#6 就活 総合商社の面接戦略と明暗
このnoteは、ちょっと変わった人生を歩んでいる30代商社マンの、等身大の記録です。
ビジネススキルが身につくとか、年収が上がるとか、そういうことは書きません(書けません)。
「へえ、そんな経験したんだ」「わかる、自分もそうだった」「続き読みたいな」と思ってもらえるような話を、週1本ぐらいのペースで書いていけたらいいなと思っています。
こんな方に読んでもらえたら嬉しいです。
・海外生活や総合商社のリアルに興味がある
・自分とは違う、ちょっと変わった人の人生をのぞき見してみたい
・結婚・離婚・駐在など、人生の転機を経験した・これから迎える
就活を始めたのは、大学3年の2月でした。
周りがサマーインターンだ業界研究だと動き始めていた夏の間、僕はコーヒー豆の輸入ビジネスをやっていました。始めたことはしっかりけじめをつけたい性格なので粘っていたのですが、稼ぐと言う意味では箸にも棒にもかからないことを痛感して就活を始めたことを覚えています。
とっかかりは、スタバのバイト時代の先輩でした。総合商社に勤めているその先輩に「就活始めるのですが何から始めたらいいですか」と話を聞きに行ったら、「まずSPIをやれ」と言われました。
翌日から、家の近くの上島珈琲店に毎日通いました。1日3時間、3月の1ヶ月間ひたすらSPIをやり続けました。それが就活のスタートです。
6社受けて、書類は全部通った
6月の面接解禁前に金融やコンサル、それから中堅どころを何社か受け、面接ってこう言う感じなのかと感触を確認していました。そして、6月1日から本格的な面接が始まりました。
7大総合商社をA〜Gとすると、三井物産(ここではB社とします)だけ受けませんでした。理由は単純で、B社はSPIではなく別の試験形式だったため、準備が間に合わなかったからです。今になって「いい会社だな」と思うことがあるので、受けておけばよかったという後悔は正直あります。
残りのA・C・D・E・F・Gの6社、すべてエントリーして、書類は全社通過しました。
面接で分かれた明暗
問題はここからです。
6社のうちA・C ・Dの3社は最終面接まで進み、そのうちの1社に今勤めていますが、E・F・Gの3社は一次面接で”お祈り”されました。この3社ずつは会社の規模も財閥・非財閥の別もバラバラな組み合わせなのにもかかわらず、結果はくっきり二つに割れました。
なぜ分かれたのか
就活が終わってから、何度か理由を考えています。
自己PRに使っていたのは主にコーヒー豆の輸入ビジネスの経験です。これが、面接官によってはっきり反応が分かれました。「面白いね」と前のめりになる人と、それほど乗ってこない人。同じ話を同じように話しているのに、です。
僕はMARCH出身で、早慶・旧帝大とは偏差値を見ると全く違うレベルの人間です。実際、入社した年に自分の大学から今の会社に入ったのは、僕一人だけでした。
就活を始めたとき、学歴については最初から割り切っていました。仮に全く同じスペックの人間がAとBの2人いて、片方が東大、片方がMARCHだとしたら、企業は東大を取ると思っています。MARCHはマイナスではないけれど、プラスでもない。つまりゼロです。早慶・旧帝大にはアドバンテージがある。でも自分にはそれがない。
だからこそ、当たり前のことを当たり前に言っても通らないと最初から思っていました。
「エリート枠」ではなく「尖り枠」で戦う
そこで意識したのは、打率よりも一発の破壊力でした。
SPIを通過できている以上、一定の基準は満たしている。その上で、同じ土俵で優秀さを競っても勝ち目はない。それなら、どこか一点だけ突き抜けているような印象を残せた方がいいと思っていました。
コーヒー豆の輸入ビジネスは、ビジネスとしては結果としては大失敗でした。でも「なぜやろうと思ったのか」「うまくいかなかったときにどうしたのか」「そこから何を学んだのか」を、自分の言葉で話せるエピソードでした。
エリート枠でも優秀枠でもなく、「こいつ、なんか面白いな」と思ってもらえること。一緒に働いてみたいと思ってもらえること。それだけを軸に、面接での言葉選びやエントリーシートを作っていました。
最終まで進んだ会社は、そういう人間をどこか面白がってくれる雰囲気がありました。一次で落ちた会社は、もう少し「型」を求めている感じがしました。もちろん僕の主観に過ぎませんし、単純に実力不足だった可能性も十分あります。
ただ、くっきり分かれた結果を見ると、会社にも「色」があるんだなと、今でも思います。そして実はその印象は、実際そのうちの1社に勤めている今もあまり変わらなかったりします。
次の記事は、マッチングアプリで出会ってCAと結婚するまでの話です。何人かとやりとりして、どんな出会い方をしたのか。アプリ婚がそれほど珍しくなくなった今ですか、経緯や気付きについて書いてみたいと思います。よければフォローしておいてください。
