
ページ2「おじいちゃん。」
今日は私のおじいちゃんの話をします。
わたしが覚えてるのは仕事を引退して家でくつろいで昼は将棋であそんで夜は大好きな野球を見て毎晩日本酒の辛口を飲んで大声で応援していたのをよく覚えています。
学校がない日は将棋で遊びました。
陣取りだったり将棋を使ったすごろくだったり
いつも遊んでくれて怒ったことのないおじいちゃんでした。
そんなおじいちゃんですが
だんだん歳になるにつれて2階の部屋からあまり出てこなくなりお風呂にも入らず今思えば引きこもりのようなおじいちゃんになってしまい、それを見かねたおばぁちゃんは食事を2階へ運ぶ時だけしか会わず、おじいちゃんも降りてくる時はお酒をとりに来る時しか降りてこなくなりました。
私も母も何も言わず
ただそんな日が毎日繰り返されて
おじいちゃんとの会話は寝る時の「おやすみ」だけになってました。
ある時おじいちゃんが階段から落ちて
救急車で運ばれる事態になり原因は心筋梗塞だったかな。小さくて記憶が曖昧ですが運ばれてから糖尿病が発覚してしまいました。
それからおばぁちゃんは糖質を考えた料理をおじいちゃんの為に勉強し毎日作っていました。
私もおじいちゃんの体や様子が気になり
ご飯を運ぶのを手伝っていたのを覚えています。
ですがおじいちゃんは下へ降りることをあまり良く思ってなかったのかわかりませんが全く下へは降りてきませんでした。
それから何年も経ち
おじいちゃんがお風呂に入った時に
ふらふらで意識朦朧としながら出てきて
ソファでぐったりしてみんな心配してました。
明らかに様子がおかしく救急車を呼ぶか聞くと
「病院には行かない」との一点張り
私は「救急車よぼ!」「病院行ったら良くなるよ!」といいました。おじいちゃんはそれを聞いて救急車を呼ぶことになるのですが
それが、家で過ごした最後の日になってしまいました。