便利屋おばちゃん
こんにちは
私は田舎のドラッグストアに勤めるアラカンの医薬品登録販売者です。
私の尊敬する方に
池田きぬさんという方がおられます。
有名な方なのでご存知の方も多いと思いますが
90歳を過ぎても現役の看護師さんとして働いていたという、とてもご立派な方です。
その方の本に
こんな感じのお話があったので
今日はなんとなくその話を思い出してしまいました。
そのお話は
私たちのように歳を重ねた者は
みんなが休みたいなと思う時に
スポッとその時間帯に入れるような
そんな存在であることが望ましい…というようなこと
要するに子育て世代は何かと土日はお子さんの行事がある
一方、歳かさのものは、子育ても終わっているし
何かと時間的に余裕があるだろう
そんなときに
じゃあ私が代わります!交代します!
と言って
快く仕事の時間や曜日を変えてあげられること
自分たちの価値はそんなところにある
というようなことをお書きになられていて
あぁ、なるほどなぁと思ったものです。
私は看護師さんのような夜勤もないようなお仕事ですが
そのかわりと言ってはなんですが
他店の応援というものがあります…
他店の応援とは
慢性的に人手不足のドラッグストアではよくあることで
近隣のお店で急な欠員が出た場合
その日にある程度人が確保できているお店から
応援
という形で派遣されること
その応援に
急遽、今日打診されました。
今週末です、いけますか?
とのこと。
今月はない!という話だったのですが
結局、応援の要請があり
悩んだところで
どうすることもできませんし
池田きぬさんを尊敬している私としては
快く
はい、わかりました
と、言うしかありません。
だって
もし私が嫌だと言ったら
店長は次から次にパートさんに話を持っていくことでしょう。
そもそもパートさんというものは
家が近くだからという理由でお仕事に来ている方も多く
中には車の運転もできない方もおられるので
もう、その時点で詰みに詰んでいるのです。
もう、池田さんのスピリッツ云々ではなく
否が応でも断れない状態になっているのです…
それでも
アラカンだよ
こうしてお仕事ができるだけでも幸せなんじゃない?
と、心の中で良い方に良い方に考えることにして
この場は収まったのですが…
ふと
来月のシフトを見て
あれ?そんな話聞いてないぞ!
と思うことが…
私は朝の8時から出勤なのですが
その日は何故か7時半になっている…
何故に?
なんのことわりもなく?
ひとこと、この日はどうしても朝早く来てほしくて…という言葉もなく
朝7時半出勤!
になっているのです。
多分、私が思うに前日棚卸しがあり
店内が乱れているだろうから、その整理か
もしくはロスの出たところを調べるための早出なんだろうとは思うのですが
それでも
ひとことあってもよくないですか?
と、私は思ってしまいます…
パートのおばちゃんは
便利屋のおばちゃんではないのです。
私とて
心もあるし
気力、体力もあるのです。
まぁ、あの人に頼めばなんとかなるわ
みたいに思われたくはないのです。
ある時は若手が若手が…と言うわりに
頼るのはおばちゃんなのは解せないのです。
とは思うけど
年金生活まで
まだまだな私は
はい、7時半ですね?わかりました〜
と言って
文句も言わずに出勤するだろう
そんな自分が情けなくもなりますが
いつも心の中に池田さんのあのお話がある私は
結局
頑張ってしまうのでした。
