
働かなくても生活できると人はどう変わるのか|#75(第4章)
FIRE生活が始まる前には、「働かなくてよくなる生活」に対して、ある程度イメージを持っていました。
時間に縛られない。
好きなことができる。
毎日が自由になる。
そんな生活になるのだろうと思っていました。
ただ、実際にその状態になってみると、最初に感じたのは少し意外なものでした。
初日は、特別な感覚がほとんどありませんでした。
もともとテレワーク中心の生活だったこともあり、日常のリズムが大きく変わるわけではありません。
子どももいるので、朝起きて、送り出して、という流れもそのままです。
「何かが大きく変わった」というよりも、「少し条件が変わった」くらいの感覚でした。
ただ、時間が経つにつれて、徐々に変化していったこともあります。
その一つが、曜日感覚です。
平日と休日の違いが、少しずつ曖昧になっていきました。
あと、もう一つ分かりやすい変化としては、夜の過ごし方です。
極端な話、何時まで起きていても問題ない。
その結果、寝る時間は自然と遅くなっていきました。
こうした変化は小さいようでいて、生活全体のリズムにはじわじわと影響してきます。
もう一つ大きかったのは、時間の使い方です。
自由な時間があるということは、裏を返すと「何をするかを自分で決めなければいけない」ということでもあります。
ここは最初に意識しました。
だらだらしてしまうのは避けたいと思い、FIRE生活の初日から、このnoteを書き始めました。
どうせやるなら中途半端にはしたくない。
そう思って、大まかなストーリーを設計し、全部でどのくらいの話数になるのかも事前に決めました。
さらに、PVやフォロワーの推移も把握できるように、エクセルで実績管理表も作りました。
会社員時代にやっていたことと、あまり変わっていないかもしれません。
ただ、ここで一つ気づいたことがあります。
「評価される仕組みがないと、少しやりづらい」ということです。
会社員時代は、成果に対して何かしらの評価がありました。
FIRE後は、それがありません。
だからこそ、noteについてはPVという分かりやすい指標を、自分の中の評価基準として置くことにしました。
一方で、家事については少し考え方が違います。
もともとテレワークのときから、ある程度はやっていましたが、FIRE後はより自分ごととして捉えるようになりました。
お皿を洗うこと、洗濯をすること、子どもを送り出す準備をすること。
これらを午前中のタスクとして組み込んでいます。
家事については、誰かに評価されるものではありません。
ただ、自分の生活を整えるためのものだと考えると、不思議と違和感はありませんでした。
「やってあげている」という感覚も持っていないので、自然と受け入れられています。
こうして午前中の時間はある程度固定化されていきました。
午後になると、また別の役割が出てきます。
子どもの宿題を見る時間です。
学校の宿題に加えて、塾の課題もあるので、思っていた以上にボリュームがあります。
できるだけ自分でやってほしいとは思いつつも、実際にはサポートが必要な場面も多く、今では午後の重要なタスクの一つになりつつあります。
こうして振り返ってみると、「何もやることがない」という状態にはなりませんでした。
むしろ、時間の使い方は自然と埋まっていきます。
その中で、意外とよかったと感じていることもあります。
それは、「すべてに対して余裕を持って向き合える」ということです。
時間にも余裕がある。
お金にも余裕がある。
この状態は、言葉で説明するのが難しいのですが、実際に体験してみると、その良さを強く感じます。
焦る必要がない。
急ぐ必要もない。
この感覚は、これまでにはなかったものです。
また、生活以外の部分でも変化がありました。
昔の友人に連絡を取るようになりました。
これまでもFacebookなどでつながってはいましたが、きっかけがないと会うことはありません。
FIREをきっかけに、自分から連絡を取り、実際に会って飲みに行く機会が増えました。
さらに、noteを書くことが日常に入ったことで、他の人の記事を読む機会も増えました。
もともとビジネス書を読んだり、資産形成に関するYouTubeを見ることはありましたが、そこに「読み物としてのnote」が加わったことで、インプットの幅も広がりました。
こうした変化を振り返ってみると、一つの結論にたどり着きます。
FIREはゴールではなく、スタートだったということです。
時間が自由になると、「何をするか」がより重要になります。
自由になれば、もっと楽になると思っていました。
ただ実際は、自由になったからといって、何かが勝手に満たされるわけではありませんでした。
むしろ、「どう時間を使うか」を自分で考え続ける必要があります。
自由は、与えられるものではなく、使い方を決めて初めて意味を持つものだと感じています。
そして、時間に余裕ができたことで、自然と次のことも考えるようになりました。
退職金を元に、追加の資産形成についても動き始めています。
具体的には、久々に証券会社の担当者に相談して、オンラインでは購入できないような債券のヒアリングをさせていただきました。
また、IFAと将来に向けてパートナーとして伴走してもらえるのかを確認するための打ち合わせも行いました。
さらには、不動産会社にも追加の投資物件を紹介してもらい、現在は融資が通るかどうかの打診をしているところです。
こうして振り返ってみると、働かなくなったことで「何もしなくなる」のではなく、
むしろ、自分で選んで動く機会が増えているように感じています。
このあたりの話については、また機会があれば詳しく書いていきたいと思います。
次回(第76話)は、
平日が自由になると人生はここまで変わる、というテーマで、もう少し具体的な生活の変化についてお話しします。
この連載は100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。
📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらに近いと感じますか?
A:自由な時間が増えたら、自分なりにうまく使えると思う
B:時間が増えたときに、どう使うか少し不安がある
どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。