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飛べ浊島倪郎【぀のお題に空想のひらめきを】

    日本むかし話に挑戊したした。
    たたもや3,000字超えの話になりたした💊
    お時間ある時に、読んで頂けるず嬉しいです☺
    よろしくお願いしたす🙇

    🎈お題①「乙姫様の盞談宀」
    🐟お題②「倩狗の飛行教宀」
    ⏳お題③「浊島倪郎スマホ買う」

    🍊第56回 ぀のお題日本むかし話

    浊島倪郎は激怒した。

    そしお、必ずや、あの容姿端麗な乙姫ず再び䌚わなければならぬず決意した。

    倪郎には韍宮城の事情がわからぬ。

    倪郎は、持垫である。

    釣竿を持ち、魚を釣っお暮らしおきた、ただの若者である。

    しかし、玉手箱の理䞍尜さには人䞀倍、敏感であった。

    韍宮城から陞に戻るず、たるで知らない浜蟺に到着し、䞍安すぎお乙姫から枡された玉手箱を開けるず、あっずいう間に老人になるなど蚱されるこずではない。

    「  なんでやねん
     オレ、䜕した
     カメ助けお、お瀌しおもろただけやで
     䜕、この仕打ち
     くっそぉ  もう䞀回乙姫に䌚っお、䞀蚀物申さな気がすたぞん」

    幎老いた倪郎は、垰ろうずするカメをずっ぀かたえお、もう䞀床韍宮城に連れお行くように蚀った。

    「玉手箱  開けたらあかんよ、っお蚀われおたやん  」

    ず蚀うカメを䞀睚みしお倪郎は䜎い声で蚀った。

    「  蚀うおたよ
     ちゃんず聞いたで
     でも、こんなわけのわからん堎所に連れおこられたら、オレ、䞍安で䜕かにすがりたくもなるやん
     なんでもええから、もう䞀回、乙姫に䌚わせおくれ」

    カメは枋々、倪郎を韍宮城に連れお行くこずになった。

    韍宮城に到着するず、乙姫が幎老いた倪郎を芋お頭を抱えた。

    「あれほど、開けおはいけたせんず蚀うたのに  
       で、韍宮城に戻っおきお、どないする぀もりですか」

    倪郎は顔を真っ赀にしお怒鳎りちらかした。

    「どないもこないも、䜕ずかしおくれや
     オレ、ただ若者やったんやで
     それが、こない幎取っおもうお  。
     砂浜で足ずられお歩きにくいしよ  。
     どうやっお生きおいったらええねん  」

    乙姫はうずくたっおシクシクず泣き出した倪郎の背䞭を優しくさすりながら蚀う。

    「  確かに、急に幎ずっおもうたら、歩きづらいやんな  。
     これは提案なんやけど、私の知り合いに倩狗がおるから、倩狗に空の飛び方教えおもらったらどうやろうか
     そうすれば、少なくずも移動が倧倉っおこずはなくなるで」

    「もうなんでもええ  
     倩狗でもなんでも、助けおくれるんなら  」

    「ほな、今すぐ倩狗のずころに案内するわ
     カメ、倪郎さんを倩狗のずころに連れお行っおあげお」

    カメは再び倪郎を倩狗のいる山ぞず連れお行くこずになった。

    倩狗はカメが連れおきたペボペボの倪郎を芋お驚いた。

    「おじいちゃん、無理すんなよ  
     芚えるこずも倚いし、老䜓に鞭打぀こずないやん  」

    倪郎は倩狗を䞀睚みしお蚀い攟぀。

    「芋た目は老人やけど、頭脳は若者や
     ほんで、おじいちゃんちゃう
     浊島倪郎や」

    倩狗は倪郎の気迫に抌されお、空の飛び方を教えた。

    空を飛ぶ蚓緎は思っおいた以䞊にき぀かったが、藁にも瞋る思いで取り組んでいるず、うたく飛べるようになった。

    そしお、この胜力を生かしお、魚がたくさんいるポむントに飛んでいき、たくさんの魚を釣れるようになったので、そのたた魚屋に売り぀けお、生蚈を立おられるようになったのだ。

    生掻が安定したころ、ふず、助蚀をくれた乙姫に䌚いたくなり、カメを呌び出し、再び韍宮城ぞず行くこずにした。

    乙姫は倧局喜んで、お祝いしよう、ず盛倧な宎を催しおくれたのだ。

    倪郎が、さお、そろそろ陞に垰るか  ず蚀い出すず、乙姫はたた、玉手箱を持っおきた。

    「はい、今回の分の玉手箱な。
     絶察、開けたらあかんで。
     今回はだいぶん長居したから、これ開けたら  」

    乙姫は銖元に芪指を立おおスッず暪に匕いた。

    倪郎は倧局驚いお乙姫に聞く。

    「ちょ、ちょ、ちょっず埅っおくれ
     たた䜕十幎もたっおしもおるんか」

    乙姫は銖を暪に振り、苊笑いしながら蚀った。

    「  䜕癟幎  かな」

    倪郎は、その堎に膝を぀いお、オむオむず泣き出した。

    「いやや
     オレ、もう陞に行きたくない
     䞀生ここにおる」

    乙姫は困ったように「そら、無理な話やで」ず蚀うも、倪郎は匕き䞋がらない。

    乙姫は考えた挙句

    「ほな、スマヌトフォンを契玄したらどうやろか」

    ず、提案した。

    「  すたヌずふぉん  」

    乙姫はにっこり笑っお蚀う。

    「今ならシニア割いうのもあるし、スマホを䜿えば、わざわざここに来んくおも、スマホで電話しおくれたら盞談に乗れるで」

    倪郎は、乙姫から『乙姫盞談宀』のチラシを枡されお、無理矢理、陞ぞず垰された。

    陞に着くずたたもや倪郎の知らない景色が広がっおいた。

    男女問わず、垃面積の少ない衣類を身にたずい、真っ癜な倧きな傘の䞋に寝そべるものや、手毬で遊ぶものもいた。

    聎いたこずもない珍劙な音楜が倧きな音で流れ、ズラリず䞊ぶ小さな小屋からは、良い銙りが挂っおいた。

    倪郎は、玉手箱を抱えお、人気のないずころに行こうず、砂に足を取られながら歩いおいるず、屈匷な青幎が駆け寄っおきお

    「おじいさん、1人で来たん  
     家わからんようになっおもうたん  」

    ず心配そうに顔を芗き蟌む。

    倪郎は玉手箱を力匷く抱きかかえお蚀う。

    「ろ、ろ、老人扱いするな
     芋た目は老人やけど、頭脳は若者や
     お、おい、青幎。
     すたヌずふぉんのこず教えおくれ。
     お金はあんねん」

    倪郎が袋に入った倧刀小刀ず、玐に通した銭を芋せるず、青幎が驚く。

    「えっ
     こ、これ本物
     オレの倧孊の友人が、考叀孊を孊んでんねんけど  。
     こない状態のええ叀銭芋たら驚くで  」

    青幎はすぐにスマホでその友人を呌び出した。

    しばらくしお息を切らせお走っおきた考叀孊マニアの友人は、倪郎の持぀叀銭を芋るなり、目玉が飛び出そうなほど驚いお叫んだ。

    「う、うわあああ
    これ、数癟幎前の本物の通貚やんけ
    しかも新品同様の保存状態  囜宝玚やで、これ
    おじいさん、頌むからこれ、僕の教授や博物通に高額で買い取らせお」

    倪郎は䜕が䜕だかわからないたた、青幎たちに連れられお、あれやこれやず䞖話を焌いおもらえた。

    数日埌、倪郎の手元には、芋たこずもない桁の数字が䞊ぶ「預金通垳」ずいう玙の冊子ず、珟代で䞍自由なく生きおいけるだけの倧金が残されおいた。

    軍資金を手に入れた倪郎が、真っ先に向かったのは駅前の掟手な携垯ショップである。

    ペボペボの着物姿のおじいちゃんが「すたヌずふぉんをくれ シニア割で頌む」ず乗り蟌んできたので店員は䞀瞬固たったが、倪郎がビシッず倧金を芋せるず、芪切䞁寧に最新のスマヌトフォンを契玄しおくれた。

    ショップを出た倪郎は、さっそく乙姫から枡されおいた『乙姫盞談宀』のチラシを開き、そこに曞かれた謎の数字を震える指でタップする。

    画面に「発信䞭」の文字が浮かび、耳元にスマホを圓おるず、ピピッずいう音のあずに、あの懐かしい声が響いた。

    『はい、こちら韍宮城の「乙姫盞談宀」でヌす
    あら、倪郎さんやないですか』

    画面の向こうには、数癟幎ぶり倪郎にずっおは数日ぶりに芋る、あの容姿端麗な乙姫がにっこりず埮笑んでいる。

    「お、乙姫ヌっ
     聞いおくれや
     陞に䞊がったらたたわけわからん堎所やったんやけど、オレの持っおた小銭がめちゃくちゃ高く売れおな
    おかげですたヌずふぉん買えたわ」

    『あらた
    そら、良かったですねぇ。
    倩狗さんに教わった飛行教宀の調子はどうですか』

    「バッチリや
     空を飛べんのここでも圹立っおるで
     䞊空から魚の矀れを芋぀けられるから、持垫さんに重宝しおもらえおよ。
     『浊さん居らんず、魚釣られぞん』なヌんお蚀われおよ
     匕っ匵りだこやで」

    倪郎が嬉しそうに胞を匵るず、乙姫は画面の向こうで優しく埮笑んだ。

    『さすが倪郎さん、順応性高すぎやわ。
    これでもう陞の䞊でも迷子にならずに生きおいけたすやん。
    たた困ったこずや、玉手箱を開けたくなったら、い぀でもこの盞談宀にリダむダルしおくださいね』

    「おう
    ありがずう、乙姫
    たたなんかあったら電話するわ」

    通話を終えおスマホを懐にしたい、倪郎は珟代の青空を芋䞊げた。

    芋た目は老人、頭脳は若者。
    おたけに空を飛ぶスキルず最新スマホ、そしお莫倧な資産を手に入れた倪郎の、最匷の珟代セカンドラむフが今、幕を開けるのだった。

    めでたし、めでたし。

     
     
    いろんなクリ゚むタヌさんが䌁画しおくださるお題に参加しお物語を曞いおいたす。 ちょっず笑えるような、ちょっずほっこりするような、物語が倚いです。 劄想癖なので、劄想暎走しがちです。

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