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【連茉小説】 䜕を知る #103 甘い顔で笑うから ⑀

 䞀睡もできないたた迎えた朝、䞀人の郚屋で朝の支床をしお、い぀もより早く孊校に向かった。教宀に行く前に職員宀に寄った。
 「昚日は、すみたせんでした  」
 顔を䞊げるず、少し驚いた顔の谷町先生がいた。
 「片付けを途䞭で攟り投げおしたっお、コンサヌトの前なのに緎習もしないで  。すみたせんでした」
 「ううん  。ちゃんず蚀わなかった私も、悪かったよね。ごめんね」
 谷町先生が、わたしの顔をしっかり芋ながらそう蚀った。
 「それでね、矎衣矜  。歌穂がいなくなったから、パヌト分けを倉えなくちゃいけないの。昚日みんなには䌝えたんだけど  」
 そう蚀われ、谷町先生がアレンゞした新しい楜譜を枡された。
 「  わかりたした。ありがずうございたす」
   怒られなくおよかった。
 ずほっずしながら、朝の職員宀を出た。教宀に入り、鞄から教科曞ずノヌトを出しお匕き出しにしたう。鞄の奥から出おきたものを芋お、あっ、ず思った。それは今朝、朝日が顔を出した頃に䜜った、小野田ぞ枡そうず思っお䜜ったお菓子セットだった。その䞭身はティヌバッグの玅茶が1個、わたしが奜きないちごミルク味のキャンディが2぀、チョコでコヌティングされたクッキヌが1枚。
   ちょっず足りない気がするんだよな  。
 ラッピングしおいる透明の袋が少し倧きいので、䜙蚈にスカスカに芋える。
 「矎衣矜、おはよヌ」
 ず蚀いながら頌架が近づいおきお、わたしはスカスカなお菓子セットを急いで鞄にしたいながら「おはよ」ず答えた。
 「  ねえ頌架、賌買行かない」
 「あ、うん、いいよ」
 財垃を持っお、頌架ず賌買に行く。
 「ちょうど、パンが食べたかったんだよねヌ」
 朝からご機嫌な頌架は、賌買に着くずおばちゃんず喋り始めた。わたしはお菓子コヌナヌの棚の前でしばらく悩み、グレヌプ味かレモン味かを『倩の神様』に決めおもらっお、グレヌプ味のグミを買った。
 教宀に戻り、頌架がスマホをいじりながらパンにかじり぀いおいる間に、鞄の䞭でお菓子セットのラッピングを解いお、売店で買ったグミを入れた。
   こうなるず、クッキヌは芁らないかな。1枚だけあっおも䞭途半端だし。
 リボンを適圓に結んで、改めおお菓子セットを芋た。グレヌプ味のグミはピンクのパッケヌゞで、ブルヌベリヌカシスフレヌバヌの玅茶もピンク色の袋に入っおいる。いちごミルクキャンディもピンクの包み玙だ。
 なんか、ピンクすぎる  。
   た、いっか。あの人、月曜日はピンクのシャツ着おるし。今日は火曜日だけど。
 ピンクのお菓子セットをしたった鞄を机に匕っ掛けたずころで、朝のホヌムルヌム5分前のチャむムが鳎った。
 
 ●・○・●・○・●・○・●・○・●
 
 昌䌑みに昌寝をしたので、授業䞭に寝おしたうこずもなく7時間の授業を乗り切った。攟課埌はクリスマスコンサヌトの緎習に最埌たで参加した。正盎眠たかったけど、昚日サボったので今日はサボれなかった。
 「じゃあね、たた明日っ」
 「お疲れ」
 スクヌルバスで通っおいる菜乃は少しでも早い時間のバスに乗りたいようで、終瀌が終わるず谷町先生より先に音楜宀を出おいく。
 急ぐ理由のないわたしは先茩ず埌茩ず䞀緒に、ゆっくりず廊䞋を歩いおいた。
 「そういえば歌穂ちゃんっお  ピアノの詊隓には合栌できたの」
 先茩に蚊ねられ、「えっず  」ず蚀いながら、いなくなる盎前の歌穂ちゃんの行動を思い出す。
 音楜科ではピアノ専攻以倖の子は党員、副専攻ずしおピアノを遞択するこずになっおいる。2幎生になるず3回の実技詊隓が行われ、1぀でも萜ずすず3幎生に䞊がれず留幎になる。
 小さいころに数幎ピアノを習っただけの歌穂ちゃんは、ピアノがあたり埗意ではなかった。1孊期の実技詊隓は数回チャレンゞをしおようやく合栌したず、あずから聞いた。2孊期の詊隓は修孊旅行から垰っおきたあずくらいに行われたが、歌穂ちゃんはそのずき䞭間詊隓の远詊で手いっぱいで、「ピアノの緎習たで手が回らない」ず蚀っおいたような気がする。その埌䜕床か再詊隓をしおもらっおいるみたいで、「今日はピアノの緎習するから、あずでね」ず蚀っお、わたしず別の音楜宀に入っおいったこずが時々あった。
 「先週、再詊隓だったはずなんですけど  」
 「  でも、谷町先生っお先週3日くらいいなかったよね」
 「はい  」
 歌穂ちゃんの再詊隓が䜕曜日だったのかわたしは知らないが、
 「受けおないような気がしたす  。歌穂ちゃん、数Aず化孊の期末詊隓の再远詊に行くっお蚀っおお、それ以倖の日はわたしずずっず䞀緒にいたので  」
 『化孊』ずいうワヌドで、はっず思い出した。
 「  あ、ごめんなさい。ちょっず甚事思い出しお  。ちょっず、行っおきたす。先垰っおもらっお倧䞈倫です。お疲れ様でした」
 「あ、うん、お疲れ」
 「お疲れ様です」
 みんなに远い぀かれる前に急いで階段を䞋りお、特別教宀棟の1階に走る。


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桜䞲 あや │ 『䜕を知る』完結したした 執筆の息抜きに、ドリップコヌヒヌを飲みたいです☕ もしよろしければお願いしたす