『昨日の犬村さん』2026改定版Vol.46(エピローグ)
(犬村さんの話㉚)
最初の3年間は、ねこま坊っちゃまと年賀状のやり取りをしておりました。
けれど、その後それも途絶えてしまったのです。
今ごろ坊っちゃまは、どんな男前になっていらっしゃるのでしょうか(笑)
あっ、そうそう。
あれからどう言うわけか、ウサギと猫林先生がお付き合いを始めたんですよ。たまに一緒に飲みに行きますけれど、そりゃもうアツアツで。
猫林先生はすっかりウサギの尻に敷かれております。ウサギが古民家カフェを開く日も、案外近いのではないでしょうか。
えっ、犬村ですか?
もちろん元気でおりますとも。
相変わらず家政婦のお仕事を続けながら、毎日あちらこちらのお宅を飛び回っております。
以前は派遣先が変わるたびにバンダナも替えておりましたが、今は違います。
ねこま坊っちゃまからいただいた、このマリン柄のバンダナひと筋。坊っちゃまとの思い出がたくさん詰まっておりますから、大切に使っているんですの。
不思議なもので、これを頭に巻くと気持ちがシャキンーとするんですよ。
坊っちゃまも、きっとどこかで元気に、楽しい毎日を送っていらっしゃるはずです。
犬村もまだまだ負けてはいられません。
これからも家政婦道に精進して参りますわ。
長い間お読みいただき、本当にありがとうございました。感想などございましたら、ぜひぜひお聞かせくださいませ。
7年前に書き始めたインスタ小説『昨日の犬村さん』ですが、今年になってnoteへお引っ越ししたおかげで、こうして再び皆さまにお会いすることができました。
犬村、感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん作者も、とっても喜んでおりますのよ。
そして次回からは、いよいよ第2部。
猫川ねこまが主役のスピンオフ物語が始まります。作者も張り切っておりますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
それでは皆さま、またお会いいたしましょう。
犬村でした。
【第1部・完】

起きたらお素麺を大量に茹でなくちゃ