
穴子 一生分のアナゴ寿司
7月5日は穴子の日だそうです。
私は穴子が、まあまあ好きです。好きでした。
大好物とまでは言わないけれど、お寿司の中にあれば嬉しいし、やわらかい甘だれの味も好き。
でも、姑は穴子やウナギが苦手で、お寿司を食べるときにいつも少しだけ顔をしかめます。
私は姑の好物だったホタテと穴子を交換しました。
姑の気分をやわらげたくて「私は穴子、好きですよ。でもホタテが苦手なの。」と言って交換しました。
するとそれ以来、姑は「あなたは穴子が好物でしょ」と、私の分だけ穴子のお寿司を用意してくれるようになったのです。
その気遣いはありがたい。ありがたいのだけど、少し困る。
穴子が嫌いなわけではないんです。でも、他のネタだって食べたいんですもん。でしょ?
穴子は、もう一生分食べたと思う。
だから私は今、自分の好きなネタを選びます。
お寿司のお皿の上に、ようやく自分の好きが戻ってきた気がします。