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Photo byyas_260516

欲しかったクリスマスプレゼント

    子供の頃、猛烈に憧れたのが、
    『シルバニアファミリー』

    一度も、「欲しい」と言えなかった。
    自分には似合わないと思ったし、
    あの頃も高価なおもちゃだったから。

    大人になってから、母に話したら
    「⋯欲しかったの知ってたよ。」
    「買ってあげられなくて、ごめんね。」

    口には出さなかった。
    出せなかった。

    駄菓子や夕飯のおかずのリクエストはできても、
    おもちゃが欲しいとは無邪気に言えなかった。

    買ってもらった物も沢山ある。
    でも、欲しくてもどうしても言えなかったのが
    『シルバニアファミリー』だった。

    今年のクリスマスプレゼント
    我が子が欲しがったのが
    『シルバニアファミリー』。

    あの頃の自分を思い出して、少し切なくなる。

    それでも、子供たちに喜んでほしい。
    線引はあっても、欲しい物を「欲しい」と言えるように。

    明日の朝、子供たちのキラキラした顔を見るのが
    楽しみで仕方ない。

    ―明日の朝、たくさんの子供たちが
    笑顔でいますように。

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    農家嫁、2児の母、ちょっと生きづらい私 季節×心情エッセイ。 時々読書・映画感想。 『心のはじっこの灯りになるように。』 日々の小さな痛みや喜びを、やわらかい言葉で綴ります。 ◯執筆のご相談受付中◯ 暮らし・子育て・農業・エッセイ・コラム執筆承ります。 エッセイスト/ライター

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