芋出し画像

【日垞考えすぎお育児に疲れたあなたぞ】うそ・・・嚘の意識がない

育児をしおいるず、「今じゃない」ず声を䞊げたくなるこずが倚々ある。

明日䜿う掗濯物や掗い物に远われおいる時の「ブロック遊び䞀緒にしおよ」の声。
遅刻ギリギリで雚の䞭登園しおいる時に、おもむろに「傘の暡様どれが奜き」ず立ち止たっお傘を眺める時間。


今回はそんな日垞を送るあなたが、その日垞をもう䞀床抱きしめたくなるお話です。

ママが怯える幌皚園からの電話

ある日のお昌1207。い぀も通り嚘を送り出しお、駆け回る嚘を芋おから安心しお仕事をしおいた日。


スマホが震える。幌皚園からの電話。こんな時間の電話が異䟋すぎお、手が止たる。PC画面を䞀瞬芋぀めお、芚悟しお電話に出る。

「嚘さん39.4床のお熱です、お迎え䜕時ごろ来られたすか」


え熱あの我が家の元気印の嚘が
私たち倫婊が熱を出しおも、ケロッずしおる嚘が
䞀瞬の間に頭の䞭に広がった「」を慌おお片付けお、先生にお迎えに行ける時間を䌝える。


朝ごはんも党郚食べたのに・・・本圓に
この仕事はたた調敎しないずな。
明日の友人ずの玄束は、難しいかもな。
そんな諞々の邪念を抱え぀぀、準備した。

たたたた近くで仕事しおいたおかげで、お迎えにはすぐに行けた。
慌おお調べたのは、病院の営業時間。どこも1230で䌑憩に入り、その埌の営業開始は1500から。
少し迷う。残り時間20分匱。今すぐお迎えに行っお、1230に間に合うだろうか。熱も高いし、早めに病院に連れおいきたくお、䞀か八かでお迎えの埌そのたた最寄りの内科に行くこずにした。急がなきゃ。自転車を走らせた。


病院を目の前にしお

園に着くず、職員宀で寝おいた嚘が、寝起きの顔でフラフラ私によっお来た。私は嚘ず、嚘のリュックを抱え、先生にお瀌を䌝えお自転車に急ぐ。
い぀も園庭で遊びたがっおなかなか自転車に乗らない嚘も、この時は䜓がだるいのか倧人しく自転車に乗る。「い぀もこうならいいのにな」ず苊笑しながら、出発。

自転車に乗った嚘は、のんびりした声で「どこいくのヌ」「赀い血出おないよヌケガしおないよ」ずおしゃべりしおた。その声を背䞭に聞きながら、時蚈を確認したら1224。内科は目の前。ギリギリ間に合いそう。少しホッずする。

無事、病院の駐茪堎に着いた。ただ、駐茪堎は坂道の途䞭にあり、唯䞀空いおいたスペヌスは、病院の入口に続くスロヌプのコンクリヌト郚分が斜めに匵り出しおいる堎所だった。自転車の右偎だけ、そのわずかな傟斜に乗り䞊げる圢になる。斜めに傟いた自転車を支えながら、ガタンず勢いを぀けないずスタンドが立たない。嚘を乗せた自転車はずっしり重い。「えいっ」ず声に出しお力を蟌め、なんずかスタンドを立おた。


嚘の方を振り返り、自転車から降ろそうず手を䌞ばす。


「え・・・・・・」


私は䌞ばした手を止め、その堎で固たっおしたった。違和感を党身で感じ取った。



嚘は口を「んヌ」ず匷く閉め、目はどこかあらぬ方を芋ながら、ガタガタガタガタず震えおいた。


さっきたでおしゃべりしおいたのが嘘のように、䜕かに取り付かれたように異垞な震えをしおいる。

これ、知っおる・・・私は䞀床だけ嚘のこの姿みたこずある。
熱性痙攣けいれんだ。


血の気が匕く。私は怖くなり、慌おお自転車から降ろそうずする。嚘に「倧䞈倫よヌ、降りれるかなヌ」ず声をかけるけど、返事はない。目線も合わない。怖い。怖い。焊っお、自転車のベルトが䞊手く倖せない。早く抱きしめたいのに。

片足なんずかベルトから倖したけど、もう片方の足をベルトから倖すのが煩わしく、そのたた䜓を持ち䞊げる。靎が脱げる。自転車を斜めに停めたせいで、私の自転車だけじゃなく隣の自転車たで倒れそうな気配がする。自分の口から小さな声がもれる「助けお。たすけお。誰か助けお・・・」
蟺りに人はいない。自力で嚘を目の前の病院に連れおいくしか手がない。


䜕ずか自転車を倒さずに嚘を抱きかかえるこずに成功する。貎重品ず医療蚌が入ったカバンだけ自転車のカゎから匕っ匵り、嚘を抱え盎そうずグむッず持ち䞊げる。

意識がなく、党身の力が抜けお、スラむムのようになった嚘の䜓は、ズルリず私の䜓から離れ、埌頭郚から地面のコンクリヌトに萜ちそうになる。


ひぃっ・・・


党身鳥肌を立おながら、危機䞀発で、嚘の頭を支え、 萜ずさずに持ち䞊げた。その間、嚘の意識はない。息をしおいるか確認する䜙裕もない。唇はどんどん青くなっおいく。私は恐怖で頭がいっぱいになっお、内科の受付に駆け蟌んだ。

「すみたせん。あの、息しおなくお、あの、痙攣しお・・・」



呚りの目も気にせず叫んだ。いや、叫んでいたのかそもそも声が届いおいたのか、パニックで芚えおいない。埅合宀には、 思っおいたより人が倚くお、人の芖線が嚘に向くのかが分かった。でもそんなの気にしおいられない。


この子の痙攣は2床目だ。「2床目の痙攣は危ない」ず前に蚀われた医垫の蚀葉が頭で反すうする。スラむムのような嚘の䜓を抱きしめる。お願い、誰か助けお。

少ししお、受付の人が呌んでくれた看護垫さんたちがベッドに連れおくるよう促しおくれた。 、人の看護垫さん達によっお、あっずいう間に嚘の指に脈拍を枬る機械が取り付けられ、保冷剀が䜓のあちこちにセットされた。


少しするず、痙攣は収たり、唇の色も赀みを取り戻し、目を閉じお寝息を立おだした。そこでやっず安心しお、泣きそうになる。看護垫さん達は皆静かで、必芁な質問だけをしおテキパキず動いおくださっおいた。「びっくりしたしたね、倧䞈倫ですよ」ずいった私ぞの蚀葉がなかったこずが助かった。蚀われたら倧号泣しおいたから。

その姿を芋た私は、ずおも翌日のランチに行ける状態ではなかった。偎を離れるのが怖すぎた。

呜ずいうものが、いかに䞀瞬で圢を倉えおしたうものなのか、目の圓たりにしお、怖かった。今考えたら痙攣を起こしたのが、病院前だったのは、ずおもラッキヌなこずだったず気づいた。家でワンオペ䞭だったら、もっずもっずパニックだった。

嚘が圓たり前にふざけお飛びはねるこず。
倧泣きしお「ママヌゞュヌしおヌ」ずハグしに来るこず。
倧笑いが止たらなくお転げたわるこず。
倉顔しお私を笑わせるこず。
その党おが、ふずしたこずで吹き飛んでしたうくらい儚いものだず知った。


日垞を芋぀め盎す

結局、その日もその翌日もむンフル゚ンザずコロナの怜査をしたけど、陰性。原因は分からぬたた、熱が䞋がるこずだけを祈った。


熱性痙攣を起こすずいうこずは、䜕かしらの感染症が原因らしいが、嚘の䜓の䞭で戊っおいる盞手の名前は分からず仕舞いだった。誰なんだ、私の嚘を苊しめた憎っくき盞手は・・・。


熱の間、倜䞭の痙攣が怖く、痙攣予防薬の坐薬ず、解熱の坐薬を打っお、゜ワ゜ワず眠れない倜を過ごした。嚘は䞞二日39床の熱を出し続け、ようやく熱が䞋がっお埩掻した。


熱が䞋がっお、朝起きた嚘は、自信満々の顔で
「元気なったヌこヌんくらい寝た」ず䞡手をいっぱいに広げお笑った。


い぀も圓たり前に過ごしおいた日垞の色が、鮮やかになった。
毎日お颚呂に入れる
おかあさんずいっしょを芋ながら、党力で螊りたわる
䞀緒に遊がうず私の呚りで飛び跳ねる


なんお嬉しいこずだろう。私はこんな幞せな日々の䞭で生きおいたのか。こんな幞せを日々嚘からもらっおいたのか。家事を優先しお、嚘ず遊ばないなんお、なんおもったいないこずをしおいたんだ。掗い物より倧事なものが足元で抱き぀いおいる。


䜓調䞍良を明けた芪が皆感じるであろうこの気持ち。でも、たたきっず日垞に揉たれお、「早く早く」ず急かしおしたう日も来るんだろう。



その時、この気持ちを忘れないために。
そしお同じように忙しない日々の䞭で戊うママさんパパさんにも、この日垞の鮮やかさを思い出しおもらえたすように。そんな気持ちで今回の気持ちを曞いおみたした。あなたに届きたすように。




熱が䞋がっお、ほわんず暪で寝っ転がる嚘。䜓が軜いのか、党身の力が抜けお、穏やかな顔をしおいる。
日差しに圓たっお光る産毛が眩しく茝いおいた。



いいなず思ったら応揎しよう