沼が怖い
好きになりそうで、避けているものがある。
映画も漫画もアニメもそうだ。
『キングダム』『チ。』『黄泉のツガイ』『君の名前で僕を呼んで』『ブロークバック・マウンテン』『ダンケルク』『マリー・アントワネット』
この辺りは何年も気になっている。
気になるのにまだ観ていない。
怖いのだ。
ホラー的な意味ではなく。
『ウォーキング・デッド』も観たいけど、それに関してはゾンビが怖い。
ノーマン・リーダスは『処刑人』の頃から大好きなので、観たい気持ちはかなりある。
でもゾンビが怖い。
友達には「だんだんゾンビより人間の方が怖くなるから大丈夫」と言われた。
それは、全然大丈夫じゃないやつ。
ゾンビだけでも怖いのに、人間も怖いなんて言われたら、私はどこで安心すればいいのか。
しかもノーマン・リーダスが出てくるのは途中からだと言うじゃないか。
どうしよう、と足踏みしてる間にアマプラの配信が終わった。
ついでに『処刑人2』も期待し過ぎてまだ観ていない。
いつもこうだ。
また後で。いつか観る。
こうなると、年単位になる。
もう、観ないかもしれない。
だから、気になったら、映画館に行くのがいいと思う。ぐだぐだ考える前に飛び込む。
でも、ね。なかなかね。
そう、私は好きになったあとの自分が怖い。
うっかり観てハマったりしたら、しばらく寝食を忘れてその作品のことばかり考えてしまう。
もう病気だ。
鬼滅にハマった時は体重が減った。
すぐ戻ったけど。
登場人物の名前を検索し、考察を読み、画像を眺め、身長体重、誕生日を覚えて妄想する。
声優、俳優の関連作品を芋づる式に観る。
そうなる未来が見える。
それは楽しい。
でも、とても疲れる。
好きになるのは体力がいる。
それはそうだ。
溺れるのだから。
だから今日も、沼の淵から「この沼、深そうだなー」と思いながら、棒でつつく。
でも、離れることもできない。
意を決して飛び込むと、やっぱり溺れる。
ほーら、やっぱりね、と。
幸せな危機感。
最近は、うっかり、画像生成という新しいジャンルの沼にハマった。
これは、足元掬われた。
しばらく身動き取れそうにない。
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読んでくださってありがとうございます。
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