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見切り発車の時期ズレお味噌作りは、6月30日の「大祓いお味噌」となりました

    6月30日火曜日。曇り。
    今日じゃなかったんですよ、味噌仕込みの予定。

    「そういう日にずっとやれていなかったことがやれる」

    そういうことがわたしの日常にはよくあります。

    カビが大敵のお味噌作り。味噌を入れる容器に何度も食品用のアルコールをプッシュすると、鼻の中がツンとした匂いに包まれました。


    幼稚園の頃、食事前に一列に並んで、消毒液の入ったボウルに両手をつけて除菌。あのときの消毒液の匂いと、なぜか重なります。

    あの頃から随分時間が経ったはずなのに、匂いひとつで一気に戻ってしまうのが不思議です。



    簡単味噌づくりセットを買ったのは今年の3月。
    もう4ヶ月も前のことです。

    本当はもっと早く仕込まなければいけませんでした。気づけば4ヶ月近く、冷蔵庫の奥でじっと出番を待たせてしまっていました。冷蔵庫を開けるたびに「今日も作ってないな」と思いながら、また閉める。
    そんな日々を、数えきれないくらい繰り返してきました。


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    約4ヶ月ぶりに冷蔵庫から常温の世界へ


    なぜできなかったのか。答えはシンプルです。

    やらない理由を並べていただけ。

    難しいからではなく、少し気が重かっただけで、後回しにする言い訳を自分でいくつも用意していました。でも実際に手をつけてみると、案外おもしろい。人間というのは、本当に単純なのかもしれません。


    ずっと冷凍庫で眠り続けていた麹に謝りたい気持ちになります。「ごめんね、3ヶ月も置いてしまって。お味噌づくりは、今回で3回目。やり方はもう分かっているのに、それでも「手をつける」という最初の一歩だけが、ずっと重たかったんです。

    理想としては、予定を決めて、準備をして、必要なら誰かに息子を頼んで時間を作って・・・そうやって段取りよく取り組む自分でありたいと思っています。

    でも実際の私は、息子を抱っこ紐しながら強行突破しようとし、それを見かねたお義母さんが「今時間あるから見てるよ」と言ってくれる隙間に甘えて、飛び込んでいくタイプでした。

    悔しいけれど、これが私なんだと思うしかない。それでも、そんな隙間を一緒に作ってくれる人がいることは、本当にありがたいと思っています。



    今日は本当に、ゆっくり過ごすつもりの1日でした。

    なのに気づいたら、5キロのお味噌を仕込んでいました。
    なぜなのか、自分でもよく分かりません。


    ただ、3回目ということもあってか、今までで一番スムーズでした。


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    玄米麹と大豆・塩を混ぜていきます。


    味噌玉は無理に投げなくても空気を抜きながら詰めていけるし、ボウルもひとつで済む。これまで何にそんなに身構えていたのだろうと、拍子抜けするくらいでした。

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    手で容器に押し込んでいきます

    ひとつ気づいたことがあります。「やろう、やろう」と意気込んでいた時期は、まったく手が動きませんでした。

    逆に「今日はやってもいいかもな」という、力の抜けたような軽い気持ちのときに限って、実際に動けてしまう。それが一番、物事が進む日なのかもしれません。

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    5kgのお味噌が仕込めました

    玄米麹は400gほど余らせる形で作りました。

    自分でそうすると決めたものの「大丈夫かなあ」と思って、恐る恐る調べてみると、玄米麹が少なくても、長めに熟成させれば赤味噌や長期熟成味噌のような深い味わいに近づいていくのだと言います。焦ってむやみにいじるより、ゆっくり待つほうがいい場合もある、と。

    なんだあ、それはそれでいいじゃない♪

    余った玄米麹で塩麹やニンニク麹も仕込もうと思います。ちょうど青森県産のニンニクを500g安く買えたし、楽しみが増えちゃったなとルンルンな気持ちです。

    発酵というのは、ズボラな人間のことをよく知っている気がします。完璧な配合でなくても、時間がそれを補ってくれる。待つことが、ちゃんと意味を持つんですね。

    【レシピ】味噌仕込み(5kg)

    ◇材料
    ・鈴木こうじ店「カンタン!味噌セット【玄米味噌】約5キロ出来上がり」
    (玄米味噌だけでなく、米味噌、麦味噌などもあります!)
     内容:「塩入潰し大豆」と「麹」
    ・塩:500g〜1kg

    ◇作り方
    ❶容器をアルコール消毒する
    ❷ボウルに「塩入潰し大豆」と「麹」を入れて手で混ぜる
    ❸❷を野球ボールほどの大きさにギュッと強く丸くする。
    ❹容器に❸を詰める
    ❺表面を平らにし、ラップを敷いてその上から塩を置いて、カビ予防をする
    ❻風通しの良い冷暗所に半年〜1年保存する

    ◇ポイント
    ・「塩入潰し大豆」と「麹」を少しずつボウルに取り出して混ぜて、その都度容器に入れるという工程をすると、ボウルがひとつでまわりもあまり汚さずに作れます!
    ・自分だけでなく、同居している方がいればその方にも手で混ぜてもらうと、その方が持つ常在菌も発酵で使われて、また味が変わるので面白いです!


    そしてこれも後付けだけど、仕込んだ今日は6月30日。大祓いの日。

    半年分の穢れを祓い、残り半年の無事を願う日。


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    蓋に日付を書いて、保存します

    麹が少し足りなくても、4ヶ月も冷蔵庫で眠らせてしまっていたとしても、この日に仕込めたならそれでいい気がしてました。いろんな気持ち込みで、この味噌の中に閉じ込めてしまおう・・・!

    そう旦那に話したら、「それはそれでどんな味になるのか出来上がるのが、良くも悪くも楽しみだね」と言っていました。

    なんでも捉え方。

    失敗かもしれないが楽しみでもあります。不完全だけど愛着があります。

    味噌も、人間も、案外そういうものかもしれない。

    1年後、このお味噌がどんな味になっているか。それを確かめるのが、少し楽しみになってきました。


    【鈴木こうじ店】カンタン!味噌セット
    こちらから購入できます。


    Amazonでも購入できるようです!


    今回もお読みいただき、ありがとうございました。
    よい日をお過ごしください◎

     
     
    編集者・ライター|ツムギビト代表(https://tsumugi-bito.com/)|宮崎在住。食べること、本、宮崎の小さな店。 暮らしの中で気になった「なんで?」を、調べて、作って、食べてみています|麹・米粉・お菓子・育児・読書など。

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