
修学旅行の夜【不可思議なショートショート】
間に合ってないかもですが、書きたくなったので書きます。
実話です。
本当に謎です。
よろしくお願いします。
私が小学生の時の修学旅行のお話です。
宿泊する旅館の私たちの部屋は8人部屋で、すでに4組の布団が2列に敷かれていました。
① ② ③ ④
⑤ ⑥ ⑦ ⑧
私は①の布団で寝ることになりました。
夜になり、ヒソヒソとした話し声も徐々に静かになり、みなが寝静まったころ、私はふとトイレに行きたくなりました。
トイレに行き部屋へ戻ると、私の布団に誰かがいます。
近づくと、なんと⑧の布団で寝ていたはずの友人がスヤスヤと眠っていたのです。
(なんで……?)と思いました。
その子の布団は、部屋の反対側。
一番離れた対角線上にありました。
起こそうかと思いました。
しかし、友人はあまりにも気持ちよさそうに寝ていたので、私は、その子を起こせませんでした。
そして、そっと敷布団の横の硬い畳の上に丸くなり、寝ることにしました。
背中は痛いし、寒かったので、何度も目が覚めます。
先生が来て、友人を元の布団に戻してくれる夢まで見ました。
そして、ようやく朝になり、友人は目を覚まして驚いた表情をしつつも笑いながら
「布団、間違えてたわ。」
そう言って、自分の布団へ戻っていきました。
他の友人も笑っています。
……その時ようやく気づいたのです。
友人の布団が一晩中ポッカリ空いていたということに……。
今でも不思議なのです。
空いている布団があったのに、なぜ私は畳を選んだのでしょう。
おしまい。