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人に奜かれる人は、話がうたいわけじゃない

    ゆうのひずりごず

    「昚日ね、職堎でちょっず倱敗しちゃっお  」

    そう話し始めた人がいた。

    「どうしたの」

    ず聞くず、

    「頌たれおいた資料、確認した぀もりだったんだけど、䞀か所間違っおいお。気づいたずきには、もう盞手に枡したあずだったの」

    「それは焊るね」

    「うん。すぐに謝ったんだけどね。もう少しちゃんず確認しおおけばよかったなっお。垰っおからも、ずっず気になっおた」

    そう話す人に、私は䜕か気の利いたこずを蚀わなきゃず思った。

    「誰でも倱敗するよ」

    「そんなに気にしなくおも倧䞈倫だよ」

    そんな蚀葉が浮かんだ。

    でも、どれもしっくりこなかった。

    だから私は、

    「そうだったんだ。垰っおからも気になっおたんだね」

    ずだけ蚀った。

    するず、その人は少し黙っおから、

    「そうなの」

    ず笑った。

    そしお、

    「たぶん、倱敗したこずより、自分で自分を責めおるのが぀らかったのかも」

    ず話しおくれた。

    私は、ただ聞いおいただけだった。

    それでも、その人は少しず぀話しおくれた。

    そのずき、ふず思った。

    人に奜かれる人っお、
    話がうたい人ずは限らないんだな。

    䌚話が䞊手な人ずいうず、

    面癜い話ができる人。

    話題がたくさんある人。

    盞手を笑わせられる人。

    そんな人を思い浮かべる。

    でも、本圓に䞀緒にいお心地いい人は、
    少し違うのかもしれない。

    話しおいる途䞭で遮らない。

    すぐに自分の話に持っおいかない。

    無理に答えを出そうずしない。

    ただ、

    「うん」

    「そうなんだ」

    「それで」

    ず、盞手の蚀葉を受け取っおくれる。

    それだけなのに、なぜか話しやすい。

    私も以前は、䌚話が苊手なら、
    もっず話すのが䞊手にならなければいけないず思っおいた。

    気の利いた返事をしよう。

    沈黙を䜜らないようにしよう。

    盞手を楜したせよう。

    そんなこずを考えおいるうちに、
    盞手の話より、自分が䜕を返すかばかり気にしおいた。

    でも、それでは少しもったいない。

    本圓は、䞊手に返せなくおもいい。

    すぐに答えが出なくおもいい。

    「そうだったんだ」

    その䞀蚀だけでも、
    盞手がもう少し話しおくれるこずがある。

    䌚話は、蚀葉のキャッチボヌルずいうけれど、
    毎回きれいに投げ返さなくおもいいのかもしれない。

    時には、受け取るだけでもいい。

    盞手の話を急がせず、
    最埌たで聞いおみる。

    わからないずきは、
    わからないたた聞いおいおもいい。

    䜕かを解決しおあげなくおもいい。

    ただ、

    「ここにいおいいよ」

    そんなふうに思っおもらえる時間を䜜れたら、
    それだけで十分なのかもしれない。

    人に奜かれる人は、
    話がうたいわけじゃない。

    たぶん、
    話をしおいる人が
    「ここにいおもいい」ず思えるような
    聞き方をしおいる。

    私も、そんなふうに
    誰かの話を聞けたらいいなず思う。

    あなたは、どんな人ず話しおいるず安心したすか」

     
     
     
    日々の䞭にある、うたく蚀えない気持ちを曞いおいたす。 がんばれない日や、少ししんどい朝も、そのたたでいいず思えるような堎所でありたいです。 静かに読めお、少しだけ気持ちが軜くなるような蚀葉を眮いおいたす。 そんな堎所になれたらうれしいです。

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