方角へと常に導くことができる、
陸がまったく見えない大海原を渡っていて日暮れ前の時間になり鳥が見えたらその鳥が飛んでいく方角に島があると言われ、その鳥に導かれるように近くの島を見つけるためのいナビゲーターは舵を取る、
また鳥は地球の地磁気を感じて移動し、自分がいる場所、自分が向かうべき場所を瞬時にかんじることができるので、宇宙と地球とつながるナビゲーターとして、海のうえに道をみいだしてくれるアウマクア(守護神)としてハワイでは古代から大切にされてきました、
わたしは昨年の春のヒロシマ・ナガサキを漕いでつなぐ愛と祈りの航海をやってるときから、これから、このさき、この母なる地球をよりよい方向に導くことができるナビゲーター、わたしたちが進むべき道をみいだしてくれる、ウエイファインダー、というイメージがずっと頭によぎっていました、
そして次はどのヴァアにするか決めかねていたところ、この「マヌ 」という名前が出てきたのと同じタイミングで今回のヴァアの話が突然降ってくるような勢いででてきたのです、
オーシャンのオハナやモアナだけでなく、ヴァアにたずさわる若者や子どもたちには、この母なる地球を少しでもより良い方向に導けるように覚醒してほしい、小さきこどもたちにはそんなManu のようなナビゲーターにいつかは育ってほしいという願いをこめて、この世界で昨年6月にリリースされたばかりの最軽量のヴァアを葉山に受け入れることを決めたのです、と同時にそのヴァアに、マヌ オケカイ という名前を与え作り始めてもらったのです、
最新最軽量のカーボン製の6人乗りのカヌーということで、子どもたちや女性だけでも3人いれば浜から出し入れができるという手軽さと、OC-1と同じようにリギングもカチ!とクイックワンタッチでできる、手軽い便利さや効率性を追求してできているカヌーだ、機動性や効率性は今までのファイバーグラスヴァアとは比べ物にならない、まったく別物の6人乗りのカヌーなのだ、それにオーシャン初のワンピース(本体に分割部分がないひと固まりでできている)なので丈夫で安全なのは確実で、安心して航海が可能となる、
いいことづくしのように聞こえるけども、
このヴァアに決めるにあたり最後までわたしを悩ませたのは、オーシャンが最も大切にしている古代からあるヴァアのスピリットを継承していくという大切さを失う危険性があるということ、海を渡るうえで一番大切なオハナ同士が力を合わせ時間を費やしマナをこめてやるリグやヴァアを運んで移動するという手間をかけて、時間をかけてやる作業から開放されてしまうことでOhana ka Wa'a(カヌー家族)の絆が薄らいでしまうという不安が決断するギリギリまであったのだ、
手間をかけて、時間をかける、だからこそマナが高まり愛も深まるのだ
でもそれは今までの紹介した歴代のヴァアたちと、新たにハワイからやってくるモロカイホエのための「Te Uira Te Paitri O Te Moana」で何度も繰り返し今まで以上に精魂込めてやればいい、その大切さを今まで以上に時間をとって学ぶ時間を増やせばいいとおもうのだ、
それよりも皆がオハナとともに頻繁に海にでる、6人揃わなくても子どもたちだけで朝や夕方、気軽に海に出ることで今までよりも地球とつながる時間が増えることのほうが、目覚めるきっかけとなり、きっとこの地球と未来の子どもたちのためにはなるとわたし自身で納得してこの最新のヴァアに決めたのだ、
大切なのはヴァアは海にたくさんでることで、人だけでなく、ヴァアそれ自身もどんどんマナが増すということ、死なないで生き続けるということ、
精霊が宿り続けるということ、
いままでに、日本でも、死んだままの可哀想なカヌーの話をたくさん聞いてきた、
大切に保管して置き、姿かたちや優美さを自慢するような木彫りの工芸品や調度品ではないということ、
ヴァアは海を渡る使命をもってこの地球上に存在するということを再認識するいい機会でもあった、
また、今回は九州は平戸、佐世保のオハナが協力し合って、オーシャンの “マヌオケカイ” の姉妹カヌーとして同じ“ E hoe pu me ke aloha “ ・エホエプーメケアロハ「アロハを込めて海をなでるように漕ぐ」という名前のヴァアが同時に双子として誕生した、
この名前は昨年ヒロシマ・ナガサキを漕いでつないだ愛と祈りの航海のプロジェクト名だ、マウイのアンクルKimokeoさんが与えてくれた凄く尊い名前で、古代からあるハワイの言霊だというのいは皆知っていると思う、
名前が長すぎるということもありニックネームは " Malolo " にしている、
マーロロ、トビウオ でこの地方、平戸、生月での特産品 アゴ からきています、
このヴァアの誕生に関しては前回のnote「精霊の種が芽生える時」 で書いている、
2025年という特別な年の新春に、
Manu O Ke Kai をこの日本という海に囲まれた島国の東日本に、
E hoe pu me ke aloha を西日本に、それぞれ誕生させる、
それもオハナと同志からのKOKUA(寄り添う思い、援助)のマナがお金となり集まり結ばれ、あたかも降臨するように突然現れた、
という今回のこの大いなる導きのような選択と決断は、
オーシャンヴァアという小さな葉山のコミュニティのためだけでなく、
この海に囲まれた島国である日本国にとって、
大海にたしかな道をみいだし、
闇夜をきりひらく光となる、
そして母なる地球に調和と愛をもたらす、
とわたしは強く確信しています、