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Project Free Mind ー定年後の「自由」を「今」手にいれる方法ー

「あと数年で定年ですね」

そう言われるたびに、
私は少し複雑な気持ちになります。

1990年代、
私が社会人になった頃、
60歳定年は、一つの「ゴール」でした。

だから私は、
ずっと心のどこかで、

「60歳になれば、
少し自由になれる」

と思っていたのです。

ところが、
2013年(平成25年)に施行された「高年齢者雇用安定法」により、
65歳まで働くことが当たり前になっていきました。

50代後半になった今、
時々こう思います。

「ゴールが、
少し遠くへ行ってしまったな」

きっと、
同じ感覚の人は多いと思います。


1. 私は、なぜ「定年」を待ち焦がれているのか

ある時、私は考えました。

なぜ、
こんなにも定年を待ち焦がれているのだろう。

別に、
仕事そのものが嫌いな訳ではありません。

でも、

  • 人間関係

  • 時間

  • 評価

  • 空気

  • 常識

そういうものに、
ずっと拘束され続ける感覚がありました。

私は、
「働くこと」が嫌だったのではなく、

「不自由」が嫌だったのです。

それなら、
定年まで待たなくても、

この「不自由」を減らせれば、
もっと早く「自由」になれるのではないか。

そう考えて始めたのが、
この「Project Free Mind」です。


2. 「自由」は、何もないことではない

ただ、
ここで一つ分かったことがあります。

人は、
完全な「自由」を与えられても、
幸せにはなれません。

何もない荒野に放り出されたら、
むしろ途方に暮れてしまう。

人は、
「選べる道」があるからこそ、
「自由」を感じられるのだと思います。

だから、
このプロジェクトは、

「完全な自由」

を目指している訳ではありません。

目指しているのは、

「不自由」を減らすこと

です。


3. 「不自由」は、感情から生まれる

noteに、20話ほど記事を書いてきて、
私は一つの結論に辿り着きました。

人は、
「事実」に苦しんでいるのではなく、

「感情の入った解釈」

に苦しんでいるのではないか。

例えば、
上司や顧客から連絡が来る。

「事実」は、
ただそれだけです。

  • 連絡が来た

  • まだ返信していない

本来は、
それ以上でも以下でもありません。

でも、
そこに「感情」が入ると、
一気に「不自由」が増えます。

  • すぐ返さないと嫌われるかもしれない

  • 評価が下がるかもしれない

  • 怒られるかもしれない

  • 関係が悪くなるかもしれない

つまり、
人は「事実」を見ているようで、
実際には「感情」を見ているのです。


4. 私は、「感情のノイズを消す」ようになった

だから私は、
ある時から、

「感情のノイズを消す」

ことを意識するようになりました。

  • 不安

  • 怒り

  • 妬み

  • 承認欲求

  • 勝ちたい気持ち

  • 嫌われたくない気持ち

これらは、
強いエネルギーにもなります。

でも同時に、
多くの「不自由」を生み出します。

そこで、
一度ノイズを消す。

すると、
少しずつ「事実」が見えてきます。

  • 本当に困っているのか

  • 本当に急ぐ必要があるのか

  • 本当に相手は怒っているのか

  • 本当にそこまで気にする必要があるのか

「感情のノイズ」が減ると、
世界が少し静かになります。


5. 「自分」を変え、「他人」を変えない

この考え方は、
自分にも、
他人にも役立ちました。

「自分」に対しては、

  • 不安

  • 焦り

  • 比較

  • 欲

を少し抑えられる。

「他人」に対しては、

  • 怒り

  • 支配欲

  • 期待

  • 嫉妬

を減らせる。

私は、
「Project Free Mind」 の軸は、
この二つだと思っています。

  • 「自分」を変える

  • 「他人」を変えない

人は、
「他人」を変えようとすると苦しくなります。

でも、
「自分」の「見え方」を変えることはできる。

そして、
相手をコントロールしようとしなくなると、
人間関係は驚くほど楽になります。


6. それでも、「感情」は必要だ

ただ、
全ての「感情」が不要なのかというと、
そうではありません。

「感情」は、
人生の「色」でもあります。

例えば、
私には、

「60歳で会社を辞めて、
その後は不動産の仕事をしてみたい」

という気持ちがあります。

だから私は、
宅建士とFP2級を取得しました。

勉強は、
正直かなり大変でした。

でも、
それは自分で選んだ「不自由」でした。

そして不思議なことに、

「自分で選んだ不自由」は、
どこか楽しかったのです。

誰かに与えられた「不自由」は苦しい。

でも、
自分で選んだ「不自由」には、
どこか「自由」があります。

つまり、

「感情のノイズを消す」

のは、
人生の「喜び」まで消すためではありません。

「不自由」に押し潰されそうになった時、
「感情のノイズ」を静かにして、
「事実」を見るための方法なのです。


7. 定年後の「自由」を、「今」少しずつ手にいれる

定年後、
本当に「自由」になれるのかは分かりません。

でも、
一つだけ分かったことがあります。

「自由」とは、
会社を辞めることだけではない。

「感情」に振り回されなくなるだけでも、
人は少し自由になれる。

「Project Free Mind」 は、
そんなことを考えながら続けてきた、
私なりの実験です。

定年後に手に入るはずだった「自由」を、
少しだけ、
今の自分に前借りできないか。

その方法を、
私は探しているのだと思います。


Project Free Mind ー定年後の「自由」を「今」手にいれる方法ー


#創作大賞2026

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