母を休みたいとは思えなかった
おばんざい屋さんを出て。
目当てのバーがありましたので、
私は夜道を歩いておりました。
母を思い出したマカロニサラダ。
手作りのご飯は、
小さかった頃の私の身体を作ってくれました。
けれど大人になった今、
あれは心の栄養でもあったのだなと、
そんな事を思うのです。
たまに手抜きで、
外食やインスタントになる日もあります。
けれど自分の息子には、
なるべく手作りのご飯を作ってあげたい。
今日はこの時間を、
自分のためだけに使おうと思っていたのに。
気付けばまた、
子供の事を考えてしまっている。
母とは、
こういうものなのでしょうか。
そんな事を考えているうちに、
バーへと辿り着いておりました。
薄暗い店内には、
マスターが1人。
奥の方には、
若い男女がひと組。
私はカウンターの真ん中へ通され、
メニューを手渡されました。
結局この店で、
終電ギリギリまで時を過ごす事になるのですが。
その話は、
また後日。
