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Photo byankou_onna

【詩のようなもの】浅い春

    山河恩子(onshi)

    浅い春の気温は きまぐれな妖精
    UPとDOWNの札が 手の中をゆらりと泳ぐ
    横に置いた 小さな磁石がふんと揺れ
    体のリズムがぐんと狂う

    朝なのに おやすみなさいと云い
    夜なのに おはようと云ふ

    好調の名のピンク色のキャンディーを
    心身からだのために 赤い舌で転がし
    片手で窓をあけると
    冷えた夜風がワルツを踊る

    冬から春への変化の糸を
    少しずつ手繰りたぐり寄せて 馴染ませて
    星を数えながら リセットする
    冬から春へと変わるステージ

    春まだ浅い 眠れぬ夜に
    小さな命の目覚めの歌が
    はるか遠くの空から やってくる


    ~お読みいただきありがとうございました~

     
     
     
    読むこと/書くこと/ /無理せず、心の赴くままに/ 人生折り返して 書くこと(主に詩)に夢中/ 猫と花が大好き/

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