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「どうしお分かっおくれないの」ず嘆く前に—数孊の解答曞が教えおくれた、盞手を理解するこずの倧切さ

「解答曞の解き方、党然わかんない」
「私のやり方で合っおるはずなのに、どこが違うの」
「この問題、嫌い」

こんなふうに蚀いながら、怒っおいる子どもの姿、芋たこずありたせんか

先日、私の嚘がたさにこの状態になりたした。
数孊の問題を解いお、解答曞を開いたものの、「どうしお私の答えが間違っおいるの党然分からない」ず蚀っお怒っおいたんです。

嚘の話をよく話を聞いおみるず、「私の解き方でもあっおいるはずどうしお答えが違うの」ずのこず。
぀たり、解答曞の考え方を吊定し、自分の解き方が正しいこずを蚌明しようずしおいたずいうこずが分かっおきたした。

心理カりンセラヌずしお日々倚くの方のお話を聞いおいる私には、この状況がずおも興味深く映りたした。
これは単なる「数孊の問題」ではなく、人間関係に通じる本質的な話だず思ったからです。

自分の考えに「固執する」っおどういうこず

心理孊では、自分の信念や考え方を無意識に守ろうずする働きを「認知的固執」ず呌びたす。
芁するに「自分が正しいずいう考えに瞛られた」状態のこずです。

これは、子どもだけでなく、倧人でもよく起こるこず。
むしろ、知識や経隓が増えるほど、「これが正しい」ずいう確信が匷たりやすく、かえっお新しい芖点を受け入れにくくなるこずもありたす。

嚘の堎合はこうでした。

  1. 自分の考えで問題を解いた

  2. 解答曞を芋たら、違うアプロヌチで解いおいた

  3. 「自分の解答であっおいるはずなのに」ず怒り始めた

  4. 「自分の解き方の方が正しい」ず蚌明しようずしおいた

これは、嚘に問題を解く力が足りなかった、ずいう単玔な話ではありたせん。

「盞手の話に耳を傟け、盞手の考えを理解しようずする姿勢」が欠けおいたこずに、問題を感じたのです。

「盞手の考えを受け入れる」こずの難しさ

カりンセリングの珟堎でも、䌌たようなケヌスによく出䌚いたす。
䟋えば、倫婊間のすれ違い。

倫にどんなに説明しおも理解しおもらえない時、倚くの堎合、倫は劻の蚀葉を「自分のフィルタヌ」を通しお聞いおいたす。

倫は、「どうせ、俺が悪いっお蚀いたいんだろう」ずいう思い蟌みを持った状態で劻の蚀葉を受け取るので、劻の「分かり合いたい」ずいう想いが䌝わりたせん。

「自分は間違っおいない。間違っおいるのはお前だ」ずいう䞻匵を䜜り返し、自分を守るこずに䞀生懞呜になっおしたいたす。

だから、䜕床話し合っおも、話し合いは平行線。
分かり合うこずができたせん。

このように、人は盞手の蚀葉を「自分のフィルタヌ」を通しお受け取る傟向があるため、盞手の話を真に理解するためには、「自分のフィルタヌ」を手攟す必芁がありたす。

ですが、それが難しいこずのため、倫婊はなかなか分かり合えないのです。

嚘に䌝えた、たった䞀぀のこず

私が嚘にしたアドバむスは、

「たず、解答曞が䜕を考えおいるのか、解答曞の立堎になっお読んでみお。自分のやり方が合っおるかどうかは、䞀回暪に眮いずいお」

カりンセリングでするような話ですが、ダメ元で嚘に䌝えおみたした。
するずどうなったか。

少し経っお、嚘はこう蚀っおきたした。

「あ、分かった。解答曞は最初に△△を䜿っお考えおたんだ。私ずは違う方向から考えおたけど、確かにこっちのほうがスッキリするかも」

自分のやり方ぞの固執を手攟した瞬間、あっさりず解答曞の考え方を受け入れ、すがすがしい顔をしおいたのです

そしお、さらに面癜いこずに、嚘はこう続けたした。
「解答曞が蚀いたいこずが分かったから、次はこっちも詊しおみる」

今たで解答曞の考え方を吊定しおいたのに、「なるほど」ず、解答曞の考え方を受け入れたのです。

倫婊関係では、この「盞手の考え方を受け入れる」ずいうこずが、なかなかスムヌズに進たないのに、子どもがあっさりずできおしたったこずに感心したした。

嚘は、自分のやり方ぞの固執を手攟したこずで、新しい解法を手に入れ、数孊で埗点アップするこずができたす。

぀たり、盞手の考え方を受け入れるこずは、䞖界が広がるこず

自分の考え方にこだわりすぎるのは、なんお無意味なんだろうずしみじみ思いたした。

子どもに䌝えたい「盞手を理解する重芁性」

私は、嚘ずの数孊の解答曞のやり取りを通じお、「最初に、盞手を理解しようずする姿勢」が倧切だ、ず痛感させられたした。

これは、倫婊関係など意芋がぶ぀かり合っおいる人が話し合う時に、カりンセラヌが倧切にしおいるこずず、たったく同じ構造なんです。

カップルカりンセリングでは、次の3぀のステップで話し合いをしたす。

ステップいったん自分の考えを保留する
自分の意芋、蚀い分はいったん暪に眮いお、できるだけフラットな状態で盞手の話を聞く。盞手の話に反論したくなる気持ちが出おくるが、それを口にはせず、盞手の話を䞭断せずに最埌たで聎く。

ステップ盞手が「䜕を考えおいるのか」を考える
「どうしお、そういう蚀い方をしたんだろう」「なぜそうしたいのだろう」ず、盞手の考えを想像しおみる。二人で䌚話ができる堎合は、自分の考えは䞀切口にせず、盞手を理解するために質問をする。

ステップ盞手の芖点を理解した䞊で、自分の考えを述べる
「なるほど、そういう考え方だったのか」ず盞手の芖点で理解できたら、「自分の考えず合わせるずどうなる」ず、二人の考えを合わせお、お互いが玍埗できるずころを探しおいく。この時、カりンセラヌが2人の蚀葉を匕甚しながら、和解に向けおサポヌトする。

こんな颚に、倫婊が冷静に話し合う機䌚が持おれば、倫婊喧嘩が枛ったり、日本の離婚率も䞋がっおくるかもしれたせんね。

この3ステップは、人間関係のあらゆる堎面に䜿えたす。

友達ずの喧嘩、郚掻の先茩ずの意芋の盞違、職堎でのコミュニケヌションなど、お互いが盞手の立堎に立っお話を聞くこずができれば、より仲良く、いい関係を築けるだろうず思いたす。

「分かっおほしい」の前に「分かろうずする」

倫婊関係でも芪子関係でも、人以䞊の人間関係で分かり合えない時の倚くは、どちらかがあるいは䞡方が「たず盞手を理解しようずする姿勢」を持おおいないこずが原因です。

嚘の数孊の話は、小さな゚ピ゜ヌドです。
でも私にずっおは、改めお「盞手を理解しようずする姿勢」がいかに倧事なのか、を実感したした。

自分の考えを䞀床手攟しお、盞手の䞖界に入っおみる。

それができた時、「分からない」は「なるほど」に倉わりたす。
そしお「なるほど」が増えるほど、人間関係は豊かになっおいきたす。

この蚘事で䌝えたかったこずをひずこずで蚀うなら、
「理解しようずする姿勢が、理解する力を生む」ずいうこずです。

固執を手攟すのは、倧人の方が難しいのかもしれたせん。
でも、ちょっず「盞手の䞖界に入る」こずを意識するだけで、今たで芋えおいなかった盞手の想い、痛み、願いが芋えおくるかもしれたせん。

嚘があっさりず解答曞の䞖界を受け入れたように、私たち倧人も、子どものように自由に䞖界を旅したいものですね。

【プロフィヌル】
心理カりンセラヌでモンテッ゜ヌリ教垫資栌を持぀、おうちモンテッ゜ヌリの実践者。嚘が1歳の頃から、おうちでモンテッ゜ヌリ教育を実践し、塟なしで䞭孊受隓→私立䞭高䞀貫校に合栌。自己肯定感を育おるモンテッ゜ヌリ子育おのコツを曞籍やSNSで発信。曞籍「新おうちモンテッ゜ヌリの教科曞」

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