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借入を活用して投資するという発想に至った理由|#60(第3章)

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    第59話で、有価証券担保ローンを実行し、運用額は約2億円、年間配当金1,000万円という仕組みが完成しました。

    ここまでの流れを見ると、「なぜ借入をしてまで投資をするのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。

    一般的には、「借入=リスク」というイメージが強いと思います。

    実際、私自身も最初からこの考え方を持っていたわけではありません。

    むしろ、最初に投資を始めた頃は、「借入をして投資をする」という発想自体がありませんでした。

    自分の資金の範囲で投資を行い、その中で資産を増やしていく。

    それが当たり前だと思っていました。

    この考え方が変わったきっかけは、不動産投資でした。

    不動産投資では、銀行からの融資を活用することで、自分の資金だけでは購入できない規模の物件を持つことができます。

    つまり、「自分の資金だけではなく、外部の資金(他人資本)を活用して」資産を拡大していくという考え方です。

    最初は抵抗もありましたが、実際に取り組んでみると、この仕組みには合理性があることが分かりました。

    家賃収入というキャッシュフローがあり、その中から返済を行いながら資産を積み上げていく。

    この構造が成立している限り、借入は単なるリスクではなく、「資産形成を加速させるための手段」になります。

    そしてこの考え方は、今回の有価証券担保ローンにも共通していると感じました。

    借入という言葉にはネガティブな印象がありますが、実際には不動産投資でいう「融資」と同じように、外部の資金を活用する手段の一つです。

    ここで一つ、大きな気づきがありました。

    それは、「自分の貯金を使わずに投資ができる」という発想に気づけるかどうかで、資産形成のスピードには大きな差がつくということです。

    自分の資金だけで投資をしている限り、どうしても積み上げのスピードには限界があります。

    一方で、外部の資金を活用することで、そのスピードは一気に変わります。

    この発想は、会社員として働いているだけでは、なかなか気づきにくいものだと思います。

    毎月の給与の中で貯金をして、その範囲で投資をする。

    それが一般的な感覚だからです。

    一方で、経営者の世界では、この考え方はむしろ当たり前のものです。

    自分の資金だけで事業を拡大していくのではなく、外部の資金を活用しながら成長させていく。

    その前提で動いています。

    投資も同じで、「自分の資金だけでやるもの」と考えるか、「外部の資金も含めて設計するもの」と考えるかで、結果は大きく変わってきます。

    債券の場合、定期的に利息が支払われるという特徴があります。

    つまり、不動産の家賃収入と同じように、キャッシュフローを生み出す資産です。

    その債券を担保に資金を借り入れ、さらに債券を購入する。

    この構造を作ることで、より大きなキャッシュフローを生み出すことができるようになります。

    もちろん、借入である以上、リスクがゼロになることはありません。

    重要なのは、「どのような条件で借りるのか」です。

    今回の場合、債券の利回りはおおよそ5%前後。

    一方で、有価証券担保ローンの金利はそれよりも低い水準でした。

    つまり、「受け取る利回り」と「支払う金利」の間に差が生まれる構造になっています。

    この差がある限り、仕組みとしては成立します。

    また、担保としている債券自体も、比較的価格変動が安定しているものを選んでいました。

    そのため、急激な評価の変動によって大きなリスクが発生する可能性も低いと判断していました。

    こうした前提を整理したうえで、「この借入は合理的である」と判断することができました。

    ここで重要なのは、「借入すること」そのものではなく、「仕組みとして成立しているかどうか」です。

    なんとなく借りるのではなく、条件を整理し、リスクとリターンのバランスを理解したうえで判断する。

    このプロセスがあるかどうかで、同じ借入でも意味がまったく変わってきます。

    実際、不動産投資でも同じことを感じていました。

    借入を使っているから危険なのではなく、「どう使っているか」が重要であるということです。

    そしてもう一つ大きかったのは、「再現性」です。

    この仕組みは、特別な才能や運に依存するものではありません。

    一定の条件が揃えば、同じように組むことができる。

    そういう意味で、「再現性のある投資」だと感じました。

    ここまで整理したときに、「借入を活用して投資する」という行為に対する見方が完全に変わりました。

    それはリスクではなく、「設計された仕組みの一部」であるという認識です。

    もちろん、すべての人にとって最適な方法とは限りません。

    ただ、自分にとっては、不動産投資の経験と組み合わせることで、非常に納得感のある形で成立していました。

    そしてこの考え方があったからこそ、第59話で実行したような仕組みを迷いなく動かすことができたのだと思います。


    次回(第61話)は、実際に配当金が入った日、どのような変化を感じたのかについて書いていきます。

    この連載は80~100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。 


    📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらの印象に近いですか?

    A:融資を活用して投資を拡大する考え方は合理的だと感じる
    B:仕組みとしては理解できるが、少し慎重に考えたい

    どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
    今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。


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