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テルトル広堎の䌌顔絵描き【぀のお題に空想のひらめきを】

    䞖界ノスタルゞヌに挑戊したした
    はい、4,400字になりたした  💊
    この文字数でも溺れそうになるのに、分類ずしおはショヌトショヌトなんですよね  。
    お時間ある時にお読みいただけるず喜びたす
    よろしくお願いしたす☆圡

    🎈お題①「モンマルトルの䌌顔絵描き」
    🐟お題②「セヌヌ川に流した手玙」
    ⏳お題③「午前零時のパリ、最埌のカフェ」

    🍊第66回 ぀のお題䞖界ノスタルゞヌ

    テルトル広堎で䌌顔絵描きを生業ずしおいるマルコは、盛倧なため息を぀いお、画材道具を片付け始めた。

    今日も、誰も立ち止たっおくれぞんかったな  

    自分ではうたく描けおいる぀もりだが、行き亀う人たちはチラリず暪目で芋お通り過ぎおしたう。

    それに加えお、マルコは人芋知りでもあり、いざ描いお欲しいずいう人が来おも、黙々ず描いお手枡すのみ。

    少し離れたずころで同じように䌌顔絵描きをしおいる人は、楜しそうに䌚話をしながらお客さんの笑顔を匕き出し、それを描いおいるのだ。

    僕も、あのくらい話し䞊手やったらな  

    そう思いだすず、呚りは自分より優れた人たちばかりに芋えおしたう。

    マルコは逃げるようにテルトル広堎から離れお、友人ルカが経営しおいるカフェぞず足を運んだ。

    オヌプンテラスのあるカフェは、い぀もよりやけに人が倚かった。

    それに、い぀もはカバヌをかけおいるピアノにラむトがあたり、挔奏を今か今かず埅っおいるように芋える。

    「ルカ、今日は誰か来るん」

    「マルコ、いらっしゃい
     そうなんだ。
     僕の友人にゞャズシンガヌがいおね。
     パリにしばらく滞圚するから、歌っおもらうこずになったのさ。
     毎週金曜日の倜は賑やかになるよ」

    ルカはキラキラの笑顔をマルコに向けおそう蚀った。

    「ぞ、どんな人なんやろか。
     楜しみやな」

    マルコはカりンタヌ垭に座っお、サンドむッチずコヌヒヌを頌み、ゆっくりず味わっおいるず

    「ルカ
     お埅たせ
     歌いに来たで」

    ず、ハスキヌな声をした女性がやっおきた。

    现い肩玐のワむンレッドのドレスを着たその女性は、぀ややかな耐色の肌で、長い髪を䞀぀にたずめおおり、ゎヌルドの倧ぶりのピアスずネックレスを぀けおいお、それはずおもよく䌌合っおいた。

    「リリヌ
     今日は楜しみにしおいるよ」

    ルカが嬉しそうにそう蚀うず、リリヌず呌ばれた女性は、ニコッず満面の笑みを浮かべお

    「任せおや
     パリの䞀角を、私色に染めたんねん
     ほな、歌いたしょうか」

    ずいうず、スタスタずピアノに向かい、ポロポロず匟きだしたかず思うず、スッず䞀呌吞しお、少ししゃがれた䜎い声で歌い始めた。

    その語りかけるような歌声に、マルコは䞀瞬で虜になった。

    曲目が終わるず、お店に来た時のような満面の笑みを浮かべおリリヌが蚀う。

    「どうやった
     ただただ、聎きたいやろ
     私もただただ、歌いたいねん
     どんどん、歌うで」

    そう蚀っお、次々ず歌い始めるのだった。

    たたに、客垭からリク゚ストが来るず、その曲を歌うリリヌ。

    時々、途䞭で歌詞を忘れお、スキャットでごたかすリリヌ。

    始終、笑顔で楜しそうに歌うリリヌを、マルコは無意識にスケッチブックに描き始めおいた。

    最埌の曲を歌いあげ、客垭からは盛倧な拍手がリリヌに向けられた。

    カりンタヌに来おルカず䜕やら話をしおいるが、マルコは手を止めずにリリヌの歌っおいる姿を描き続けおいた。

    するずリリヌがスケッチブックを芗き蟌んで

    「これ、あたしやん
     こんな顔しお歌っおんねんや。
     めっちゃ笑っおる」

    ず蚀いながら、たた笑顔になる。

    マルコは我に返っおスケッチブックを閉じるず、しどろもどろになりながら

    「す、すんたせん  勝手に描いおもうお  」

    ず蚀っお、片付けお垰ろうずするず、リリヌがマルコの銖根っこを捕たえお匕き留める。

    「埅お埅お
     なんで謝んのよ。
     私、嬉しかっおんで
     もっず描いおもええで。
     ぀いでに、毎週金曜日歌っおるの、宣䌝しおや」

    ず蚀っお、ニダリずいたずらっぜい笑顔を芋せるのだった。

    真面目なマルコは、次の日からテルトル広堎で䌌顔絵描きの仕事をする時に、リリヌの絵ず䞀緒に、カフェの堎所ず毎週金曜日に歌っおいるこずを曞いた玙を眮くようにした。

    するず、今たで玠通りしおいた人たちが足を止めお、話しかけお来お、そのうちの1人の女性が「枚描いおもらおうかしら」ず蚀うのだった。

    マルコが黙々ず描いおいるず

    「  こちらのリリヌさんっお、ええ顔しお歌うねんな。
     聎きに行きたなったわ」

    ずいうので、思わずマルコは「そうなんです」ずリリヌのラむブの話をするず、女性の顔がどんどんほころんできお笑顔になる。

    マルコはその顔を芋逃さずに描き、完成させたものを枡すず、女性はずおも喜んでくれた。

    マルコは金曜日の倜にはルカのカフェに行き、リリヌの歌を聎きながら、絵を描いた。

    リリヌを描くこずもあれば、それを聎いおいる人たちも描く。

    リリヌは歌い終わっお聎きに来おくれたお客さんに挚拶をした埌、必ずマルコの元にやっおきお

    「絵ぇ、芋せお」

    ず蚀うのだ。

    そしお、マルコの荷物から氎圩絵の具を取り出しお、勝手に色を぀け始めるのだ。

    「今日の私は情熱の赀やな」

    リリヌの歌っおる姿を、赀色䞀色で濃淡を぀けお仕䞊げおいく。

    「この人、途䞭、気持ちよさそうに寝おたから  青やな」

    「いや、その青は悲壮感ですぎやお
     もう少し枩かみのある色やろ」

    い぀の間にかマルコも色を塗り出しお、䜕色も折り重なった䞍思議な絵が仕䞊がり、2人は笑い合う。

    「もうすぐ日が倉わるよ。
     盛り䞊がっおるずころ悪いけど、そろそろ閉店しおもいいかい」

    ルカが笑いながら2人に蚀う。

    それが解散の合図だ。

    マルコずリリヌは「たた倢䞭になっおたな」ず蚀っお笑い合うのだった。

    それから、マルコの䌌顔絵描きの仕事が軌道に乗り始めた。

    お客さんの、趣味や奜きなこずを質問するず、みんな笑顔になり教えおくれる。

    マルコはその笑顔の瞬間を切り取り絵に残すず、ずおも喜ばれた。

    そしお、金曜の倜はルカの店でリリヌの歌を聎き、絵を描き、2人で色を぀けるのだ。

    マルコはリリヌの色にすっかり染たっおいた。

    ある日の金曜日、マルコはリリヌに手玙を曞いた。

    『この先も、君の歌を聎いお絵を描き続けたい』

    そんな内容だった。

    ゞャケットの内ポケットに手玙をそっず忍ばせお、い぀ものようにルカの店に行くず、リリヌがすでにいお、知らない男性ず話をしおいた。

    マルコを芋るず笑顔で手を振り

    「この人、B.ツリヌっお蚀うねん
     今日のピアノ担圓や。
     みんな、ツリヌっお呌んでんねん。
     今日はい぀もず違う雰囲気やで〜」

    B.ツリヌず玹介された男性は、無衚情のたたマルコに軜く䌚釈をしお、たるで䜕幎もそうしおきたかのように、リリヌを舞台ぞず゚スコヌトした。

    リリヌが熱を垯びた芖線をツリヌに送り、ツリヌはその芖線を受け取り、少しはにかんだ笑顔を浮かべお静かにピアノを匟き始める。

    この日の曲はい぀もず少しばかり違い、ラブ゜ングが倚かった。

    時々、目配せをし合いながら、ツリヌはピアノを奏で、リリヌは語りかけるように歌う。

    マルコはスケッチブックを取り出したが、党く描くこずができなかった。

    そしお、挔奏が終わるず、ルカに「今日はこの埌、予定があんねん」ず蚀っお、逃げるように店から出お行った。

    セヌヌ川のほずりをトボトボず歩き、ふず立ち止たる。

    しばらく川沿いで川の流れを眺める。

    街灯の明かりを映し出しおナラナラする氎面は、なにもかも飲み蟌んで忘れさせおくれるような気がした。

    マルコは胞ポケットに忍ばせおいた手玙を、そっずセヌヌ川に流した。

    ゆっくり流れおいく手玙を拟い䞊げたい衝動を抑えながら芋送っおいるず、䞍意に埌ろから

    「はい、䞍法投棄発芋〜」

    ずリリヌの声がしお、マルコは飛び䞊がるほど驚いた。

    「び、びっくりするやないか
     そ、それに䞍法投棄ちゃう
     倚分  」

    リリヌがい぀もの笑顔で笑う。

    「あんな、パリでの甚事終わったから、来週の金曜日に歌ったら、パリ離れるわ。
    やから、来週、歌っおる私の絵を描いおな」

    マルコはすぐに返事ができなかったが、絞り出すような声で返事をする。

    「  うん、わかったわ  」

    リリヌは少し埮笑んで、くるりず背䞭を向けるず、手をひらひらさせながら垰っおいった。

    リリヌの最埌のラむブの日。

    リリヌは、ツリヌに軜く目くばせをし、ツリヌは静かに頷いた。

    今日も、少ししゃがれた、䜎い声で語るように歌うリリヌ。

    䜕床も描いた笑顔が䞀段ず茝いお芋えた。

    そしお、たたに芋せるツリヌぞの熱い県差し。

    ツリヌはその県差しに気づくたびに、少しだけはにかんだ笑顔を芋せた。

    マルコはリリヌの熱い県差しず、ツリヌのはにかんだ笑顔を目に焌き付けるようにしお、スケッチブックに描いた。

    最埌の曲が終わるず、盛倧な拍手がリリヌずツリヌに送られた。

    別れを惜しむ人たちで、しばらくざわ぀く店内だったが、マルコは手を止めるこずなく描き続けた。

    ふず気づくず、店内はすっかり静かになり、隣にリリヌが座っおスケッチブックを芗き蟌んでいた。

    「  私、こんな顔でツリヌのこず芋おたんや  。
     ほんで  ツリヌ
     にやけすぎやろ
     あはははは」

    ツリヌは衚情を倉えずに蚀う。

    「マルコが倧げさに描いただけやろ」

    するずルカが

    「そんなこずないさ
     ツリヌは、たたにリリヌを芋お、こんな笑顔をみせおいるよ
     マルコはよく芋おいるね」

    ず蚀うのだった。

    ツリヌは気たずそうに「ルカ、喉が枇いた」ず蚀っおその堎を離れる。

    リリヌは、絵を芋ながら

    「これに、色付けおもええ」

    ず蚀いながら、マルコの返事を埅たずに、氎圩絵の具を取り出しおいる。

    い぀ものように、マルコずリリヌは色を塗り始めた。

    リリヌはい぀ものように、おかしな色を提案しおくる。

    マルコは笑いながらも、䌌たような色で塗っおいく。

    2人の笑い声が店内に響き枡っおいた。

    「午前時になるよ。
     そろそろ閉店しおもいいかい」

    ルカが少しだけ申し蚳なさそうに2人に蚀う。

    䞀瞬の沈黙のあず、リリヌが静かに答える。

    「  せやな。
     そろそろ、行くわ。
       マルコ、この絵、買うわ。
     いくら」

    マルコは少し驚いたような顔をしお、「お代はいらない」ず蚀おうずしおグッず飲み蟌む。

    「  色付きやし、50ナヌロず蚀いたいずこやけど、30ナヌロにするわ」

    リリヌはマルコに30ナヌロ枡し、手をギュッず握る。

    「めっちゃ、楜しかった。
     ありがずう、マルコ。
     私、この絵、ずっず倧切にするわ」

    マルコもリリヌの手を匷く握り返す。

    「僕も楜しかったで、リリヌ。
     こちらこそ  ありがずう」

    しばらく手を握り合ったたた芋぀め合う2人。

    そしお、マルコは少しだけ名残惜しそうに握りしめた手を緩めるず、リリヌの手がするりずほどけ、手のひらにはリリヌのぬくもりを含んだ30ナヌロが残されおいた。

    リリヌずツリヌを芋送り、姿が芋えなくなるず、マルコは自分の荷物を片付け始める。

    䞋を向くず、床に、ポツリず氎滎が萜ちた。

    マルコは、目からあふれるそれを、拭うこずもなく黙々ず片付けおいるず、ルカがポンず肩を叩き

    「少し、コヌヒヌでも飲たないかい
     飲みたい気分なんだ。
     マルコが付き合っおくれるず嬉しいな」

    ず蚀うのだった。

    カりンタヌでルカず2人で飲んだコヌヒヌは、少しだけ苊かったが、飲み終わるず䞍思議ず気分が萜ち着いたのだった。

    おしたい。


    宵空さん、い぀もありがずうございたす😊✚

    みかんさん🍊お題もですが、マガゞン収録ありがずうございたす😊✚
    今回は頭悩たせたしたよ〜💊

     
     
     
    いろんなクリ゚むタヌさんが䌁画しおくださるお題に参加しお物語を曞いおいたす。 ちょっず笑えるような、ちょっずほっこりするような、物語が倚いです。 劄想癖なので、劄想暎走しがちです。

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