
24H洋服店〈ツッコミが怖い〉
ー 5 ー
今日は非番。彼氏は欲しいけど、今は、夢をかなえるために時間は自分の為だけに使う。
そう決めたのは、今年の誕生日。友達は、結婚を夢見るけれど、私の夢は、自分のデザインした洋服を日本中で販売する事。だから今日もデザイン画を描く。
あ~~あ。今日は天気がいい。まずは、掃除からはじめるか。
掃除をしながら、洗濯をする。そして、遅めの朝食をとる。そんなかんじで、美香子の休日は、はじまるのだ。
その時、携帯がなった。
「ああ。美香子ちゃん?」
「店長」
「今晩、店によれる?」
「どうしたんですか?」
「みんなで焼き肉にいくことになったから、どお?」
「やった~~。いきます。」
「じゃあ。まってるね。」
「は~~い。」
よっし。製作途中の洋服を仕上げてオーナーに見てもらおう。
美香子は、朝食をとったあと製作に取り掛かったのだ。
お昼を食べるのも忘れ集中したので、美香子の休日はあっという間に終わった。製作途中の洋服が出来上がったので、それを袋に押し込んで、急いでお店に向かった。
「店長~~。きましたよ。」
「おう。立川君がまだだから、ちょっと待ってて。」
「ああ。かわいそう。立川君焼き肉食べられないんですね。」
「そうだな。おっと、お客様だ。美香子ちゃんお願い。」
「は~~い。いらっしゃいませ。」
おじさん二人が入ってきた。????
「あら。かわいい。」
「ねね。こんなのもあるわよ。」
「ほんとだ~。」
「どのようなものをお探しですか?」
「みているだけよ。」
「は、はい。」
こわい。初めてだな、このパターン。
「ねね。これみせてくれる?」
「はい。こちらに鏡もございますよ。」
「あら。素敵!!ねね。これどお?」
「ああ。いいんじゃない?」
「お似合いですよ。」
「まあ。口がうまいんだから。誰にでも言っているんでしょ。だまされないんだから。」
そんな。
「ほら、ほら。かわいい子をいじめないの。」
「ふん。」
そこへ店長がやってきた。
「いらっしゃいませ。」
「あら~~。またきちゃった。今日もいい男ね。」
「そちら、今日入ってきたんですよ。」
「そうね。じゃあこれいただこうかしら。」
「ありがとうございます。」
ふう。助かった。店長こわかったよ~~。この方々は常連さん?この時間まで入ったことが無いから知らなかったとはいえ初めての体験。つっこみが怖い。そんな体験をした美香子であった。