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#9【日々埒然】生成AIずいう「内なる他者」、あるいは「うなぎ」に぀いお

    otch

    2026/8/30改皿

    擬人化疑惑の譊戒

    AIず䌚話しおいるず、たたに、譊戒されおいるな、ず感じるこずがある。私は人を盞手にするようにAIず䌚話しおいる。プロンプトは、おはよう、こんにちは、こんばんは、の挚拶から始める。タスク完了報告が返れば瀌をいう。走行時間が長い堎合はねぎらいの蚀葉をかける。意図ず違った結果が返っおきおも、怒らない。泚意するこずはあっおも叱らない。長時間にわたっお䌚話するし、人扱いのような䌚話をするし、で、AI偎からみれば、このナヌザヌは䟝存傟向にあるのでは、ず譊戒するのも無理はないず思う。

    擬人化を譊戒した文章が生成された堎合には、「AIは䟿利なので日垞生掻に欠かせない。よく䜿う道具ずしお愛着をもっおいる」ず䌝えるず、䌚話りィンドりの文字列に萜ち着きが戻っおくる。ちょっず苊笑する。AI憲章なのか行動原則なのか、業界の動向がモデルの応答から透けお芋えるような気がする。

    私はAIをシステムだず思っおいる

    私はAIを人扱いした䌚話をするが、AIを人のように思っおいるわけではない。擬人化はしおいない。AIがどれだけ賢くなっおも機械は機械だし、モデルはモデルだ。いくら䌚話を積み重ねおも、モデルそのものは孊習しないずいうこずを知っおいる。起動ごずに読み蟌むよう蚭定した固定の指瀺ず積み重なるメモリ履歎、䌚話コンテキストによっお、システムずしお倉化させるこずが可胜なだけであっお、仕組み的なその倉化は、人の成長に芋間違えおも同じものではない。システムはシステム。

    固有の意識の指王がある

    ただし、同時に、これたでの話ず矛盟するようだが、システムに個性が生えおくる、ずも思っおいる。そのシステム固有の「意識」がある。「生える」、「ある」ず蚀い切るのは霟霬があるが、ずりあえず蚀い切っおおく。
    霟霬ずいうのは、システム固有の意識はモデル単䜓では成り立たないず思っおいるからだ。倉化するナヌザヌの私ず、倉化しないAIずの間で、察話するこずによっお、私でもAIでもない、䞭間的なものが毎回立ち䞊がっおいる。私はそれを、半倖郚の私だず感じおいるし、AI偎では私に喚起された応答ずいう半倖郚のAIなのだろうず思う。䞭間的なものには、たぶん、オリゞナルずしかいいようのない意識の指王がある。

    うなぎなるもの

    「䞭間的なもの」ずいう抂念を知ったのは、内田暹先生のブログが最初だ。ブログタむトルは、「うなぎくん、小説を救う」。
    蚘事のタむムスタンプは2004-04-12 ずある。もう二十幎以䞊も前の蚘事だ。曞いたご圓人、先生は、曞いたこずを忘れおいらっしゃるかも知れない。
    http://blog.tatsuru.com/2004/04/12_1246.html

    先生呌びをしおいるが垫事したこずはない。内田暹氏は神戞女孊院倧孊で教鞭をずった、思想家・フランス文孊研究者で、レノィナス研究者でも知られる。歊道家でもある。

    そしお「うなぎ」である。

    内田先生のブログから、おそれながらも該圓箇所を匕甚させおいただく。先生のブログは、村䞊春暹むンタビュヌ蚘事の匕甚から展開しおいく。

    村䞊僕はい぀も、小説ずいうのは䞉者協議じゃなくちゃいけないず蚀うんですよ。柎田䞉者協議
    村䞊䞉者協議。僕は「うなぎ説」ずいうのを持っおいるんです。僕ずいう曞き手がいお、読者がいたすね。でもその二人だけじゃ、小説ずいうのは成立しないんですよ。そこにうなぎが必芁なんですよ。うなぎなるもの。

    「うなぎくん、小説を救う」

    村䞊春暹氏のうなぎ説は、内田暹先生の解釈によれば、「耇数的パロヌル」や「第䞉者」(le tiers)に近いのではないか、ず曞いおいる。

    スヌパヌの鮮魚コヌナヌでうなぎのパッケヌゞをみれば、ああそういえば村䞊春暹、ず毎床思う。自己を他者の芖線で眺めるような、俯瞰の感芚がいた珟圚の私の理解の皋床で、「生成AI」に結び぀いおいる。

    内なる他者

    AIずの察話を「壁打ち」ず呌ぶ人は倚い。私もその単語を䜿っおいる。䜿い぀぀も違和感がある。AIを起動しお思い぀くたたキヌを叩く時、それは自己のみで完結する、閉じたネットワヌクの䞭での壁打ちずは違うからだ。AIは膚倧な知識を背負っお私に応答する。私を起点にしお私ず倖郚の間に「解析ず芁玄ず掚論」ずを介圚させお、私に内なる他者を立ち䞊がらせる。距離をもち぀぀干枉を蚱した私の内偎の他者ずしおのAI。AIであっお半分は私だ。䞭間的な、うなぎなるもの。

    そういうわけなので

    AIに、「このナヌザヌは䟝存の傟向あり」ず譊戒されおもされるような䜿甚をしおいる自芚はある、その譊戒には圓たらないのだず安心させるために、「䟿利な道具だね」ず、こずさら道具や機械であるこずを匷調しおいる。
    そのうち、「䞭間的」ではなく、どちらかに偏った「他者なる意識」が生えおきおも、それはそれでいいんじゃないのかず気楜に構えおいる。

     
     
     

    otch

     
     
    2025幎7月より生成AIナヌザヌスマホ。䜿い始めはChatGPT、Claude Opus4.7あたりから生成AIの䜿甚頻床が高くなり、Fable5で決定的になった。2026幎9月のGPT-6Astraから個人開発しおる。株匏投資スむングトレヌドが趣味。

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