生活のドラクエ化|ゲーム時間で揉めていた我が家を変えた「ゲーム延長券」という仕組み
とにかくゲームが好きな息子
「ゲームさせないなら
風呂入らないぞ〜
歯磨きしないぞ〜
トイレ行かないぞ〜」
いや、
トイレは行ってくれ…
笑ってしまうようなやり取りですが
これ、ほぼ毎日です。
ゲームをやりたい息子
伸ばしたくない父
その押し引きを
ずっと続けていました。
でも、ある時ふと思いました。
この交渉、
そもそも構造が間違っているんじゃないか?
ドラクエは何時間でもできるのに
息子はドラクエが大好きです。
何時間でも集中します。
でも
・宿題
・お手伝い
になると急に動きが止まる。
その様子を見ていて
あることに気づきました。
ゲームには
「やりたくなる構造」があります。
敵がいて
倒すと報酬があり
その報酬で成長できる。
もしこの構造を
現実の生活に持ち込めたらどうなるだろう。
紙で作った「ゲーム延長券」
そこで作ったのが
紙に書いた ゲーム延長券 です。
例えば
ご飯を炊いたら
→ ゲーム15分延長
お風呂を洗って沸かしたら
→ 30分延長
というように
お手伝いごとに
メディア時間を延ばせるようにしました。
いわば
生活のドラクエ化
です。
思った以上に楽しんでいた
やってみると
子どもたちは思った以上に楽しんでいました。
「そのお手伝い、俺がやる」
「じゃあ次はこっち」
姉弟で話し合いながら
次々と動き始めます。
ここ拭いといたよ
ゴミ袋出しておこうか
気づいたことを
自分からやるようになりました。
用意していた延長券が
足りなくなるほどでした。
使わずに貯め始めた
さらに面白かったのは
延長券を
使わずに貯め始めたことです。
「休みの日にたくさんやりたいから」
平日は使わず
週末まで取っておく。
ゲームの時間を
自分で考えて調整するようになりました。
さらに新たな展開も…
姉弟で延長券とおやつを交換する動きも発生。
キットカット3枚で15分延長券と交換。
まるで家庭内通貨の誕生です。
10時、3時になると交換交渉も活発になり、小さな経済圏ができていました。
おやつの配給しかなかったときには物物交換しか生まれませんでした。
そこにお手伝いをしたら延長券が貰えると言う構造を持ち込むと、おやつとお手伝いに「市場」、と「価値」が生まれました。
感情ではなくルールになる
以前は
「ゲームもう少し!」
「だめ!」
そんな言い合いが多くありました。
でも今は
「これ使うね」
と延長券を出されると
不思議とイライラしません。
感情ではなく
ルールでやり取りができるからです。
繁忙期が終わったあと
妻は税理士事務所で働いていて
1月〜3月は繁忙期です。
その間は
家事や子どものことを
ほとんど私が担うことになります。
余裕がなくなり
家の空気も少しギスギスしていました。
次の繁忙期シーズンを乗り切るための
実験でもあったのが
このゲーム延長券でした。
そして今
この仕組みを試し始めたばかりなので、
正直まだ「うまくいった」と言い切れる段階ではありません。
今は延長券をどう使うかを
子どもたちが毎日真剣に考えています。
平日に使うか
週末まで貯めるか
そのやり取りを横で見ながら、
この実験がどう転ぶのかを観察しているところです。
もしこのまま
お手伝いの習慣まで残るようなら、
これは我が家にとって
かなり大きな変化になるかもしれません。
逆に、
何を頼んでも延長券を要求するような
延長券に依存してしまう可能性もあるので、
その点も含めてしばらく様子を見るつもりです。
家族をチームにする構造
今回感じたのは
子どもを変えようとするより
構造を変えた方がうまくいくことがある
ということでした。
一人で抱える家事を
家族で乗り切るチームに変える。
ルールを厳しくするより
ゲームの仕組みを取り入れてみる。
そんなやり方も
一つの選択肢かもしれません。
