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第72話 Sの字と膀姐さん(1)

    「うーん。なんかかったるいな。へんなイボだか袋だかがあちこちに出来ちまって。
    年はとりたかぁねーよな」

    「S字結腸さん、こんにちはー 
    下降結腸さんとっからきましたぁ。
    雲子でーす。
    本日からよろしくお願いします。」

    「おう、お疲れさん。水分がしっかり抜けてて、いい感じに仕上がってらぁね。
    狭くて悪いが、もうちょい下の方に詰めてくんな。
    ここんとこちょっと体調悪くってよ。2、3日待って貰うことなるかも知らねえ。先に着いている姉さん方はみんないい連中だからよ。
    気楽に待ってておくれ。」

    「はーい。わかりました。」


    「あれぇ。痛ててて。
    なんだか下の方が痛えぞ。イボみてぇなのが腫れてるじゃあねぇか。いってぇどうしたんだってんだ。

    ありゃあ 下の出口も狭くなってやがる。これじゃ雲子たちを直さんとこに送れねえじゃんか。困ったな」

    *****

    「ごめん遊ばせ。
    腎臓さんから参りました、おしとでございます。よろしくお願いいたします。
    あら、膀胱さん、どうしたんですか?
    失礼ですがなんだか浮腫んでいるみたい。」

    「お疲れ様です。尿管は狭くなかったですか?

    ああ、そうですか。道中何事も無く。それはようございました。
    いやね、最近裏にいるSの字の野郎が、じゃなかった、S字結腸さんが何がお気に召さないのか、わたくしのことをぐいぐい押してくるのでございます。
    お陰で炎症がおきて困っているんですの」

    「そうなんですか。確かに言われてみれば思ったより狭いですわね。
    あら、ワタクシとしたことが。これはご無礼をいたしました。」

    「いいんですよ。ごめんなさいね、本当はもう少し広いのよ。

    あ、急がせるわけじゃないけど、あんまり溜めて置けないの。
    下の担当の陰茎の準備もできているので、すぐの出発になります。
    外はそろそろ桜が咲き始まったそうですから。

    道中お気をつけて。
    いってらっしゃいませ。」

    「おほほほ ごめん遊ばせ」

    続く

     
     
     
    ちんこからウンコが出てきたので人工肛門保有者だった人 2024年4月大腸憩室炎によりストーマとなる 2025年6月閉鎖 尊敬する人 烈海王 嫌いな言葉 「学びがある」 「成長」 座右の銘 「孤立を恐れず 連帯はまぁいっか」

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