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子どもに残したいのは「モノ」より「体験」~わが家の旅育の考え方~

「旅行に行っても、子どもは覚えていないかもしれない。」
そう思ったことはありませんか?
私も以前はそう思っていました。
でも今は違います。
子どもは旅行の細かい内容を忘れるかもしれません。
でも、
その時感じたワクワク
初めて見た景色
家族で笑った時間
「できた!」という成功体験
は、確実に子どもの中に残っていると感じています。
だから私は、旅行を単なるレジャーではなく、「旅育」として考えるようになりました。

【わが家の旅育は出発前から始まる】
旅育というと、「旅行中に何を体験するか」に目が向きがちです。でも、わが家では旅行前から旅育が始まっています。
実は思い返してみると、保育園の先生をしていた頃から同じことをしていました。
遠足で水族館へ行くことが決まると、
「どんな魚がいるんだろう?」
「イルカは何を食べるんだろう?」
「サメって本当に怖いのかな?」
と、子どもたちと一緒に調べていました。
図鑑を見たり、絵本を読んだり、海の生き物について話したり。
当日を迎える頃には、子どもたちのワクワクは最高潮です。
私は旅育も同じだと思っています。
旅行は当日だけではなく、行く前から始まっています。

【計画から子どもを参加させる】
私が大切にしているのは、計画・準備から子どもと一緒に楽しむこと。
例えば、
「次のお休みはどこに行きたい?」
「何をしてみたい?」
と子どもたちに聞きます。
もちろん、すべてを子どもたちが決めるわけではありません。
私は、「子どもが楽しめること」だけではなく、「家族みんなが楽しめること」も大切にしています。
親が我慢して子どもに合わせ続ける旅行では、長続きしません。

例えば、
「今回は沖縄に行こう!」
と家族で決まったとします。
すると旅行雑誌を広げながら、
「この水族館行きたい!」
「海で泳ぎたい!」
「このアイス食べてみたい!」
と子どもたちが行きたい場所を選びます。
すると旅行は、
「連れて行ってもらうもの」
から
「自分たちで作るもの」
へと変わっていきます。

【行く前からワクワクを育てる】
わが家では行き先が決まったら、旅行雑誌やインターネットで見つけた写真を印刷して、子どもたちと切ったり貼ったりして遊ぶことがあります。
沖縄なら、
・海の写真
・シーサー
・美ら海水族館
・食べたいもの
などを画用紙に貼っていきます。
まるで旅行の夢マップを作るような感覚です。
これは単なる工作ではありません。
旅行先のイメージを膨らませ、「早く行きたい!」
という気持ちを育てる時間です。
子どもたちは楽しみが大きくなるほど、旅行への主体性も高まっていきます。

【準備も子どもと一緒に進める】
私は普段から、「子どものできる!を増やす環境づくり」を大切にしています。
旅育も同じです。
準備の段階から、
子どもたちができることを増やしていきます。
例えば、
・自分の着替えを選ぶ
・リュックに荷物を入れる
・おやつを選ぶ
・持ち物リストを確認する
最初は時間がかかります。
忘れ物をすることもあります。
でも、「自分で準備できた」という経験が大切です。

【役割を持つことで子どもは成長する】
旅行中も子どもたちに役割をお願いしています。
例えば、
長男には
「次に行く場所を確認する係」
次男には
「自分の水筒を管理する係」
など。
年齢に合わせた役割を持つことで、子どもは自然と責任感を持つようになります。そして、「できた!」という成功体験につながります。
私は旅育の一番の目的は、観光地をたくさん回ることではなく、子どもが成功体験を積むことだと思っています。

【予定通りにいかないことも学びになる】
旅では予想外のことが起こります。
雨が降る。
電車が遅れる。
お店が休みだった。
そんな時こそ、
「じゃあどうする?」
を家族で考えるチャンスです。
子どもたちは、予定変更を経験しながら、柔軟に考える力や対応力を身につけていきます。人生も思い通りにならないことの連続です。だからこそ、旅先での小さなトラブルは子どもたちにとって貴重な学びになると思っています。

【思い出は形に残す】
旅行から帰った後も、わが家の旅育は終わりません。
写真を見ながら、
「何が一番楽しかった?」
「また行くなら何をしたい?」
と話します。
すると親が感動した景色ではなく、
「ホテルの朝ごはん!」
「飛行機の窓から見た雲!」
なんて答えが返ってくることもあります。
それもまた子どもらしい視点です。
写真をアルバムにしたり、旅の思い出を絵に描いたり。
思い出を形に残すことで、旅行は単なるイベントではなく、子どもの記憶に残る体験になります。

【わが家の旅育で大切にしている4つのこと】
① 計画・準備から子どもと一緒に行う
② 子どもに役割や目標を持ってもらう
③ 「できた!」を増やし成功体験につなげる
④ 思い出を形に残して記憶に定着させる

【子どもに残したいもの】
私は子どもたちに、たくさんのモノを残したいわけではありません。
それ以上に、
「家族でこんな場所に行ったね」
「自分で荷物を準備できたね」
「初めて飛行機に乗ったね」
そんな体験を残したいと思っています。
旅先で見た景色は忘れてしまうかもしれません。
でも、
ワクワクした気持ち
挑戦した経験
家族で過ごした時間
は、きっと心の中に残ります。
そして、その積み重ねが、
子どもの世界を広げ、
自分で考え、
行動し、
挑戦する力につながっていくのだと思います。
だからこれからもわが家は、旅行を「消費」するのではなく子どもの成長につながる「旅育」として楽しんでいきたいと思います。

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