メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

なぜ「審矎県」が磚かれないのか矎術愛奜家も意倖ず気づかない「3぀の眠」ず、すぐに詊せる3぀の克服法

    野柀淳䞀

    第章🖌矎術通の垰り道、なぜか「ため息」を぀いおしたうあなたぞ

    [画像むメヌゞ静寂な矎術通の廊䞋で、䞀人の人物が巚倧な抜象画の前に立ち、じっずキャンバスを芋぀めおいる埌ろ姿。窓から差し蟌む柔らかな午埌の光が、床に長い圱を萜ずし、鑑賞者ず䜜品だけの芪密な空間を挔出しおいる写真]

    楜しみにしおいた矎術通の展瀺宀に入る。

    静かな空間に䞊ぶ、教科曞で芋たこずのある巚匠の名画。

    その前に立っお、じっずキャンバスを芋぀める。

      そのずき、あなたの頭の䞭では、こんな「独り蚀」が小さく響いおいないですか。


    「うん、確かに綺麗だな。

      でも、それ以䞊の感想が䜕も出おこない。

    隣にいる人が神劙な顔をしお深く頷いおるけど、

    自分にはさっぱりだ、

    自分だけが眮いおけがりにされたような気分になるな」

    「あっ、たた絵を芳るより先に、暪の解説パネルを䞀生懞呜読んじたった。

    結局、誰かが曞いた『正しい説明』を読んで、

    玍埗したふりをしおるだけのような気がする」

    「本圓は自分の感性だけで、『この絵すごくいい』っお、自信を持っお蚀いたい。

    でも、もし的はずれなこずを蚀っお、詳しい人に笑われたら嫌だな。

    やっぱり、矎倧を出たような特別な才胜がないず、芞術の良し悪しなんでわからないのかな」

    「この抜象画、正盎、䜕をどう芳たらいいのやらさっぱりだ。

    わかったふりをするのもなんだかカッコ悪いし、

    こういう絵は、たたにしよう」

    どうです。

    䞀぀でも「あっ、私のこずだ」っお思うものがあったなら、このたた読み進んでくださいね。



    実はこれ党郚、画家になる前の僕の感想です。

    私は叀本屋をリストラされたあず、

    38歳ずいう、お䞖蟞にも早いずは蚀えない幎霢で、

    独孊で画家の道を歩み始めたんです。

    詳しいこずは、「自己玹介したす」を読んでね。

    コネもなければ、専門的な教育を受けた経隓もない。

    そこで、芞術系の倧孊のカリキュラムを調べお、

    䞀通りの知識は頭に入れたした。

    今じゃ殆ど忘れおたすけどね。

    しかも手先は噚甚だったから、技術は半幎もあれば身に぀いたんです。

    だけど、そのずき僕は、ものすごい壁にぶ぀かったんです。

    「僕が身に぀けたこの技術は、䞀䜓䜕のためなんだろう

    そもそも絵画の本質っお、䜕なんだ」

    そんな事を考え始めたら、次から次ぞず疑問が出おきお、

    完党に行き詰たっちゃったんです。

    「今曎」

    ですよね。

    そこからは開き盎り、毎日、過去の名画を分析し始めたんです。

    さらに、僕がものを芋るずきのクセず、

    実際に絵を描くずいう詊行錯誀が功を奏しお、

    ようやく僕は䞀぀の「確信」にたどり着いたんです。

    だからこそ、䞀歩先を歩く案内人ずしお、

    あなたにたず、単玔な事実を䌝えさせおほしいんです。

    あなたが自分の「審矎県」に自信を持おないずしたら、

    それはあなたのセンスが足りないからじゃない

    勉匷量が足りないからでもない

    これは断蚀できたす。

    「審矎県」なんおいうず、

    芞術䜜品の良し悪しを芋極められる

    特殊な胜力のように聞こえたすが、

    実はこれ、誰もが日垞生掻で䜿っおいる、

    バランスを求める「感芚」を、

    絵画鑑賞モヌドに切り替えただけのこずなんです。

    ただ、この「感芚」を䜿いこなすには、

    これからお話する぀の眠に陥らないこずが肝心です。




    今回の蚘事は、玄䞇文字になっおしたったので、

    次に蚘事党䜓のたずめず、目次を茉せおおきたすので、

    これらを利甚しお、どんどん飛ばし読みしちゃっお䞋さいね。


    蚘事党䜓のたずめ

    あなたの審矎県を邪魔する぀の眠ず、それに陥らないためのトレヌニング方法は、次のずおりです。

    ぀の眠
    •「脳のラベリング」の眠
    •「正しさず意味」の眠
    •「感情ず矎的感芚の混同」の眠

    察策
    •「脳のラベリング」の眠ず「正しさず意味」の眠に陥らないためには、「芖芚の初期化」トレヌニングをおすすめしたす

    •「感情ず矎的感芚の混同」の眠に陥らないためには、たず、「矎的感芚」を呌び芚たす必芁がありたす。
    そのためには、「必然的デフォルメの刀定」トレヌニングをおすすめしたす

    •自分の「矎的感芚」に自信が持おるようになるためには、「画像デヌタのむンプット」トレヌニングをおすすめしたす




    画像

    「芳おいる」ずいう、最倧の錯芚

    ぀の眠に぀いおお話しする前に、

    錯芚の話をさせおください。

    僕も以前はよくやっおたんですが

    矎術通で絵画を前にしおすぐに、

    䜜品解説の癜いパネルを読んでから、

    じっくりず絵を芳はじめるっおやったこずありたせんか。

    これをやるずほずんどの堎合、

    芖線は絵画に向いおいおも、

    自ら「芳察するこず」を完党にやめた状態になりたす。


    「えっ 私はちゃんず、絵の前に立っお、時間をかけお芳おいたよ」


    そう蚀いたくなりたすよね。

    その気持ちはよくわかる。

    でも、人間の脳っおや぀は、

    私たちが想像しおいる以䞊に「怠け者」で、

    それでいお「賢い」システムを持っおいるんです。


    僕たちは通垞、目の前にある芖芚情報のほんの䞀郚しか実際には認識しおいないんです。

    そもそも脳は、自分の「芋たいもの」しか芋たせんし、

    自分が知っおいるものは、あえお芳察しようずはしたせん。

    そしおなにより脳は、゚ネルギヌを節玄するために、

    網膜に映った察象を、無意識のうちに䞀瞬で、

    蚀葉のラベル名前などをペタッず貌り付けおしたうんです。

    これは日垞生掻でも、絵画鑑賞のずきでも倉わりたせん。

    たずえば、キャンバスに眮かれた緑色ず茶色の塊を芋た瞬間脳は、

    「これは『朚』だ」

    ずラベリングしたす。

    そしお、ラベリングが完了した瞬間に脳は、

    「よし、これは朚だから、これ以䞊詳しく芋る必芁はないね」

    ず、それ以䞊の芳察を拒吊しちゃうんです。

    矎術通で絵を芳おいた぀もりだった僕が、

    実際にやっおいたこずは、

    䜜者が詊行錯誀のうえ画面䞊に眮いた「生々しい線」や「奇跡的な色の響き合い」には目もくれずに、

    僕自身の脳が䜜り出した「朚」や「顔」や「空」ずいう、既知の蚀葉ラベルに䞀臎する察象を画面䞊で確認しおいただけだったんです。

    僕の絵画鑑賞はたず「解説パネル」に曞かれた文字情報を読み、

    有名な評論家の蚀葉を頌りにしお、

    画面䞊でそれを確認する。

    これの繰り返しで、

    なんずもお粗末なものでした。

    せっかく絵画を芋にきたのに、

    抂念情報を埗ただけで終わっおたんです。

    もったいなすぎたすよね。



    もしあなたも、僕ず同じような経隓があったら、

    これからお話しする「3぀の眠」の正䜓を理解するず、

    絵画を芳る目が倉わるはずです。

    キャンバス䞊で展開される「本圓の矎しさ」を、新鮮な県で捉えられるようになりたす。

    これがうたくいけば、他人の意芋なんおどうでもよくなるくらい、

    自分の感性に自信が持おるようになりたすよ。


    あなたがこれたで矎術通で感じおいた「もどかしさ」の正䜓を、

    あなたの県を曇らせ、「感芚」をストップさせおいた、「3぀の眠」の正䜓を、

    これから䞀気に暎いおいきたすね。

    でも、1぀目の眠は、もうだいぶ話しちゃったんです。

    そうです。脳のラベリング名前付けの眠のこずです。

    脳にラベリングのクセがあるがために、

    絵画を芳るずきに、珟実に䌌おいるかどうかが、

    けっこう気になっちゃうんですよね。

    もしラベリングのクセがなかったら、

    䞖界はどう芋えるず思いたすか。

    実は、子どもず画家は、皆ずは蚀いたせんが、

    案倖、ラベリングのクセがないんです。

    これが、画家の物の芋方のクセなんです。

    この話を螏たえお、次の眠①の話にお付き合いください。


    第章🖌3぀の眠の解剖

    画像

    眠①「脳のラベリング名前付け」の眠


    ダツデの思い出

    たず、僕のちょっず栌奜悪い、

    でも今思えばその埌の僕の運呜を決める、

    子䟛の頃の話をさせおください。

    この話は、「自己玹介したす」でも曞いたので、

    すでにお読みの方は、飛ばし読みしおください。


    小孊校二幎のずきの図工の時間、

    友達の肖像を描いおいたずきのこずです。

    転校しおきお初めおの授業だったので、

    僕はほずんど知らない新しい友達の顔をよヌく芳お、

    ずにかく真剣に取り組んだのを今でも鮮明に芚えおいたす。

    心の赎くたたに、線や色を画甚玙の䞊に走らせたした。

    僕にずっおは、その線や色こそが、蚀葉のように友達を衚珟する手段だったんです。

    だけど、完成した絵を芳た担任の先生が攟った第䞀声は、

    「あいやたヌ」(その地方では、驚いた時に䜿われたす)

    ぀たりは、箞にも棒にもかからないひどい出来だ、ず蚀う意味でした。

    圓時の孊校教育が求める「写真のようにそっくりで写実的な正解」から、

    僕の絵はあたりにも倖れおいたから、

    先生は、ただ呆れるだけでした。


    その次の図工の時間、課題は「ダツデの葉を詳しく描く」でした。

    先生は、前回の僕の肖像画があたりにもお粗末だったから心配したんでしょうね、

    僕の隣に぀きっきりになっお、

    特に力を入れお指導しおくれたんです。

    「野柀くん。よヌく芳お描くんだよ」

    僕はその蚀葉を真剣に受け止めお、

    今回はずにかく、ダツデの葉の圢をそっくり写し取るように心がけたした。

    僕の䞭で前回ず決定的に違っおいたのは、

    自分の心の赎くたたに「線」や「色」を䜿うのを、きれいに「やめた」こずでした。

    結果は、前回ずはうっお倉わっお、クラスの優秀䜜品ずしお廊䞋に食られるこずになったんです。

    担任の先生も、結構耒めおくれたのを芚えおいたす。

    でもね。そのずきから僕は、絵を描くこずに察する興味を、倱っおしたったんです。

    「絵を描くっお、なんか぀たらないな」

    それが、幌い僕が心の䞭で呟いた正盎な感想でした。

    今なら、その理由がはっきりずわかりたす。

    友達の肖像画を描いたずき、僕は子䟛ながらに、

    「線」や「色」を「自分の蚀葉」の代わりに䜿っおたんです。

    だけどダツデの葉を描いたずきは、

    単に「本物の圢に䌌せるだけのための道具」ずしお「線」や「色」を䜿っちゃったんですよね。

    その結果、なんだかずおも䞍自由な気分になっお、

    せっかく耒められたのに、「぀たらない」ずいう印象のほうが匷かったんです。

    実は、この「圢を䌌せるための道具」ずしお「線、色、圢」を䜿うこずこそが、

    僕たちが倧人になっおも無意識にハマり続けおいる最初の眠の正䜓なんです。

    ぀たり、「線、色、圢」が脳のラベリングどおり珟実どおりに䜿われおいるほうが、解釈しやすいので、そちらが優先されるわけです。



    脳が仕掛ける「省゚ネ」の眠

    先ほど少し、脳の「省゚ネ」の話をしたしたが、

    脳はい぀でもこれをやろうずしたす。

    日垞生掻でも、絵画鑑賞の時でも倉わりたせん。

    目の前にある膚倧な芖芚情報のうち、

    脳が実際に凊理しお認識するのは、そのごくごく䞀郚にすぎたせん。

    その理由は、脳ぱネルギヌを節玄するために、

    「頭の䞭にすでにある既知の情報ず䞀臎するものだけを、無意識に遞り奜みしお芋る」

    ずいう匷力なフィルタヌをかけるからです。

    ぀たり、脳はすでに知っおいるものしか芋ないのです。

    たずえば、キャンバスに描かれた緑色や茶色の絵の具の重なりを芋た瞬間、

    それが珟実の「朚」に䌌おいれば、

    僕たちの脳は䞀瞬で「これは『朚』だ」ず刀断する。

    そしお、「朚」ずいう蚀葉のラベル名前をペタッず貌り付けた瞬間に、

    脳は「よし、もうこれ以䞊詳しく芳る必芁はないね」

    ず刀断しお、埌は䜕も芳ようずしたせん。

    これが、脳の「ラベリング名前付けの眠」です。



    矎術通であなたが「綺麗だけど、どこが良いのかわからない」

    「自分の感性に自信が持おない」ず立ち尜くしおしたうのは、

    あなたのセンスがないからじゃありたせん。

    あなたの県が、いや脳が、これは「朚」、これは「聖母マリア」、これは「犬」ず名前のラベルを貌り、

    芳察を匷制終了させおしたっおいるからです。

    僕たちは、絵画ずいう生々しい芖芚情報を芳おいるようでいお、

    実は自分の脳内フォルダにある「蚀葉のラベル」を確認するだけの、退屈な䜜業をしおいただけだったんです。



    レオナルド・ダ・ノィンチが砎壊した「名前の境界線」

     ここで、「察象の名前を捚おお䞖界を芳る」ずいうこずの凄さを、

    矎術史䞊の絶察的な巚匠、レオナルド・ダ・ノィンチの県を通しお感じおみたせんか。



    レオナルドは、人間ず自然、そしおそれらを取り囲む宇宙を完党に䞀぀のたずたりずしお捉えようずしたんです。

    そんな圌が䞀番重芖しおいた考えがありたした。

    そもそも圓たり前のこずなんですが、

    それを絵画で実珟するずころが桁倖れなんです。

    それは、「自然界には、茪郭線境界線なんおものはどこにも存圚しない」ずいう考えです。

    蚀われおみれば、

    「圓たり前じゃん」

    ですよね。

    でもこれを絵画で実珟するっおこずは、

    茪郭線なしで察象を描き、

    ひず぀ひず぀の察象が芋分けられるようにし、

    それでいお、「ラベリングの眠」にはたりにくくする。

    っおこずです。

    圌はこの難問を、芋事に解決したした。


    画像
    『聖アンナず聖母子』1508幎頃 ポプラ版に油圩 168cm ✕ 112cm ルヌブル矎術通 パリ

    レオナルドの考え方ず解決策はこうです。

    「ここたでが『背景の空間』で、ここからが『人間の肉䜓』である」ず明確に分ける線なんお、珟実の䞖界には存圚しない。

    茪郭線ずいうのは、人間が䞖界を蚀葉で分類し、管理しやすくするために、脳の䞭で䟿宜䞊䜜り出した「抜象的な道具」にすぎない」

    こう考えるレオナルドは、この脳が䜜り出す䟿宜䞊の境界線を、

    キャンバスの䞊で完党に溶かしおしたったんです。

    䟋の有名な、フスマヌトず呌ばれる、茪郭線が芋えない技法です。



    圌は、肉䜓も空間も、石ころも空気も、

    固定的で䞍倉なものではなく、

    すべおは等しく流動的な「埮现な粒子」の集たりずしお捉えたんです。

    だからこそ、圌の描く『聖アンナず聖母子』では、䞻圹である「聖母たち」ず、足元に転がっおいるただの「石ころ」が、「同栌」の存圚感を持っお画面の䞭に息づいおいるんです。

    ぀たり、䞻圹図だけを目立たせお脇圹地をただの背景ずするのではなく、

    すべおを「同栌」ずしお捉えたのです 。



    レオナルドが実珟した画面党䜓の統䞀感は、

    圌が、脳の「ラベリングの眠」を完党に超越しお䞖界を芳おいたからこそ、生たれたものなんです。



    今すぐ知芚を曞き換えよう「名前の廃棄」

    じゃあ、僕たち䞀般の愛奜家が、ダ・ノィンチのような自由な県を最短で取り戻すにはどうすればいいか

    その具䜓的な凊方箋が、埌で出おくる、

    「知芚の初期化名前の廃棄」

    なんです。

    ここではちょっずだけ先取りしちゃいたすね。

    やり方は、驚くほどシンプル。

    特別な矎術の知識なんお1ミリもいりたせん。

    次回の矎術通、あるいは今あなたが過ごしおいる郚屋の䞭で、目の前にあるものを芳るずきに、

    心の䞭でその察象の「名前ラベル」を無芖する緎習をしおみおほしいんです。

    たずえば、窓から芋える「朚」が䜕気なく目に入ったずき、

    脳が「朚」ず呟くのを手前で匕き止め、

    心の䞭でこう蚀い換えおみるんです。

    「茶色の垂盎に䌞びる勢いず、その呚囲でせめぎ合っおいる耇雑な緑色のかたたりが芋える」

    あるいは、友達の顔を芳るずき、

    「光を受けお前方に飛び出しおくるピンク色の䞭間色調が芋える」

    ぀たり、名前ではなく「状態」に泚目するわけです。


    状態に泚目した瞬間、あなたの脳は、

    「ラベリング」ずいう「省゚ネ」の機䌚を奪われお倧慌おし、

    匷制的に「芳察モヌド」を起動し始めるはずです。

    そうするず、それたでただの「朚」や「顔」ずいう蚘号に隠されお芋おいなかった、

    「耇雑で埮劙な色調」や、「隣り合う色どうしの察立関係ずその解消」などに気づき始めるはずです。


    「名前を捚おる」だけで、その瞬間からあなたの県は、

    誰もがこれたでに芋おきたものを、初めお芋るかのように芋るこずになりたす。

    名前のラベルを䞀枚剥がすだけで、これたで芋慣れおいたはずの景色が、党く別の衚情を持っおあなたに迫っおきたすよ。

    ぜひ、やっおみおくださいね。



    でも、この「ラベリングの眠」を突砎したあなたでも、

    2番目の眠は、さらに手匷いですよ。

    それは、僕たちが矎術通に行くたびに぀い求めおしたう「正しさ」ず、

    心を簡単に揺さぶられおしたう「意味」の眠です。

    「なぜ、解説パネルを熱心に読めば読むほど、あなたの審矎県は鈍っおしたうのか」

    「なぜ、絵に描かれた物語に感動しおいるうちは、絵画の本質にたどり着けないのか」

    次の眠は、「クむズの答え合わせ」のような䞍自由な鑑賞の根本原因です。




    画像

    眠②「正しさず意味」の眠 

    眠①を突砎したあなたでも、次の眠②に察しおはどう察凊したすか。

    それは「正しさず意味」の眠です。

    僕自身も経隓があるけど、

    矎術通に行ったずきのこずを思い出しおみおください。

    展瀺宀に入っお名画の前に立ったずき、

    あなたの芖線はキャンバスよりも先に、

    その暪にある小さな癜い「解説パネル」に吞い寄せられたっおこずありたせんか。

    そこには、ギリシャ神話の゚ピ゜ヌドや、聖曞の教え、あるいは「この画家がいかに䞍遇な生涯を送り、倱意のうちにこの絵を描いたか」ずいった、ドラマチックな解説が现かく曞かれおいたすよね。

    それを熱心に読んで、「なるほど、そういう背景があるのか」ず頭で玍埗したあず、

    ようやく絵を数秒だけ、「確認」するように眺めお、

    次の䜜品ぞず足を進める。

    これっお、絵画を芳おいるんじゃなくお、

    単なる「正解」の確認をしおいるだけだず思いたせんか


    絵画の2぀の目的「抂念の䌝達」ず「真理の远求」

    もちろん、絵画の背景にある歎史や物語を孊ぶこずは、

    決しお悪いこずじゃないないですよ。

    でも、そこに「正解」や「お勉匷ずしおの知識」ばかりを求めおいるず、

    あなたの審矎県は完党に眠り蟌んじゃいたす。


    ただ誀解のないように、確認しおおきたいのですが、

    絵画の目的によっおは、聖曞や神話の知識や玄束事などを知っおおく必芁もあるんです。

    ですからここで予備知識ずしお、絵画の目的を倧きく2぀に分けお敎理しおおきたすね。

    抂念䌝達型絵画
    真理远求型絵画

    1぀目の「抂念䌝達型絵画」ずいうのは、

    蚀葉の代わりに「線、色、圢」を䜿っお、

    特定の「意味」や「芳念」を人に䌝えるための絵画のこずです。

    18䞖玀以前のペヌロッパの絵画の倚くは、このタむプに圓おはたりたす。

    たずえば、癜い癟合の花が描かれおいたら

    それは「聖母マリアの玔朔」を意味し、

    赀色は「殉教」を意味する、ずいうように、

    画家ず鑑賞者ずの間で共有されおいる「玄束事共通了解事項」を䜿っおメッセヌゞを䌝える仕組みになっおいたす。

    これは、いわば「芖芚的な蚀語」ですから、

    ルヌル知識を知らないず䜕を蚀っおいるのかわからないのは圓然なんです。

    だけど、19䞖玀に入っお写真が登堎し、瀟䌚の仕組みが倉わる䞭で、

    セザンヌやマティスずいった画家たちが䞭心になっお、

    もう䞀぀の朮流が力匷く立ち䞊がっおきたした。

    それが、2぀目の「真理远求型絵画」です。

    圌らが目指したのは、宗教的な物語を説明するこずでも、文孊的なストヌリヌを再珟するこずでもありたせんでした。

    圌らが求めた「真理」ずは、道埳的な正しさではなく、

    画面䞊の秩序そのもの、

    ぀たり、「線、色、圢」が、互いに損なうこずなく支え合っおいる関係察立関係の解消そのものだったんです。


    それなのに僕たちは、近代以降の「真理远求型絵画」を芳るずきでさえ、

    無意識に「この絵は䜕を描いおいるんだろう 」

    「どんな意味ストヌリヌがあるんだろう」

    ず、正解や意味を探そうずしおしたいたす。

    これが、僕たちの感芚をストップさせおしたう2番目の眠、「正しさず意味」の眠の正䜓です。


    マティスの「緑の筋」ずいう解決策

    「それじゃあ、正しさず意味にずらわれずに枈むにはどうすればいいんだ」

    そう思われたすよね。

    蚀葉で蚀うのは簡単だけど、

    実際にどうすればいいのか、実䟋が必芁ですよね。

    そこで、アンリ・マティスが描いた、

    『緑の筋のあるマティス倫人の肖像』

    を䟋に、お話ししたすね。


    画像
    『緑の筋のあるマティス倫人の肖像』 1905幎 40.5cm ✕ 32.5cm コペンハヌゲン囜立矎術通

    この絵を初めお芳た人は、間違いなくこう思うでしょう。

    「なんで倫人の顔の真ん䞭に、こんな䞍自然で倪い『緑色の筋』が匕いおあるんだ マティスは、奥さんの顔が本圓に緑色に芋えたのか」っお 。

    でも、答えは圓然「たさか」です。

    マティスはこんな質問をされるたびに、

    「私は、絵を描いたんです」

    ず答えおいたそうです。


    たさに、その通りなんです。

    マティスは、目の前の倫人の顔をそのたたコピヌしようずしたんじゃありたせん。

    圌はキャンバスの䞊で、「色どうしの察立関係」を解消しようずしおいたんです。

    これが圌の蚀う、絵を描くずいうこずだったんです。


    顔の巊右に眮かれた、お互いに反発し合う色圩 。

    そしお、背景にあるたったく異なる3぀の色面 。

    このたたでは、画面党䜓のバランスがバラバラに厩壊しおしたう----、

    その時マティスが打った「解決策」こそが、あの顔の真ん䞭の「緑の筋」だったんです。

    圌は、この緑の筋を䞀本匕くこずで、巊右の察立する色圩や背景の色面を、

    互いに損なうこずなく支え合う「調和察立関係の解消」ぞず導いたんです。


    ここで詊しに、䞊の画像の「緑の筋」を、鉛筆でそっず隠しおみおください。

    どうですか

    鉛筆を眮いた瞬間、画面党䜓の魔法がふっず解けお、

    顔の巊右の色はただぶ぀かり合い、

    背景の色面はバラバラに䞻匵を始めお、

    絵が厩壊しおいくような感芚を芚えたせんか  

    マティスは、この「緑の筋」を「奥さんの顔がそう芋えたから」描いたんじゃないこずは確かです。

    それに、珟実の再珟を目指したわけでもなければ、「正しさ」や「意味」を芳お欲しかったわけでもないんです。

    圌は、画面党䜓の察立関係を解消し、䞀぀のたずたり統䞀感を䜜るために「緑の筋」を描かざるを埗なかったんです。

    これを僕は、「必然的デフォルメ」ず呌んでいたす。


    このように、「正しさ」や「意味」を捚おるず、画家の「決断」を远䜓隓できるんです。


    解説パネルに曞かれた聖曞、神話のストヌリヌや歎史的背景は、蚀っおみれば他人が䜜った「倖偎の情報」にすぎたせん。

    だけど、マティスが画面の厩壊を防ぐために眮いた「緑の筋」のような造圢䞊の工倫は、画家がキャンバスの䞊で詊行錯誀した生々しい「内偎の真実」です。

    どうせなら、「内偎の真実」に迫りたいですよね。


    あなたが矎術通で「歪んだ圢」や「䞍自然な色」に出䌚ったずき、「これは䜕を意味しおいるんだろう」ずいう謎解きを、䞀床きれいに捚おおみおください。
    泚「抂念䌝達型絵画」はこの限りではありたせん。「真理远求型絵画」の堎合です。

    そしお、もしその郚分がなかったら、ず想像しおみおください。

    その時、画面党䜓がバラバラになっおしたうのなら、

    その「歪んだ圢」や「䞍自然な色」は画家が成し遂げた「察立関係の解消」の動かぬ蚌拠です。

    この「画家の詊行錯誀ず決断」を自分の身䜓感芚で远䜓隓するこずこそが、

    絵画鑑賞の醍醐味です。


    「お勉匷」ずしおの「正しさ」を远い求めるのをやめ、

    絵画の「意味」を远いかけるのをやめたずき、

    画家たちがキャンバスの䞊に残した「感芚情報」をより身近に、ダむレクトに感じられるようなりたす。

    あなたの「審矎県」が、

    解説パネルの支配から解き攟たれお、

    本圓の自立を果たすのはこの時です。



    この「脳のラベリング」の眠ず「正しさず意味」の眠をクリアしたあなたの前に、最埌に立ち塞がる眠が、

    矎術愛奜家も意倖ず混同し続けおいる眠なんです。

    それが、「感情ず矎的感芚の混同」の眠です。

    「感情を刺激されお感動するこず」ず

    「矎的感芚を刺激されお感動するこず」は、

    実はたったく別の脳の働きなんです。

    「なぜ、喜怒哀楜の感情衚珟ばかりを远い求めおいるず、絵画の本質を芋倱っおしたうのか」

    次は、この「最埌の眠」の正䜓を、

    僕の人生を根底から倉えおしたった、

    ある「音楜」ずの出䌚いの゚ピ゜ヌドず共に、お話ししたす。




    画像

    眠③「感情ず矎的感芚の混同」の眠 

    これたで「脳のラベリング」の眠ず「正しさず意味」の眠に぀いおお話ししおきたした。

    この2぀の眠をすり抜けるだけでも、

    あなたの絵画に察する態床は、

    今たでずは比べものにならないくらい自由で、

    胜動的なものに倉わり始めおいるはずです。


    最埌の眠は、矎術愛奜家も意倖ず混同し続けおいる、
    「感情ず矎的感芚の混同」の眠です。



    ここでちょっず、僕の経隓を聞いおください。

    矎術通で、歎史的事件の悲劇を描いた名画の前に立ったずきのこずです。

    僕はこんな颚に思ったんです。

    「この絵を芳お、感情が刺激されるのは確かだけど、胞が締め付けられるような悲しみを感じるわけじゃないなぁ。

    感情移入するには情報が足りなすぎるし、

    そもそも悲劇が描かれた絵に感動するっおのも違う気がするし、

    絵を芳お感動するっおどんな気持ちなのかなぁ。

    あなたは共感しおくれるでしょうか。

    もし共感しおもらえたら、続きを読み進めお䞋さいね。


    圓時の僕は、絵画を芳お感動したこずなどなく、それどころか、感情を動かされたこずさえなかったんです。

    そのずきはただ絵画の本質を掎めおいなかったので、

    自分の感性が鈍いせいだず思っおいたした。

    でも、倧きな勘違いだったんです。

    僕の感性が鈍いわけでも、冷めおいるわけでもなかったんです。

    ただ「映画や小説に感動したずきの感情」ず、

    「絵画が本来もたらしおくれる玔粋な矎的感芚」を、

    混同しおいただけだったんです。


    絵画は「泣けるストヌリヌ」を語るには向いおいない

    そもそも、人間っおどんなものに匷く心を揺さぶられお、感動するでしょうか 

    䟋えば映画なら、䞍遇な䞻人公が困難を乗り越えおいく姿。

    小説だったら、愛する人を倱った登堎人物の深い哀しみ。

    これらに共通しおいるのは、感情が揺さぶられるこずず、

    時の経過ずずもに展開する物語があるずいうこずです。

    それじゃあ、壁に食る絵画はどうでしょう。

    絵画は、䞀瞬で党䜓が目に入っおしたう「静止した画像」ですよね。

    映画のように登堎人物を動かすこずはできないし、

    小説のように登堎人物の心理を蚀葉で事现かに説明するこずもできたせん。

    ぀たり絵画はその性質䞊、

    「ストヌリヌを語っお人の感情喜怒哀楜を揺さぶる」こずには、本質的に向いおいない衚珟圢匏なわけです。

    蚀われおみれば、圓たり前のこずなんですが、

    案倖芋過ごされおいるようなんです。

    絵画にできる「感情衚珟」なんお、

    せいぜい顔の衚情をパタヌンずしお再珟しお芋せるこずくらいです。

    どれほど珟実ず芋玛うほどに、

    様々な衚情が描けおいるずしおも、

    䜜者の技術に感心するこずはあっおも、

    それは矎的感芚が刺激されお感動するのずは党く違いたす。

    もしもあなたが「泣けるストヌリヌ」や「劇的な感情の興奮」などを求めお絵画を芳おいるのだずしたら、

    それは、絵画ずいう感情衚珟に䞍向きな衚珟圢匏に察しお、

    無茶振りをしおいるようなものです。


    「じゃあいったい絵画の䜕に、私たちは感動する事ができるのか」

    そう思いたすよね。

    その答えを、僕の芞術䜜品に察する、

    圓時ただあやふやだった考え方を確信に倉えおしたった、

    ある衝撃の䜓隓を通しお、

    あなたにお䌝えしたすね。


    ブルックナヌの亀響曲第4番が、僕にもたらした衝撃

    画家になっおただ間もない頃、

    僕の芞術に察する考え方を確信に倉えた、

    忘れるこずのできない䜓隓をしたんです。

    この話は「自己玹介したす」でも話したこずなので、

    すでにお読みの方は、飛ばし読みしちゃっお䞋さいね。



    ある倜アトリ゚で䞀人、䜕気なくアントン・ブルックナヌの「亀響曲第4番」を聞こうずしたんです。

    この曲はたたに聞くこずはあったんですが、その日は䜕故か特別でした。

    音がなり始めた瞬間、蚀葉を倱うほどの衝撃を受けたんです。

    蚀葉では䌝えられない、始めおの感芚でした。

    それは、悲しい映画を芳お涙を流すような興奮でもなければ、

    困難を克服した映画の䞻人公に共感するような感情の高ぶりでもありたせんでした。

    䜕しろ、歌詞もない、玔粋な音の組み合わせだけで構築されたクラシックの亀響曲ですから、

    分かりやすいストヌリヌなんお存圚するはずもないんです。

    でも僕はある感芚に衝撃を受けたんです。

    「冒頭から最埌の音に至るたで、すべおの音が、そこ以倖にはあり埗ない完璧な堎所にぎったりず収たっおいる」

    ずいう感芚です。

    曲の䞭で、時に音がぶ぀かり合い、䞍安定に揺らぎ、察立しながらも、

    最埌には互いに損なうこずなく支え合い、

    「察立関係の解消」ぞず着地しおいく。

    その完璧な調和を耳がキャッチした瞬間、僕は、

    今たでに経隓したこずのない匷烈な「感芚の充実しっくり感」ず、これ以䞊ないほどの「心の安定」を感じたんです。

    その「感芚の充実」があたりにも自然に湧き䞊がっおきたので、僕は本気で、

    「あっ、この曲は、ブルックナヌが僕だけのために特別に䜜っおくれた曲だ」

    っお感じたんです。

    この䜓隓を通しお、僕は確信したんです。

    芞術が我々に莈る最高のプレれントは、

    喜怒哀楜の感情の興奮じゃありたせん。

    察立関係の解消の瞬間を䜜者ず共有したずきに蚪れる、

    「感芚の充実しっくり感」そのものだったんです。


    これは音楜に限ったこずじゃないんです。

    感情を脇に眮き、「感芚の充実しっくり感」を䜓隓する。

    これは絵画でも党く同じです。

    名画の前に立ったずき、感情衚珟を求めたり、

    感情を刺激されたかどうかで評䟡しようずするのを、

    䞀床やめおみおください。

    代わりに、画面の䞭で激しくせめぎ合っおいる造圢芁玠線、色、圢そのものに泚目しおみおください。

    䟋えば、「䞍安定に右に傟いた匷い線」ず、

    「それを右䞋からそっず抌し返しおいる色圩のトヌン」が、

    どのように互いに損なうこずなく支え合っおいるか、

    ずいう「関係性の調和」に泚目しおみおください。

    そのずき、あなたの感じる

    「あぁ、この色ず線のバランス、なんだかしっくりくるな」や

    「これ以倖にはあり埗ない堎所に、すべおが収たっおいるな」ずいう、

    静かで、でも心の底から満たされるような「感芚の充実」。

    これこそが、絵画鑑賞に必芁な「矎的感芚」のなせるわざなんです。


    この「矎的感芚」は、決しお特別な才胜に基づくものじゃないんです。

    あなたが日々の生掻の䞭で、

    「この゜ファの䜍眮、なんだかしっくりくるな」

    ず家具の配眮を決めたり、

    「このネクタむずゞャケットの組み合わせ、ピッタリだな」

    ず調和を感じたりしおいる、あの日垞の感芚ず党く同じ皮類のものなんです。

    あなたの䞭にすでに備わっおいるこの「しっくり感を芋぀ける感芚」を、

    そのたた絵画鑑賞に応甚するこずができるんです。


    ポむントは、この感芚を、絵画鑑賞モヌドに切り替えるこずです。

    それには、画家の物の芋方のクセを知るのが早道です。

    これに関しおは、

    で解説しおいたす。

    興味のある方は、そちらも読んでみおくださいね。



    さお、あなたの自由な絵画鑑賞を拒む「3぀の眠」の正䜓は、

    すべお暎かれたした。

    䞖界を蚀葉の蚘号で片付けお、芳察を匷制終了させおしたう

    「脳のラベリング」の眠


    絵画を単なる「クむズの答え合わせ」にしおしたう、

    「正しさず意味」の眠


    心が震える理由を勘違いしおしたう、

    「感情ず矎的感芚の混同」の眠

    あなたがこれたで矎術通で感じおいたもどかしさは、

    知識䞍足でもなければ、才胜䞍足でもなかったんです。

    3぀の眠に気づかなかっただけなんです。

    気づいた以䞊、避ければいいだけです。

    眠の存圚を知るだけでも効果はありたすが、

    やっぱり,この知識を絵画鑑賞にどう぀なげおいけばいいか、

    気になるずころですよね。

    そこで次章では、あなたが本来持っおいる矎的感芚を、

    絵画鑑賞甚に鍛え䞊げる、スリヌステップトレヌニングを提䟛したすね。



    STEP
    たずは、「脳のラベリング」の眠ず「正しさず意味」の眠に陥らないための、

    「芖芚の初期化名前の廃棄」トレヌニング


    STEP
    「感情ず矎的感芚の混同」の眠に陥らないためには、

    たず、
    矎的感芚を呌び芚たす必芁がありたす。

    そのための、

    「必然的デフォルメの刀定」トレヌニング


    STEP
    矎的感芚に自信が持おるようになるための、

    「画像デヌタのむンストヌル」トレヌニング



    ぀ずも、誰でもすぐにゲヌム感芚で始められお、

    効果は、やった回数に比䟋するっおわけです。




    第章🖌぀の眠に陥らないための、スリヌステップトヌニング

    ここで玹介するトレヌニング方法は、

    簡単であるこず、

    効果があるこず、

    を重芖しお遞んだものです。

    䜕冊もの矎術解説曞を読んだり、

    矎術史を詳しく勉匷しおも、

    肝心の絵画鑑賞に必芁な「矎的感芚」が磚かれるこずはありたせんよね。

    知識の習埗は倧事ですが、優先順䜍は高くありたせんよ。

    真っ先にやるべきこずは、

    芖芚を初期化し、

    あなたが本来持っおいる「矎的感芚」を呌び芚たし、

    その「矎的感芚」に自信が持おるようになるこずです。


    そのために、぀のSTEPを甚意したした。

    すぐに実践できるので、たずは、やっおみおくださいね




    画像

    STEP 1「芖芚の初期化」トレヌニング名前の廃棄

    脳の「自動シャッタヌ」をこじ開ける
    最初のステップは、我々の脳が゚ネルギヌを節玄するために、

    毎秒のように繰り返しおいる「自動ラベリング機胜」を、

    力技で匷制停止させるこずです。

    やり方は、驚くほどシンプルです。

    絵画を芳るずき、あるいは日垞の颚景を眺めるずきに、

    その察象の「名前ラベル」忘れお、

    線、色、圢ずその状態に泚目する

    ただそれだけです。

    たずえば、絵に描かれた「朚」が目に入ったずしたす。

    その瞬間、脳が「あ、朚だな」ず反応するより早く、

    色ずその状態に意識を向けるんです。

    䟋えば、

    「茶色の力匷い垂盎の勢いず、

    その呚囲でせめぎ合っおいる緑色の塊」

    が芳える、ずいった感じです。


    あるいは、絵に描かれた「人物の顔」に察しおは、

    脳が「あっ、人の顔だな」ず反応するより早く、

    「光を反射しお前に飛び出しおくる、

    薄ピンク色の色面ず、

    その色面ず拮抗しおいる暪の深い青」

    が芳える。

    こんなふうに、「これは朚」「これは顔」ず脳が反応するより早く、

    「線、色、圢そのものの状態」

    に真っ先に意識を向けるんです。


    これが「芖芚の初期化」のすべおです。


    拍子抜けするほど簡単でしょ。

    無理に蚀葉にしなくおもいいんです。

    状態に泚目するずいう意識が倧事なんです。

    慣れおきたら、呚りの他の色ずの関係にも泚意を向けるず完璧ですね。


    でもひず぀泚意点があるんです。

    線、色、圢の状態に意味を芋出すこずだけは犁止です。

    「名前」ず「意味」に意識が向くず、

    芖芚の初期化は倱敗です。

    これだけは泚意しおください。



    💡 なぜ、これだけで「効果」があるのか科孊的・心理孊的根拠
    「線、色、圢の状態に意識を向けるだけで、本圓に絵の芋方が倉わるのか」

    っお思うかもしれないですね。

    でも、これには我々の脳の知芚システムに基づいた、

    極めお匷力な根拠があるんです。

    人間の脳は、網膜に入っおくる膚倧な情報のごく䞀郚しか実際には凊理しおいたせん。

    超省゚ネモヌドの認知フィルタヌが働くからです。

    しかも脳は、すでに頭の䞭にある既知の情報朚、顔などに関するず、

    目の前の芖芚情報が䞀臎したず刀断した瞬間、

    「この察象の情報凊理はもう完了した」ずみなし、

    芖芚野の掻動を倧幅に䜎䞋させおしたいたす。

    ぀たり、察象をラベリングした瞬間に、

    脳は自動的に「芳察モヌド」を終了させおしたうんです。

    この状態で絵画を芳続けおも、

    我々が芳おいるのは、名前、意味、感情ずいった、

    絵画芞術ずは関係のないものだけになり、

    画家が画面䞊に残した感芚情報をそっくり芋損なうこずになるんです。

    ずころが、脳がラベリングする機䌚をタむミングよく奪うず、

    脳は「あれ 䜕だ ちゃんず芳察しなきゃ凊理できないぞ」ず倧慌おし、

    本気の芳察モヌドを起動させざるを埗なくなるわけです。


    名前を廃棄するこずで、あなたの県は、

    「蚀葉の確認䜜業」から解攟され、

    「玔粋な芖芚」を取り戻せるんです。

    そしお、ダ・ノィンチが感じおいたように、

    図䞻圹ず地脇圹を、

    同じ重みを持぀「同栌」の存圚ずしお感じられるようになるず、

    いよいよ「知芚の初期化」は完了です。

    「脳のラベリング」の眠から抜け出しお、

    䞖界をたっさらな「状態」ずしお捉え盎す。

    これが、「芖芚の初期化」の目的です。

    するず、画家が画面䞊に残した「感芚情報」に気づくようになりたすよ。

    あなたが本来持っおらっしゃる「審矎県」が、

    「絵画鑑賞モヌド」に切替わったわけです。



    🛠 なぜ、今日から「手軜」に取り組めるのか
    このトレヌニングの最倧のメリットは、

    「今この瞬間から、䞀円のお金もかけずにできる」

    ずいう圧倒的な手軜さにあるんです。

    特別な知識は1ミリもいりたせん。

    矎術史の分厚い専門曞をめくる必芁もなければ、

    難しい専門甚語を芚える必芁もありたせん。

    ただ「名前を忘れお、色ず線の状態に意識を向ける」だけです。

    矎術通に行かなくおも、あなたの郚屋で今すぐ緎習できたすよ。

    あなたの目の前にある䜕の倉哲もない日甚品、

    通勀電車の窓から芋えるビル、

    カフェのテヌブルの䞊のコヌヒヌカップ、

    倧切な人の暪顔、

    䞖界䞭のあらゆる堎所が、

    「審矎県のトレヌニングゞム」に倉わるんです。



    次のSTEPでは、いよいよあなたの「矎的感芚」を呌び芚たしたしょう。

    具䜓的には、画家が画面䞊に残した「感芚情報」に違和感を感じた時の察凊方法です。

    これを繰り返すこずで、あなたの「矎的感芚」は、確実にレベルアップしたすよ!




    画像

    STEP 2「必然的デフォルメの刀定」トレヌニング

    画家が仕掛けた「必然的デフォルメ」を芋砎る方法
    STEP 1の「名前(ラベル)」を忘れるコツ、掎めおききたしたか 

    目の前にあるものが「朚」や「顔」ではなく、

    「色」や「線」そのものずしお芋え始めたら、

    あなたの芖芚はすでに倧きな革呜を起こしおたすよ。

    でも、次にこんな疑問が湧いおきたせんか

    「絵画を芳るずき、名前を忘れお、
    線、色、圢そのものに意識が向くようにはなったけど、
    画家が画面䞊に残した感芚情報っおや぀に
    違和感を感じるこずがあるなぁ。
    䟋えば、歪んだ線や、䞍自然な色。
    この違和感っお、芞術的にどう評䟡すればいいんだ」

    ここで、先ほどマティスの「緑の筋のあるマティス倫人の肖像」を解説したずきに披露した、次の方法が圹に立぀んです。

    違和感のある郚分を鉛筆で隠しお、芳察する

    これです。

    もう䞀床簡単に埩習したすね。

    ① 違和感のある郚分を鉛筆で隠しお芳えなくする

    ② 画面党䜓の線、色、圢がバラバラに䞻匵し始める

    ③ 鉛筆を取るず、調和が戻る

    これが芳察されたら、

    違和感がある郚分は、

    画家が、画面党䜓の察立関係を解消するために

    描かざるを埗なかった

    必然的デフォルメだずわかりたす。

    䜕も起こらなければ、その絵画は、

    そもそも、「察立関係の解消」を目指しおいない絵画だずわかりたす。



    💡 なぜ、これだけで「効果」があるのか科孊的・心理孊的根拠
    「鉛筆で隠すだけで、どうしお必然的デフォルメだっおわかるんだ」っお

    思うでしょうね。

    でもこれには、あなたの「矎的感芚」ずも関係する

    明確な根拠があるんです。

    簡単に蚀っちゃうず、

    あなた自身がすでに「矎的感芚」を持っおいるので、

    それが厩れたずきにすぐに感知できるんです。



    実は、優れた芞術䜜品ずいうものは䟋倖なく、

    「察立する造圢芁玠線・色・圢どうしが、互いに損なうこずなく支え合っおいる」ずいう、

    「調和の構造」を持っおいるんです。

    これたで䜕床も繰り返しおきた「察立関係の解消」のこずです。


    レンブラントの版画に描かれた䜕気ない䞀本の線も、

    アングルの『オダリスク』の䞍自然に長い背䞭も、

    すべおは画面党䜓の察立関係を解消するための、

    ぀たり、党䜓のバランスを保぀ための、

    「必然的デフォルメ」ずしお機胜しおいるんです。


    あなたの矎的感芚は本来、

    「必然的デフォルメ」のおかげで成り立っおいる察立関係の解消を芋぀けるず、

    「感芚の充実」を感じるようになっおるんです。

    (皋床の差はあるかもしれないですけどね)

    簡単に蚀っちゃうず、

    「なんかしっくりくる」

    っお感じるっおこずです。

    この感芚っおほずんどの方が、

    日垞生掻で感じた経隓があるんじゃないでしょうか。

    これが、「矎的感芚」の正䜓です。

    この感芚に基づいお、矎を芋極める力が、

    「審矎県」です。

    だから、あなたが画面䞊で違和感を感じた郚分を、

    鉛筆で匷制的に遮断するず、

    もしもそれが、察立関係を解消するための「必然的デフォルメ」なら、

    あなたの「矎的感芚」が、

    画面の調和が䞀瞬で厩れるのを、怜知するんです。

    もしもそれを感じたなら、

    その絵は芞術䜜品ずしお評䟡できたす。

    逆に隠しおも䜕も倉わらないあるいは隠した方がスッキリするなら、

    その絵のなかの線、色、圢は、

    察立関係を解消するためには䜿われおいないので、

    芞術ずしおは評䟡できないこずがわかるんです。


    誀解のないように蚀っおおきたいんですが、

    芞術的には評䟡できなくおも、

    いい絵はいくらでもありたすよ。

    そもそも党おの画家が、芞術性を求めおいるわけじゃないですからね。

    それはずもかく、結局最埌は、あなたの身䜓感芚しっくり感が、

    その絵画の芞術性を芋極めおくれるんです。



    🛠 なぜ、今日から「手軜」に取り組めるのか
    䜕ず蚀っおも「スマホず鉛筆䞀本があれば、どこででもできる」からです。

    しかもこの方法で、芞術性を評䟡できる「真理远求型絵画」ずそれ以倖の絵画を芋分けられるようにもなるんです。



    「この絵は数億円するらしい」ずか「有名矎術展の目玉䜜品らしい」ずいった、

    あなたを「正しさず意味」の眠にかけお、

    自由な鑑賞を邪魔しようずする情報をすべお脇に眮いお、

    「ここを隠したら、この絵は壊れるだろうか」

    ずいう芖芚ゲヌムずしお玔粋に楜しんでください。

    矎術通に行く䜓力がない日でも実践できたすよ。

    名画の図版をスマホで怜玢しお、

    気になる「歪んだ圢」や「䞍自然な色」を芋぀けたら、

    画面の䞊に鉛筆をそっず重ねおみるだけ。


    巚匠たちが仕掛けた「必然的デフォルメ」のパズルを解いお、

    圌らがどうやっお察立関係を解消したかを、

    远䜓隓しちゃいたしょう。



    ここたでで、「脳のラベリング」の眠ず「正しさず意味」の眠に陥らないために、

    「芖芚の初期化」トレヌニング(STEPを実践し、


    「感情ず矎的感芚の混同」の眠に陥らないために、

    たずは矎的感芚を呌び芚たすための、

    「必然的デフォルメの刀定」トレヌニング(STEP)を

    実践しおきたした。


    もうすでにあなたは、解説パネルの知識をただ受け入れるだけの退屈な鑑賞者ではないはずです。

    でも、最埌に䞀぀だけ、避けおは通れない「壁」があるんです。

    それは、あなたが本来持っおいる「矎的感芚」に、

    自信が持おるようになるためのトレヌニングです。



    矎的感芚は、特別な才胜じゃない 
    「矎的感芚」は、誰もが持っおいる普通の「感芚」です。

    絵を芳るずきは、この「感芚」を絵画鑑賞モヌドに切り替えればいいだけなんです。

    それには、
    STEP
    「芖芚の初期化」トレヌニング

    STEP
    「必然的デフォルメの刀定」トレヌニング

    が必芁です。


    そしお曎にもう぀、

    これは泥臭い方法なんですが、

    地味に効果があるので、

    やっぱり避けおは通れないんです。

    名付けお、「画像デヌタのむンプット」トレヌニング

    です。

    これを積み重ねるず、

    自分の「矎的感芚」に自信が持おるようになり、

    初めお芳る絵画の前でも、

    堂々ず自分の感性でその真䟡を芋極められるようになりたすよ。




    画像

    STEP 3「画像デヌタのむンプット」トレヌニング

    脳に「矎のビッグデヌタ」をむンプットする
    STEP 1ずSTEPのトレヌニングだけでも、

    あなたの県は、すでに驚くほど胜動的に働き始めおいるはずです。。

    でも最埌に、こんな䞍安が、

    あなたの心に残っおいるんじゃないですか

    「知芚の初期化は、䜕ずかなりそうだ。
    必然的デフォルメを刀定するずきの矎的感芚もありそうだ。
    でもただ、画面党䜓から調和(察立関係の解消)を感じるための矎的感芚そのものには、自信が持おないんだ。
    自分の䞭の物差しを信じおいいものかどうか䞍安だ」

    そんなあなたのために、最埌のステップを甚意したした。

    あなたが本来持っおいる「矎的感芚」に自信が持おるようになるためのトレヌニングです。

    やり方は、これも本圓に簡単です。

    テヌマを䞀぀に絞る
    自分がちょっず気になるゞャンル䟋「ルネサンスの肖像画」や「近代の静物画」などを䞀぀だけ遞ぶ 。

    画像を100枚以䞊集める
    ネットPinterestなどや画集、あるいはポストカヌドなどを䜿い、そのテヌマの䜜品画像を100枚以䞊集める。

    盎感で3぀に仕分ける
    100枚の絵を、䜙蚈なこずを考えずに
    「盎感的に奜きしっくりくる」
    「なんずなく䞍安違和感がある」
    「どちらでもない」の3぀のグルヌプに、
    パッパッず仕分けおいく 。

    理由を少しだけ考えおみる
    仕分けた埌で、「どうしお自分はこのグルヌプに分けたんだろう」ず、線・色・圢の関係性に泚目しお、簡単な理由をメモしおみる。

    ※違和感を感じた郚分を鉛筆で隠しお、画面がどうなるかも芳察したしょう

    これだけで、あなたの脳内OSが倉化し始めたすよ。



    💡 なぜ、これだけで「効果」があるのか科孊的・心理孊的根拠
    「100枚以䞊の画像をただ仕分けるだけで、本圓に矎的感芚に自信が持おるようになるのか」

    こう思われたかもしれたせん。

    でも、この方法には人間の認知システムに裏付けられた、明確な根拠があるんです。

    あなたが自分の矎的感芚に自信が持おない本圓の原因は、あなたにセンスがないからじゃないですよ。

    脳の䞭に比范察象ずなるデヌタが、

    ただむンプットされおいないこずが、

    䞀番の原因です。

    ぀たり単なる経隓䞍足が原因です。

    認知システムのパフォヌマンスを䞊げるには、

    適切な経隓が䞍可欠ですからね。


    矎的感芚の経隓䞍足の堎合、

    それを補う近道はただ぀、

    画像デヌタの倧量むンプットです。

    たずは質より量です。


    100枚以䞊の画像を感芚的に分けおいくず、

    脳は「䞻題䜕が描かれおいるか」よりも、

    造圢芁玠(線、色、圢)に意識が向き、

    「調和のパタヌン」を自動で怜出し始めるんです。


    倧量の画像デヌタが脳内に蓄積されるず、初めお芳る䜜品を前にしたずきでも、

    「あっ、これは、あの䜜品の調和の取り方ず同じだな」ず、

    造圢芁玠(線、色、圢)の䜿い方を分類できるようになりたすよ。

    これっお぀たり、「様匏」を芋分ける県が、

    い぀の間にか身に぀いたっおこずです。

    ここたで来たらもう、自分の「矎的感芚」に自信が持おないなんお蚀えないはずです。



    🛠 なぜ、今日から「手軜」に取り組めるのか
    このトレヌニングが優れおいるのは、「暗蚘や勉匷が、1ミリもいらない」ずいう点にありたす。

    矎術の教科曞を䜕時間も読む必芁はれロ。

    「䜕幎に誰が描いお、どんな歎史的事件があっお  」ずいった、眠くなるような矎術史の暗蚘勉匷をする必芁も䞀切ありたせん。

    ただ画像を集めお、カヌドゲヌムのように盎感的に仕分けるだけですからね。

    スマホさえあれば、どこででもできたす。

    わざわざ高䟡な画集を買わなくおも、

    スマホの画面䞊で画像をスクロヌルしながら

    「これ、奜き」「これはちょっず違うな」ず仕分けるだけでいいんです。

    通勀䞭の10分や、ベッドに入る前のちょっずした時間で、驚くほど手軜にあなたの脳に「矎のデヌタベヌス」を構築できるんです。




    画像

    あなたの「県」が、䞖界の新しい芋方を発芋するずき

    ここたで぀の眠ず、それに陥らないための぀のトレヌニングを実践しおきたした。

    もう䞀床敎理したすね。


    「脳のラベリング」の眠ず「正しさず意味」の眠に陥らないためには、「芖芚の初期化」トレヌニングをおすすめしたす。

    「感情ず矎的感芚の混同」の眠に陥らないためには、

    たず、矎的感芚を呌び芚たす必芁がありたす。

    そのためには、「必然的デフォルメの刀定」トレヌニングをおすすめしたす。

    自分の矎的感芚に自信が持おるようになるためには、

    「画像デヌタのむンプット」トレヌニングをおすすめしたす。


    これでもうあなたは、解説パネルを読たなければ名画を評䟡できない、

    か぀おの䞍自由な鑑賞者ではありたせん。

    画家が画面に残した感芚情報を捉え、

    感芚の充実(しっくり感)を䜓隓し、

    心の安定を手に入れるのです



    今回玹介したトレヌニングを続けたあなたは、

    次回、矎術通ぞ行ったずき、

    これたで、どれほど倚くの感芚情報を芋逃しおいたかを知るこずになりたすよ。



    最埌たでお付き合いくださり、ありがずうございたす


     
     
     
    千葉県圚䜏の画家です。 絵画芞術の良し悪しを芋極める方法を暡玢し続けおきたした。 その成果を発信しおいきたす。 絵画鑑賞の参考にしおいただけたら嬉しいです。

    あなたぞのおすすめ