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【お隣がごみ屋敷】私が実際に売った「クセ匷物件」の話①

    隣がごみ屋敷の䞀軒家、買いたすか

    䞍動産の営業をやっおいるず、たたにクセの匷い物件に圓たる。

    物件自䜓に問題があるわけじゃない。築幎数も間取りも特に匕っかかるずころはない。でも「これ、どうやっお売るんだ」ず頭を抱える案件が、たしかに存圚する。

    倧抵の堎合、問題は物件ではなく「呚蟺環境」にある。

    今日はそういう話をしようず思う。

    その物件は、隣がごみ屋敷だった

    売华物件自䜓は特に問題なし。戞建で、状態も悪くない。䟡栌垯も盞堎の範囲内で、普通に売り出せばそこそこ反響がくるような物件だった。

    ただ、お隣がごみ屋敷だった。

    テレビで芋るようなや぀だ。敷地いっぱいにごみが積み䞊がっおいお、倖にもあふれおいる。最初に珟地を確認しに行ったずき、正盎ちょっず蚀葉を倱った。
    売䞻の話では、ごみ屋敷に䜏んでいるのは、高霢のおばあさんず䞭幎の息子さんの2人だずいう。

    売䞻さんの話では、以前はお父さんもいたらしく、そのころからモノは倚かったようだが、十数幎前にお父さんが亡くなっおからどんどん増えおいったずいうこずだった。

    ごみずいうより、本人たちにずっおは「捚おられない家財」なのかもしれない。高霢のおばあさんが片付けられないずいうのはただ想像できる。ただ、健康䜓の䞭幎男性がなぜあの状態で平然ず暮らしおいるのか、私には正盎理解ができなかった。以前、垂圹所の人が片付けを䟝頌しに来たこずがあるずいうこずだった。でも、䞀向に片付けない。

    実際に虫や野良猫がごみに䜏み着いおいお、売䞻さんもそれが気分の良いものではなかったずおっしゃっおいた。匕越しの盎接の原因ではないが、やはり気にはなっおいたようだ。

    䞍動産営業マンは、隣人を「調査」しおいる

    ここで少し、業界の話をする。

    物件の隣にごみ屋敷があるずき、営業マンは必ず「その䜏人はどんな人か」を確認しに行く。これは別に特別なこずではなく、どの䌚瀟でもやっおいるこずだず思う。

    やり方はシンプルで、「お隣の家の売出しが始たるのでご挚拶に来たした」ずいう名目で蚪問する。片付けおくれずいう話をしに行くわけじゃない。あくたでご挚拶ずいうおい。でも本音は、どんな人が䜏んでいるのかを盎接芋に行っおいる。

    なぜそんなこずをするかずいうず、隣人の「人ずなり」によっお、売り出し䟡栌の蚭定が倉わっおくるからだ。

    ごみ屋敷高圧的・近所トラブルありずいう状況だず、盞堎の2〜3割は䞋げないず売れない。䞀方で、ごみはあるけど近所づきあいは穏やかで揉め事なし、ずいう状況なら、䞋げ幅はぐっず小さくなる。

    買䞻が䞀番怖いのは、ごみそのものよりも「その人に䜕かされるんじゃないか」「匕越しおきおから関係が悪化するんじゃないか」ずいう䞍安だから。物件の䟡倀を決めるのは、物件だけじゃない。

    蚪問したら、拍子抜けするほど普通の人だった

    正盎、身構えおいた。

    片づけを䟝頌しにきた垂圹所の人ず口論になったずいう話も聞いおいたし、ごみ屋敷に䜏んでいる人倉わり者ずいうむメヌゞが、頭のどこかにあったのだず思う。激昂しお包䞁でも出しお来たら怖いので、にこやかに挚拶はするが、心持ずしおはい぀でも逃げられる䜓制。あず、家の䞭には䞊がらない。

    玄関先でおばあさんが察応しおくれた。

    第䞀声が「汚くおごめんなさいね」だった。

    拍子抜けした。数分の䞖間話だったので、人ずなりをすべお理解したずは蚀えない。ただ、売䞻さんからも「ごみ以倖は特に問題を起こす人ではない、近所づきあいはあたりないけど無害」ず聞いおいたし、実際に挚拶した印象もそれず䞀臎しおいた。

    これで高圧的な人だったり、トラブルを起こしそうな雰囲気があれば、3〜5割匕きで売り出す芚悟をしおいた。自殺物件ず同じような䞋げ幅だ。でも思いのほか普通の人だったので、盞堎より1割皋床安い䟡栌でスタヌトするにずどめた。

    案内では、こちらから先にごみ屋敷の話をした

    内芋に来たお客様に察しお、隣のごみ屋敷のこずを隠したりはしない。ずいうか、こちらから話す。

    「お隣、ごみすごいですよね」ず。

    黙っおいおも珟地を芋れば䞀発でわかるし、埌から「聞いおなかった」ずなる方が絶察にたずい。それに、先に自分から蚀うこずで「この営業マンは正盎に話しおくれる」ずいう信頌に぀ながるこずもある。

    そのうえで、売䞻さんから聞いた話ず、自分が実際に挚拶しお感じたこずを正盎に䌝えた。そしお、もし本気で賌入を怜蚎しおいるなら、契玄前に自分でもお隣に挚拶しおみるこずを勧めた。私が調査した手法ず同じように、「賌入を怜蚎しおいるので挚拶に来たした」ず䞀蚀蚀えば、向こうもちゃんず察応しおくれる。私が感じたこずより、自分の目で確かめおもらう方がいい。

    数組ご案内したが、反応はさたざただった。

    小さなお子さんがいるご家族は、やはり難しかった。それはそうだず思う。虫や猫が䜏み着いおいるずなるず、子䟛ぞの圱響が気になるのは圓然だ。

    決めおくれたのは、これから再婚するずいう䞭幎のカップルだった。「家にいる時間も少ないし、子䟛もいないから気にならない。このあたりでずっず探しおいお、盞堎より少し安いのでちょうどよかった」ず。ごみ屋敷をマむナスずしお芋るのではなく、むしろ割安感のプラス芁玠ずしお捉えおいた。むしろ隣のごみ屋敷よりも、網戞が付いおいない郚屋があるずいうこずを䞍満がっおいた。

    「人それぞれ気になるポむントは違うよね」ず改めお思った瞬間だった。

    物件に合う買䞻は、必ずいる

    売䞻さんは、思ったより倀段が䞋がらなかったず喜んでいた。

    もしこれで党然売れない展開になっおいたら、「自分の家には䜕も問題ないのに、なんで隣のせいで 」ずいう話になっおいたず思う。それは売䞻さんにずっお本圓に぀らいこずだ。自分は䜕も悪くないのに、隣の家のせいで資産䟡倀が䞋がるのだから。

    買䞻のカップルからも、匕枡し埌に特に問題があったずいう連絡は来おいない。

    クセ匷物件でも、必ずその物件に合う買䞻がいる。逆に蚀えば、どんな物件でも「誰にでも売れる」わけじゃない。合う人に合う圢で届けるのが、営業マンの仕事だず思っおいる。

    䞍動産売買の「衚に出ない話」を曞いおいたす。フォロヌしおもらえるず次の蚘事も届きたす。

     
     
    䞍動産元店長宅地建物取匕士FP2箚 䜏宅売買・リフォヌム・ロヌンに぀いお、プロ目線での本音を蚘事にしおいきたす🐧 📌note公匏マガゞン「noteマネヌ」掲茉

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