
【脳の構造と言語能力】読書で脳の構造が変化するぞ
読書と脳のひみつ
本を読むのが好きな人と、ちょっと苦手な人がいるけれど、その違いはどこにあるんだろう? たくさん本を読むことも大切だけど、実は脳の仕組みも関係していることがわかってきたんだ。特に「側頭葉前部」と「ヘシュル回」という部分が、読書の得意・不得意に深く関わっているんだって。
言葉の意味を整理する「側頭葉前部」
左側の側頭葉前部は、言葉の意味をつなげて整理する役割があるよ。たとえば「りんご」と聞くと、赤くて丸い果物を思い浮かべたり、「シャキッとした食感かな?」と想像したりするよね。この部分が発達していると、文章の意味をすばやく理解しやすいんだ。
研究によると、読書が得意な人の脳を調べると、この側頭葉前部がしっかり発達していることが多いそうだよ。逆に、あまり発達していないと、言葉の意味を理解するのにちょっと時間がかかることもあるんだ。
「ヘシュル回」と言葉の音のひみつ
ヘシュル回は、耳で聞いた音を理解する部分。でも、「読書と耳で聞く音って関係あるの?」と思うかもしれないね。実は、文字を読むとき、脳の中ではそれを「音」に変換する作業が行われているんだよ。
この作業がスムーズにできると、本を読むのがスラスラできる。逆に、左側のヘシュル回があまり発達していないと、読字障害(ディスレクシア)になりやすいことがわかっているんだ。文字を読んでも音に変換しにくくなってしまうことがあるからなんだって。
脳の厚みとスピードの関係
「脳が分厚いほうが頭がいい」ってわけではないんだ。たとえば、ヘシュル回のような部分では、「ミエリン」という物質が多いと、脳の皮質が薄くなることがあるんだ。でも、このミエリンは、脳の中で情報をすばやく伝える働きをしている。つまり、脳が薄くても情報処理は速くなるってこと。
一方で、言葉の意味をしっかり整理する部分(側頭葉前部など)は、脳の皮質が厚いほうがよいこともある。読書の能力は単純に「脳が大きいかどうか」ではなく、それぞれの部分がどんな役割を持っているかによって変わるんだ。
読書で脳は鍛えられる?
「生まれつき脳のつくりがこうだから、本を読むのが得意・不得意と決まる」わけではないよ。脳は経験によって変わるんだ。たとえば、外国語を勉強すると、言葉を理解する脳の部分が発達するんだって。読書も同じで、たくさん本を読めば読むほど、読書の能力が鍛えられる。
実際に、子どものころから本をよく読む人の脳を調べると、言葉を処理する部分が発達していることがわかっているんだ。大人になってからでも、読書を続けることで脳の働きがよくなることがあるんだよ。
頭につけるだけで側頭葉前部を刺激して、文章を読むスピードがアップする……なんて技術が生まれるかも。でも、読むスピードが速くなりすぎると、小説のドキドキ感を楽しむ間もなく最後のページに到達しちゃうかも? ページを開いた瞬間に「犯人は○○だった!」なんてわかったら、なんだかつまらないかもしれないね。
