「私より先に死なないでください」と「私より先に死んでください」 (約1,300字 2分10秒~3分15秒)
#感謝の気持ち
#ありがとうございます
#人生
#幸せ
#お礼
#ぼっち医の備忘録
【まえがき】
今回の記事は、私の拙い記事を読んでくださる方への、感謝と祈りです。
(一部、映画「天地明察」のネタバレを含みます。)
内容は、当たり前のことかもしれませんが、今の私の素直な気持ちを綴りました。
いつも読んでくださって、本当にありがとうございます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
人生時計でいえば、私はもう夕焼けの時間。
仕事に関する経験は、それなりに積んできたつもりだ。
けれど……。
……恥ずかしながら、恋愛に関しては、昭和の中~高生の化石。
人様に語れるようなウンチクは、ほぼ無い。
ただ、職務上、患者さんたちの話だけは、長年たくさん聞いてきた。
人様の人生の物語を聴き続けてきた、私の人生。
その意味では、かなり年季の入った「耳年増」かもしれない。
けれど、実体験として語り合うなら、多くのnote読者様のほうが大先輩なのは、まず間違いないだろう。
じゃあ、そんな私が、何を書けるんだ、なのだけれど。
私の好きな映画に「天地明察」がある。
壮大な物語なのだけれど、私が一番忘れられないのは、ある静かな場面。
ヒロインが主人公に、夫婦の契りの中で、こう告げる。
「私より先に死なないでください」
愛する相手には、いつまでも幸せに生きていてほしい――
という純粋な願い。
愛する人を失いたくない――
私をひとりぼっちにしないで――
という自分側の視点から溢れる切実な想いも、あるいは含まれるかもしれない。
その一方で、近年、見聞きする機会が増えてきた言葉がある。
「私より先に死んでください」
もちろん、打算ではない。
愛する相手を、この世界にひとりぼっちにさせたくないという、究極の慈しみからくる言葉。
自分が孤独を引き受けてでも、相手には孤独な思いをさせたくない――
そう願うのなら、むしろこちらのほうが「無償の愛」に近いかもしれない。
「孤独のつらさ」を知っている言葉である。
2つは真逆なのに、どちらも愛まみれ。
いつまでも幸せに生きていてほしい、という、
「私より先に死なないでください」
孤独のさびしい思いをさせたくない、という、
「私より先に死んでください」
言葉が真逆に変わっても、想いの向きが変わらないなんて。
日本語ほど愛の言葉が多彩な言語がこの世にあるだろうか。
どちらの言葉でもいい。
生涯ただ一度でもいい。
それほどの想いを言葉にのせて、交わし合える相手と、めぐり逢えたなら――
それはもう「最高の人生」だと思う。
これを読んでくださった方へ――
いつか、そんな相手に巡り逢える人生でありますように。
もう出逢えていたなら、ず~っと幸せが続きますように。
再び会えるその時まで優しい気配で包み合えますように。
今回は、そんな祈りを書きたかった。
私には、ここに記してきたコトを話せる人はいない。
だから、こんなに書き散らかしてしまうのだけれど。
どうか、どうか皆さま、私より先に死なないでくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

注)イラストの生成にAIを使用しました。
この投稿の翌日に、余談を投稿しました。
よろしければ、どうぞ。
