【ご挨拶】王様記録係の猫と申します🐈⬛🐾
私の旦那様は、自ら望んだ裸の王様である──🪶
皆さま、はじめてお目にかかります。
「瞬間的ご立腹スイッチ搭載の旦那様」と暮らしております、王様記録係の猫と申します🐈⬛
どうぞ、お見知りおきを🐾
旦那様の元へ来て早12年、おふたりの間のお嬢様にモフモフされつつ、私は旦那様と奥様との会話を常に拝聴しておりました。
結論から申し上げますと、おふたりの会話は、どことなくズレている……。
私は常々、そう感じておりました。
本日は、当屋敷における、私の目から見たおふたりのズレと、なぜ旦那様が「裸の王様」として名を馳せるに至ったのか、そのあたりをひもといてまいりたいと思います。
📜ペラ…
それでは、ことの発端からたどってまいりましょう。

日頃から、奥様が旦那様の発言に対し、ほんの少しでも否定的な事を言おうものならば、影を帯びたお顔とよく通る声でこう言われます。
「聞いてない」
「知らない」
「そんなところは見てなかった」
突然の言い訳に、いつも奥様は面食らっていらっしゃいます。
奥様は、旦那様に何か見落としがあったり、少々効率のよろしくない方向へ進んでいらしたりすると、やんわりと別の方法をお伝えしようとなさっている――私には、そのように見受けられます。
しかしながら旦那様は、
「俺がやっていることにケチをつけられている」
「悪意で指摘されてる」
と、幻の被告人席に座られて、
「俺は悪くないのに、俺が責められるのはおかしい」
と、脳内裁判所で自己弁護を始められるようです。
おやおや……なぜ、そうなるのでしょうか。
人間とは、摩訶不思議なものでございます。
そして先日、こうも仰っておりました。
「俺が間違っていても指摘しなくていい」
「俺の気分を悪くするな」
黒猫の私が聞いても、ビックリ仰天の発言でございます。間違ったままでよいと、仰る……。
そうでございます。
つまり旦那様は、現代における「裸の王様」だったのでございました。
それを聞いた奥様は、驚かれると同時に、なにかを諦められたようにも見受けられました。
なにかを悟られたような……そんな忘れがたい表情でございました。
僭越ながら申し上げますと……
旦那様は、目の前にある形、例えば四角だとしましょう。それを、四角のまま受け取ります。
一方で、奥様はその四角から、別の形になる可能性を考えておられます。
見えているものが違うこと自体は、さほど問題ではございません。
問題は、奥様が別の可能性を口になさった途端、旦那様が「自分の四角を否定された」と受け取ってしまわれることでございます。
これが、おふたりの……会話のズレを生む、最大の要因かと……。
コホン。
さて……少しばかり、書きすぎましたね。
今日のところは、この辺にいたしましょうか。
もしもお気に召していただけましたなら……近いうちに次の記録でお目にかかりましょう🐈⬛

手土産をお受け取りくださいませ。
