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『ディスクロージャー・デイ』を公開初日に観てきました。

※ネタバレあり

『ディスクロージャー・デイ』を公開初日に観てきました。

初日に観に行くくらいなので、当然ながら期待値はかなり高め。

UFO、宇宙人、政府による隠蔽、1947年のロズウェル事件。

そしてタイトルは「ディスクロージャー・デイ」。

長年隠されてきた宇宙人の真実がついに明らかになる。

そんな映画を期待していました。

観終わった率直な感想は、

「思っていた映画とは、かなり違ったな」

です。

今回は5段階評価なら、

★★☆☆☆

2点

としておきます。

前半、ちょっと長すぎない?

まず一番感じたのが、前半の長さ。

巨大な組織によって宇宙人の存在が隠され、その秘密へ少しずつ近づいていくサスペンスとして必要なのは分かります。

ただ、私はもっと早く「宇宙人そのもの」の話へ入ってほしかった。

なぜ地球へ来たのか。

なぜ子どもたちは連れ去られたのか。

何を目的としているのか。

人類と宇宙人はどのような関係だったのか。

そこを観たかったのですが、かなり長い時間を追跡や逃亡、隠蔽を巡る攻防に使います。

途中から、

「そろそろ宇宙人の話をしてくれへんかな」

という気持ちになっていました。

宇宙人の力と、あのデバイス

観ている途中で気になったのが、宇宙人の能力とデバイスです。

宇宙人は、人間の意識や知覚そのものへ干渉できるように見えます。

人の意識へ入り込んだり、動物の姿を通して現れたりする。

本当に動物へ憑依しているのか、それとも人間の脳へ「そう見える」ように働きかけているのか。

私は後者の可能性もあるのではないかと思いました。

そう考えると、例のデバイスについても少し理解できます。

遠く離れた人物へ意識を合わせ、その人の中へ入ったような状態になる。

実際にはそこにいない人物を、目の前にいるように見せる。

逆に、そこにいる人たちを追っ手から見えなくする。

最初は、

「何でもできすぎやろ」

と思いました。

でも、あのデバイスが宇宙人の持つ「意識や知覚へ干渉する力」を人間でも使えるようにする装置だと考えれば、一応筋は通ります。

実際に物体を透明にしているのではなく、

「そこには誰もいない」

と見ている側の脳へ認識させている。

目の前に現れるのも、物理的に移動しているのではなく、脳へ視覚的な信号を与えている。

そう考えると、バラバラに見えた能力が「意識への干渉」という一つの仕組みでつながります。

ただし、最後に止められた電源まで復活させていたのは、さすがに知覚操作だけでは説明できません。

結局、

「やっぱり結構何でもできるな」

という疑問は残りました。

もう少し仕組みの説明があってもよかったと思います。

「ディスクロージャー・デイ」とは何だったのか

1947年のロズウェル事件をはじめ、これまで隠されてきたUFOや宇宙人に関する映像や記録。

それらを世界へ公開し、

「宇宙人は存在していた」

という事実を人類へ明らかにする。

それが「ディスクロージャー・デイ」だったのだと思います。

現在捕らえられている宇宙人そのものまでリアルタイムで全世界へ公開されたわけではありません。

それでも、長年隠されてきた事実を世界中の人々が知る。

タイトルどおり、大規模な「開示」の日でした。

子どもの頃に選ばれていた二人

主人公たちは、子どもの頃に宇宙人と接触し、あるいは連れ去られた経験を持っています。

そして大人になった現在、再び宇宙人とつながっていく。

何十年も経ってから再び接触したということは、宇宙人は最初から何か目的があって二人を選んでいたのでしょう。

二人は、人類へ何かを伝えるための橋渡し役だったのかもしれません。

この設定はかなり面白かった。

だからこそ、私はここをもっと掘り下げてほしかったです。

ラスト。「そこで終わるんかい」

そして最大の引っかかりがラスト。

ついに宇宙人が主人公へ何かを伝える。

主人公は、そのメッセージを全世界へ発信しようとする。

「宇宙人は人類に何を伝えるのか」

ここまで観てきて、一番知りたかったところです。

ところが、

そこで終わる。

率直に、

「そこで終わるんかい」

と思いました。

もちろん、全部を説明せず、観客それぞれに考えさせる終わり方なのは分かります。

でも私は、全部はいらないから最初のワンフレーズくらいは欲しかった。

例えば、

「全人類へ――」

「あなたたちは宇宙のごく一部にすぎない」

「私たちもかつて争いを繰り返した」

「我々もそうして地球へ逃げてきた」

この程度でもいい。

そこまで言って終われば、

「宇宙人の星にも戦争があったのか?」

「故郷を失ったのか?」

「人類も同じ道を歩んでいるという警告なのか?」

と、そこから先を自分で考えられます。

全部答えてほしいわけではない。

考えるための最初の材料だけ、もう少し欲しかった。

「余白を残す」のと「何も言わない」のは、少し違うように感じました。

宇宙人が伝えたかったこと

それでも、映画全体を振り返ると、一つ気になるのが劇中で何度も描かれる「戦争の危機」です。

もし戦争の描写がなければ、最後の宇宙人のメッセージは、

「宇宙は広い」

「あなたたちはひとりではない」

「人類は宇宙のごく一部にすぎない」

そんな内容だったのかなと思います。

でも、この映画はわざわざ人類が戦争へ向かっている状況を描いた。

だとすれば、宇宙人が伝えようとしたことは、そこからもう一歩先にあるのではないでしょうか。

私なりには、

「私たちもかつて争いを繰り返した。だから分かる。あなたたちは今、争っている場合ではない」

そんなメッセージだったのではないかと思います。

宇宙人も過去に争いを経験した。

もしかすると、それによって自分たちの星を失ったのかもしれない。

だから地球人を見て、

「同じことを繰り返すな」

と伝えようとした。

もちろん、これは完全に私の想像です。

映画では答えは示されていません。

ただ、

「私たちはひとりではない」

「宇宙にはもっと広い世界がある」

「人類はその中のほんの一部にすぎない」

「そんな中で、同じ地球に住む人間同士が争っている場合なのか」

映画の内容を考えると、最終的にはそんなメッセージだったのではないかと私は受け取りました。

総評

『ディスクロージャー・デイ』は、決して何も感じなかった映画ではありません。

宇宙人の能力やデバイスの仕組み、子どもの頃から二人が選ばれていた理由、そして最後のメッセージ。

観終わったあとに考えたくなる材料はたくさんあります。

ただ、私が観たかったのは、もう少しUFOや宇宙人の謎そのものへ踏み込んだ映画でした。

前半は長く感じた。

宇宙人やデバイスについて、もう少し説明が欲しかった。

そして何より、一番聞きたかった最後のメッセージを聞かせてもらえなかった。

初日に観に行くほど期待していただけに、今回は厳しめに、

★★★★★中

★★☆☆☆

5段階評価で「2」

としておきます。

ただ、この映画を観た人とは一度話してみたい。

「最後、宇宙人は人類に何を伝えようとしていたと思う?」

もしかすると、この映画で一番面白いのは、映画が終わったあとにその答えを考えることなのかもしれません。※ほかにも、作品を見て気になったことを自分なりに考察しています


映画やドラマを見ていて、

「ここはどういう意味だったんだろう」

「この描写には何か理由があるのでは」

と引っかかった作品について、私なりに考えています。


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