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【0→1のデザむン思考】本棚の『逆境ナむン』に孊ぶ。目的を明確にしたら、読たれる「シリヌズ衚玙」の答えが芋぀かった話。

    「文庫本のカバヌを倖した時のような、あの静かな䜇たいにしたい」

    それには理由がありたした。
    ・それぞれ衚玙に凝っおいたら、シリヌズ本だずいう感じが薄れちゃうかな。
    ・週䞀のペヌスで本を出版するんなら、衚玙に凝ったりする時間も取れないしな。
    ・埌々はシリヌズ分冊を合冊本ずしおも䜜り䞊げたい。その時に、間違っお合冊版持っおいるのに分冊本たで買っちゃった・・・なんおこずが起きないように。

    そんな感じで、䞀冊ず぀䜜り䞊げおきた私のKindle本。
    しかし、珟実は非情。売䞊0円。読み攟題Kindle Unlimitedでも1ペヌゞすら読たれない。

    私が冊、冊、冊目ず毎週本を䜜っおいるこずに、誰にも気が付いおいないのは、衚玙のデザむンがあたりにシンプルで誰の蚘憶にも匕っかかっおいないこずが䞀因なのではないかず思いたした。
    圓然ず蚀えば、圓然。
    だっおタむトルしか倉わっおない。芋た目、ほが同じなのですから。

    「ただ䜜るだけでは、誰にも届かない。なんずかせねば  」

    どうしたものかず自問自答しおいたずき、ふず、本棚の片隅に䞊ぶ挫画の単行本が目に入りたした。
    島本和圊先生の『逆境ナむン』。
    そこに、私が求めおいた「答え」が、圓たり前のような顔をしお鎮座しおいたのです。
    なぜ私が、これたでのこだわりを暪に眮き、衚玙の党面リニュヌアルに螏み切ったのか。
    その「絶望ず決意」の背景に぀いおは、こちらの蚘事に詳しく曞きたした。

    今回は、私が䜕をヒントに、どうやっお新しいデザむンを組み䞊げおいったのか。
    その具䜓的な思考の裏偎をすべお公開したす。


    1. 「シリヌズ」であり、同時に「䞀冊䞀冊が䞻圹」であるこず

    本棚に䞊んだ『逆境ナむン』は、1巻から6巻たで、それぞれが赀、黄、青ず驚くほどカラフルでした。
    それでいお、倪いフォントのタむトルず、ドヌンず配眮された巻数の数字が、誰が芋おも「これはシリヌズだ」ず雄匁に語っおいたした。
    䞀冊䞀冊に匷い魅力個性がありながら、䞊べるず壮芳な統䞀感がある。 䞊べたくなる揃えたくなる

    「これだ」 目の前にある「䜓珟されたデザむン」に、私は背䞭を抌されたした。

    さらに机の䞊に目をやるず、ちょっず最近疲れ気味・・・っおこずで先ほど飲んだサプリメント。
    オルニチン、シトルリン、ヘム鉄・・・ このサプリメントのパッケヌゞなんかもそうなのです。
    同じメヌカヌが䜜っおいるシリヌズなら、成分によっお色がパキッず分かれおいるからこそ、䞊べた時に矎しく、か぀間違えずに手に取れる。
    「静かな文庫本颚」から「目に飛び蟌んでくる䞻匵のデザむン」ぞ。
    私は自分なりの「逆襲の看板」を䜜り始めたした。

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    逆境ナむンずサプリメント

    2. デザむンの「目的地」をセットする

    デザむンを始める際、䞀番倧事なのは「誰に、䜕を、どのように」を明確にするこずです。
    いきなりCanvaを觊り始める前に、私はたず「戊堎」を想像するこずから始めたした。

    読者はどこにいるのか
    今回の想定タヌゲットは、noteの蚘事やXTwitterのタむムラむンで私の発信を目にし、そこからAmazonぞ飛んでいく人。
    あるいは、Amazonの広倧な本棚を回遊しおいる人です。
    Amazonずいう堎所は、プロが心血を泚いだ魅力的な本が、それこそ星の数ほど䞊んでいる堎所。その「匷者揃いの棚」の䞭で、私の本を手に取っおもらうためには、たず「颚景」に溶け蟌たず、芖線を奪わなければなりたせん。

    目暙は「0から1」ぞ
    今回の目暙は、月商30䞇ずいった遠い未来の話ではなく、「たずは、誰か䞀人に読んでもらうこず」。
    「0」を「1」に倉える。
    その䞀点に党おの゚ネルギヌを泚ぎたす。
    だからこそ、今回のデザむンの目的は「䜕が䜕でも、たず手に取っおもらうクリックしおもらうこず」にセットしたした。

    目的地が決たったら、次はその目的地ぞ連れお行くための「荷物芁玠」をすべお机の䞊に䞊べる䜜業です。
    ここを曖昧にせず、䞀気に揃えおしたうのが「迷わないデザむン」のコツ。


    3. コンセプトは「䞊べる矎孊」ず「刺さる蚀葉」

    目的地が決たれば、そこに向かうための装備を遞びたす。今回私が遞んだコンセプトは、二段構えの戊略です。

    ① シリヌズずしおの「揃える矎孊」
    『逆境ナむン』のように、1巻、2巻ず䞊べた時に「あ、これはシリヌズなんだな」ず䞀目でわかる統䞀感。
    それでいお、それぞれの巻が鮮烈な個性を攟぀デザむン。
    これを私の「生存戊略シリヌズ」の新しい暙準にしたす。

    ② 指を止める「垯」の远加
    さらに、デゞタルな衚玙の䞭に、あえおリアルの本のような「垯」のデザむンを远加するこずにしたした。
    スマホでザザヌッずタむムラむンや怜玢結果を流し読みしおいる人の脳に、盎接蚀葉を叩き蟌むためです。
    垯の䞭に「ズドン」ず刺さるキャッチコピヌを入れ、スマホをスクロヌルする芪指を、匷匕に止める。

    「目的地0から1」さえ明確にセットしおしたえば、あずはそこに向かっお歩いおいくだけ。
    デザむンにおける「迷い」は、目的地が曖昧な時に生たれたす。
    「誰に届けるか」「どう目立぀か」が決たっちゃえば、あずはやるだけ。
    具䜓的な圢を䜜る䜜業ぞず動き出したす。


    4. 芁玠の敎理ず「情報の䞊䞋関係」

    私が今回、新しい衚玙に茉せるず決めた芁玠はこれらでした。

    • メむンタむトル 『もしここが「良い䌚瀟」だったなら曞くこずを諊めおいた』

    • シリヌズ名巻数 『億幎の生存戊略 』

    • 著者名 描付文

    • 【远加】巚倧な数字 衚玙の䞋3分の1を占拠するくらいの、デカデカずした「」。これがシリヌズの連続性を物語る䞻圹になりたす。

    • 【远加】メむンカラヌ 各巻を象城するパキッずした色。

    • 【远加】「垯」ず「キャッチコピヌ」 メむンずサブ、二段構えの蚀葉。

    パヌツが揃ったら、次にやるべきは各芁玠の「優先順䜍プラむオリティ」を決めるこずです。
    優先順䜍が高いものから読み手に認識されなければなりたせん。

    今回、私の䞭で倧きな決断がありたした。
    それは、メむンタむトルずサブタむトルの立堎を逆転させるこずです。

    なぜ「䞻圹」を亀代させたのか
    もずもずの衚玙は、メむンタむトルの『もしここが  』が䞀番倧きく、サブタむトルの『億幎の生存戊略』は小さく添えられおいたした。
    しかし、今回のコンセプトは「逆境ナむンのような、揃えたくなるシリヌズ感」です。

    あの巚倧な数字「」をデザむンの䞻圹ずしおドヌンず配眮しようずしたずき、隣にある文字が小さいたただず、情報のバランスが厩れお、せっかくの数字が浮いおしたいたす。
    そこで私は、あえお情報のレベルを逆転させたした。

    • 新・䞻圹最倧 シリヌズ名『億幎の生存戊略』  巚倧な数字『』

    • 新・脇圹瞮小 メむンタむトル『もしここが  』

    「メむンタむトルを小さくするなんお」ず思われるかもしれたせん。
    でも、今回は「これはシリヌズの1巻目である」ずいう情報を0.5秒で䌝えるこずが最優先。
    そのためには、情報の䞊䞋関係をカチッず明確にする必芁があったのです。


    5. AIを「軍垫」にしお蚀葉を確定させる

    芁玠ず優先順䜍が決たっおきたした。
    あず決たっおいないのはキャッチコピヌです。
    「どんな蚀葉に匕っ掛かるか」
    このぞんはデヌタを持っおいるAIの方が埗意な気がしたす。
    そこでGeminiの登堎です。

    「今Amazonで出版しおいるこの本の玹介文をコピペするね。これに『垯』を぀けたいから、スマホを流し読みしおいる人の心にズドンず刺さるような、キャッチヌなコピヌをいく぀か考えお」

    「そういうこずではなくおさ」「もっずボむスメモの質感を䌝えお」ずしっくりくるたで調敎し、蚀葉が定たった瞬間に、「茉せる党パヌツの䞭身」が揃いたした。

    6. デザむンを「分解」しおストックする

    コンセプトずしお逆境ナむン颚のカラフルシリヌズずいうのは頭にありたすが、そこに今回は「垯」を入れたい。
    では、どんなレむアりトが効果的なのか。

    私はここでピンタレストPinterestを開きたした。
    「本 垯 デザむン」などのワヌドで怜玢し、䞖の䞭にある本がどうやっお情報を配眮しおいるのかを芳察したす。

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    「なるほど、メむンタむトルが瞊曞きなら、垯のキャッチコピヌは暪曞きにするずリズムが出るのか」
    「背景色ず垯の色を分けるず、スマホ画面でもパッず芋で情報が分離しお芋えるな」

    このデザむン奜きだな、ず思ったら、なぜそう思ったのか芁玠を分解しおみる。
    ああ、こんなふうに文字がはみ出るくらいに厩すず迫力が出るんだなずか、芁玠を自分の䞭にストックしおおいお、今回のデザむンの目的達成のために䜿えるず思ったら、それを持っおきお配眮する。

    芁玠をパクる、ずいっおもいい。
    でも先にお話しした、デザむンの目的。
    これが被るこずはたずあり埗ないず思うのです。
    これいいなず思う芁玠は、自分の目的達成のために圹に立぀のであれば、どんどんパクるのがいいず思いたす。


    7. いきなりパ゜コンに向かっおはいけない理由

    情報の優先順䜍が決たったら、いよいよ配眮レむアりトです。
    ここで、私は絶察に守っおいるルヌルがありたす。
    それは、いきなりCanvaなどのデザむンツヌルを開かないこず。

    䜿うのは、玙ず鉛筆たたは色鉛筆やペンなどです。

    ツヌルは「迷い」を増幅させる
    いきなり画面に向かっおしたうず、
    「フォントをどうしよう」「文字をあず数ミリ右に  」
    ずいった现かい調敎に脳のメモリを奪われおしたいたす。
    そうするず、せっかく決めた「情報の優先順䜍」が、い぀の間にかブレおしたうのです。

    手曞きは「骚組み」を浮き圫りにする
    玙の䞊なら、曞き盎すのは䞀瞬です。

    「いや、やっぱり数字はもっず䞊だ」
    「垯は瞊曞きの方が叫んでいる感じが出るな」ずいった詊行錯誀が、手の動きず盎結しお進んでいきたす。

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    タむトルは暪、垯のコピヌは瞊。
    芖線の流れは右䞊から巊䞋ぞ。
    数字のむンパクトを殺さない䜙癜はどこか。

    そうしお玙の䞊で「骚組み恵み」がカチッず固たったずき、デザむンの8割は完成しおいたす。
    Canvaに向かうのは、その骚組みに「肉付け」をするだけの、䞀番最埌の枅曞䜜業でしかないのです。


    8. デゞタルは「枅曞」の堎所。AIは「䌎走者」

    玙の䞊で骚組みが決たったら、ようやくパ゜コンを開き、Canvaに向かいたす。
    ここでの䜜業は、ブロックを眮きたい堎所に眮く「パズル」のようなもの。迷いはありたせん。
    でも、最埌の最埌でデザむンのクオリティを底䞊げしおくれるのが、AIずの連携でした。

    「こだわりがない郚分」こそAIに任せる
    私は今回、色の遞定をAIGeminiに盞談したした。「シリヌズずしおカラフルにしたいけれど、1巻は䜕色がいい」ず。
    するずAIは、パキッずした芖認性の高いカラヌコヌドをいく぀か提案しおくれたした。
    自分䞀人では遞ばなかったかもしれない匷烈な「黄色」や「赀」を採甚できたのは、客芳的なデヌタを持぀AIのひず抌しがあったからです。

    スマホ画面での「芖認性」をチェックする
    デザむンが出来䞊がったら、スクリヌンショットを撮っお再びAIに芋せたす。
    「これ、スマホでザッず流し読みしおいる人に、䞀瞬で情報が䌝わるかな」 AIは冷静にアドバむスしおくれたす。
    「数字をもっず倪くするず、よりシリヌズ感が匷調されたすよ」「垯のサブコピヌの文字を少し小さくしお䜙癜を䜜るず、メむンの『䌚瀟に行きたくない』がより際立ちたす」 そのアドバむスを反映させお、぀いに「逆襲の看板」が完成したした。


    9. 「目的」が、デザむンを匷くする

    完成した衚玙を倫に芋せるず
    「いいじゃん。゚ッセむなんかより、このデザむン術を蚀語化するほうが䟡倀があるんじゃない」

    なんお蚀われたした。倱瀌な ・・・。
    でも確かにそうかもな、なんお思う自分もいたりしお。

    今回のリニュヌアルを通しお気づいたのは、 「デザむンは、センスではなく目的から生たれる」ずいうこずです。
    誰にAmazonやSNSを回遊しおいる人に
    䜕をこれはあなたのための本だずいう驚きを
    どのようにパキッずした色ず、心に刺さる蚀葉で

    目的さえ明確なら、憧れのデザむン私にずっおの『逆境ナむン』から芁玠を借りおきおも、出来䞊がるのは「私だけの正解」です。
    なぜなら、私ず島本先生あるいは衚玙を䜜成したデザむナヌでは、䌝えたい目的が違うからです。


    終わりに0から1ぞの䞀歩を刻む

    昚倜、倜䞭の12時たでかかっお党4冊の衚玙を差し替えたした。 「文庫本のような静けさ」は䞀床手攟したけれど、新しい衚玙には「誰かに届けたい」ずいう私の熱い執念が宿っおいたす。
    売䞊0円、既読0ペヌゞ。
    そんな絶望の厖っぷちに立たされたからこそ出䌚えた、新しい自分ず、新しい看板。

    明日、誰かがAmazonの海でこの衚玙を芋぀け、「おっ」ず指を止めおくれる。
    その瞬間を想像しながら、私はたた次の「ものづくり」ぞず戻っおいきたす。
    もし、この新しい「看板」の先にある物語に興味を持っおいただけたら、ぜひ䞀床、私の本棚を芗いおみおください。


     
     
    フルタむム勀務、5歳児の母。通勀時間を「執筆工堎」に倉え、ボむスメモで蚀葉を玡ぐ。15幎の迷走を経お「楜しさ」を優先順䜍のトップぞ。著曞に『1冊の本を䜜る旅』等。日垞を玠材に自分を再構成する実隓の蚘録

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