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インデックス投資で資産は想像以上に増えていた|#19(第1章)

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    積立投資を始めてから5年ほどが経ったころ、私はふと、自分の資産の推移をあらためて確認することがありました。

    ちょうど2018年ごろのことだったと思います。

    きっかけは特別なものではありません。
    いつものようにマネーフォワードのアプリを開き、資産のグラフを眺めていたときのことでした。

    そのグラフは、思っていた以上にきれいな右肩上がりを描いていました。

    積立投資を始めたのは2013年ごろ。
    世界経済インデックスファンドへの投資と、毎月15万円の積立を続けてきました。さらに旧NISAの制度も活用しながら、淡々と投資を続けていました。

    もちろん、途中で多少の値動きはありました。
    株式市場ですから、上がるときもあれば、少し下がるときもあります。それでも長い目で見れば、資産は少しずつ、しかし確実に増えていました。

    今、あらためて投資信託の資産推移を振り返ると、ざっとこのような推移をしておりました。

    2013年 3,000万円(※初期一括投資)
    2014年 3,400万円
    2015年 4,000万円
    2016年 4,500万円
    2017年 5,000万円

    2018年ごろには6,000万円に近づいていました。

    もちろん、これは日々の値動きの中で上下はしていましたが、長い目で見ると、資産はずっと右肩上がりで増えていった。
    そんな感覚がありました。

    とはいえ、繰り返しになりますが、そのために特別な努力をしていたわけではありません。

    生活を切り詰めたり、極端な節約をしたりしていたわけでもありませんでした。

    毎月15万円を積み立ててはいましたが、当時の生活の中でそれほど大きな負担を感じたことはありませんでした。当時の給料も下がることもなく、年に2回のボーナスもありました。生活費とのバランスを考えても、特別に無理をしているという感覚はありませんでした。

    むしろ、投資を始める前と比べても、生活が大きく変わったという感覚はありませんでした。

    それでも資産は着実に増えていく。

    このとき私は、「仕組み」というものの強さを改めて感じていました。

    給料が入る。
    自動で投資される。
    資産が少しずつ増えていく。

    この流れが完全に習慣化されていたため、特別な意識をしなくても、資産形成は自然と進んでいきました。

    気がつけば、資産の増え方も少しずつ大きくなっていました。

    最初のころは、毎月の積立額が資産増加のほとんどを占めていました。しかし、ある程度の資産額になると、今度は運用益そのものが資産を押し上げるようになってきます。

    いわゆる複利の効果です。

    資産が資産を生む状態になり始めていたのです。

    マネーフォワードのグラフを見ながら、私はふとこう思いました。

    思っていたより、順調かもしれない。

    もちろん、この先もずっと順調とは限りません。
    投資の世界では、何が起きるか分からないということも、頭では理解していました。

    それでも、この数年間で積み上がってきた資産を見ると、自分が続けてきた方法は、少なくとも間違ってはいなかったのだと思えました。

    焦らず、着実に積み上げる。

    最初に給料管理を仕組み化したときから続けてきたこの考え方が、少しずつ形になり始めていたのです。

    ただ、その一方で、ある疑問も生まれ始めていました。

    資産は順調に増えている。
    しかし、このペースで本当にいいのだろうか。

    積立投資は、確かに合理的な方法です。
    世界に分散投資をして、長い時間をかけて資産を育てていく。
    その考え方には、今でも納得しています。

    ただ、ふと考えることがありました。

    この積立は、いつまで続けるのだろうか。
    10年なのか、20年なのか、それとももっと先なのか。

    資産は増えているとはいえ、実際の生活は何も変わっていません。
    積立していた投資信託は基本的に分配金もなく、毎月何か収入が入ってくるわけでもありません。

    資産は増えているはずなのに、日常生活ではその実感はほとんどない。

    本当にこのまま、ずっと積み立てを続けていけばいいのだろうか。

    そんなことを、少しずつ考えるようになっていました。

    もちろん、このときはまだ答えがあったわけではありません。
    ただ、順調に資産が増えていたからこそ、次のことを考える余裕が生まれていたのだと思います。

    今振り返ると、この頃から私は、次のステップを探し始めていたのかもしれません。


    次回(第20話)は、会社の持株会制度を活用していたときの話を書きます。奨励金25%という制度を使い、実質的に収入を増やしていた少し特殊なエピソードです。

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    ■運営者(ユウナ)について
    このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。以下の別アカウントでは、『水曜どうでしょう』を通して、人や人生の面白さについて考える文章を書いています。

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