見出し画像

今日が一番若い。だからやはり私は旅に出よう

約2か月の旅を終えた。

帰国して約2週間、やっと体調が戻ってきた感覚…
今回はかなり時間を要している。(若い頃は1~2日で体調が戻ってきてたのに…)

それなのに私は、もう次の旅のことを考えている。

モロッコ
トルコ
ネパール
ラオス

そして、やっぱり南米。

地図を眺めながら、次はどこへ行こうかと考えている。
我ながら懲りないなと思う。

今回訪れたウズベキスタンは、私にとって19カ国目だった。
新しい国を訪れるのは、実は6年ぶり、久しぶりだった。

若い頃の私は、知らない国へ行くことが大好きだった。

文字が読めない。
言葉がわからない。
地図を見ても何が書いてあるのかわからない。

そんな状況が面白くて仕方なかった。
空港に降り立った瞬間から冒険だった。

でも今は違う。
50代になった私は、昔ほど無邪気ではなくなったのか…

行き先は読める方がいい。
現地の人と会話したい。

理解出来る言語で
困った時には助けを求めたい。

何より、「わからない」が少し怖くなった。

若い頃は未知にワクワクしていたのに、今は未知に慎重になる。

それは衰えなのだろうか。
いや、きっと違う。

経験を重ねたからこそ、危険なことも、失敗することも、
体力が落ちることも知ってしまった。

だから怖くなる。
でも不思議なことに、怖いのに旅はやめられない。笑


今回のウズベキスタンもそうだった。
ウズベク語もロシア語もわからない。

出発前には、「危なくないの?」と何度も聞かれた。

イランに近いから。
「〜スタン」という名前だから。なんとなく危険そうだから。

もちろん私も事前に調べる。
外務省の安全情報も確認する。

旅は自己責任だと思っている。
だから出来るであろう下準備はする。

でも、最後は行ってみないとわからない。

そして実際に訪れてみると、
想像していたものと現実は違っていた。

旅をしていると、そんなことばかりだ。

ニュースで見る世界。
SNSで語られる世界。
人から聞いた世界。

それらは確かに参考にはなる。

でも本当の空気感は、
その場所に立たなければわからない。

私はアーユルヴェーダを学び続けている。

アーユルヴェーダでは、人も自然の一部だと考える。

だから旅先でも私は、
観光地だけを見たいわけではなく

人々が何を食べているのか。
どんな気候の中で暮らしているのか。
市場には何が並んでいるのか。

どんな匂いがして、
どんな風が吹いているのか。

そんなことばかり見ている気がする。

土地が違えば、人の暮らしも違う。
でも、人が求めているものは案外同じ。

安心したい。
笑いたい。
大切な人と過ごしたい。
健康でいたい。

そんな当たり前の願いは、
国が違っても変わらない。

旅をしていると世界の違いが見える。
でも同時に、私たちの共通点も見えてくる。

そしてもうひとつ。
旅をすると、自分自身も見えてくる。

どんな時に不安になるのか。
何に心が動くのか。
どんな場所でほっとするのか。

普段の生活の中では聞こえない声が、
旅先ではよく聞こえるような気がする。


アーユルヴェーダでは、
本来の自分に戻ることを大切にする。

それは特別なことではなく、
もともと持っていた感覚を思い出すことだ。

旅も少し似ている気がする。

知らない土地を歩きながら、
もしかしたら私は

気づいてなかったワタシを
見つけているのかもしれない。

それがおもしろい!

だからきっと、
これからも旅を続けたいのだろう。

50代になった今、若い頃より体力は減った。
無理もできなくなった。だからこそ思う。

今日が一番若い。

いつか行こう。
そのうち行こう。

そう思っているうちに、
人生はあっという間に過ぎてしまうだろう。

だから私は旅に出る。

世界を見るために。
そして、自分自身をさらに知るために。

#創作大賞2026 #エッセイ部門


いいなと思ったら応援しよう!

ぴーちゃん よろしければ応援お願いします! いただいたチップは旅の活動費に使わせていただき記事にて報告します。ありがとうございます。