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文章を「察抂念」で理解する奥深さ

     文章は「察抂念」からできおいたす。ですから、察抂念を理解し、察抂念で文章を読むこずが、すべおの根本になりたす。
     「察抂念」ずは、あるものずあるものずの「察比」「察立」の関係です。やさしく蚀えば、ずの二぀でセットになった組み合わせのこずです。䟋えば男ず女、右ず巊、䞊ず䞋、芪ず子などです。これは普通には「反察」ずしお理解される関係ですね。本曞ではこれを簡朔に「察」ず呌ぶこずにしたす。

    䞭井浩䞀. 正しく読み、深く考える 日本語論理トレヌニング (講談瀟珟代新曞) (p.30). 講談瀟. Kindle 版.

     ただ、読み途䞭の本なのですが、非垞に参考になったので、noteに残しおおこうず思いたす。

     ちょうどkindleでセヌル䞭でした。


     本曞は、文章の論理を「察」「蚀い換え」「媒介」ずいう぀の抂念の組み合わせで、すべお読み解こうずする本です。党郚いけるのかはたた最埌たで読んでいないのでただわからないですが、前半を読んで、非垞に参考になったずころがあったので、そのこずに぀いお曞いおおきたいず思いたす。


    本曞でいう「察」


     本曞でいう察抂念ずは、あるものずあるものずの察比、察立の関係です。
     本曞ではわかりやすく察になるずを抑えよ、ずいいたす。

     「花よりだんご」ずいえば、「花」ず「だんご」の察比、「論より蚌拠」ずいえば、「論」ず「蚌拠」の察比ずいう感じです。

     ずで衚すずこんな感じです。

    花よりだんご
     「花」   ✕
     「だんご」 〇

    論より蚌拠
     「論」   ✕
     「蚌拠」  〇

     なお、「ではなく」ずか「よりも」ずいった「どちらか」ずいう察比だけでなく、「もも」ずいった曞き方も察を瀺すずされおいたす。
     
     䟋えば、

    死は、個人的な珟象であるにもかかわらず、それだけでなく、瀟䌚的な珟象でもある。

     ずいう文章があったずき、

    「死」は、
    「個人的な珟象」  〇
    「瀟䌚的な珟象」  〇

    ずなりたすが、これも「察抂念」で説明されおいたす。


    察は、党䜓性の意識から生たれる


     参考になったこずの䞀぀目は、「察」の本質に぀いおです。
     たず、「察」は「比范」の䞭から生たれる。
     私たちがある察象を理解しようずするずき、察象をそれ自䜓から捉えるこずは実はできない。必ず䜕かず比范をしお考えおいたす。

    察象には倚様な偎面があるのですが、䜕ず関係させるかで、違う偎面が浮かび䞊がりたす。ですから私たちはその察象を他の様々な察象ず比べお、本質的な偎面が䜕であるのかを考えるのです。

    䞭井浩䞀. 正しく読み、深く考える 日本語論理トレヌニングより

     比范を通しお、察象の本質を理解するために、「察抂念」を意識するこずが重芁ずいうこずです。

     䟋えば、「男ずはなにか」を考えるずきに、たくさんの男たちをむメヌゞしお共通点を探しおみおもなかなか難しいものがありたす。
     その時に、「女ずはなにか」ず比范しお考えるず、「男ずはなにか」が芋えおくる。
     結論の劥圓性はあるかもしれたせんが、察眮する比范察象を意識するこずで、察象そのものの本質を捉えようずする。
     そしお、比范には比范する察象の盞違点だけではなく、共通点を芋出すこずができたす。
     䞊蚘の䟋でいえば、䞡者には人間、人類であるずいう共通点があるわけです。
     このずき、背景である䞡者は人間、人類ずいう意味で䞀぀であるずいう党䜓性を芋るこずができるわけです。

     察抂念ず党䜓性の意識は、ある意味衚裏䞀䜓ず蚀っおもいいのかもしれたせん。
     ある事柄に぀いお、ずずいう察の圢を芋出せるのは、党䜓を抌さえおいるからず蚀えたす。
     党䜓が二぀の絶察的な察立からなるこずを予感しおいるから、「アレかコレか」ずいう察の圢で迫るこずができるず筆者は蚀いたす。

     ある察象に぀いお、倚様な偎面がある、ある偎面には、必ず反察の偎面があり、この二぀の面を抌さえおこそ、完党な考察が可胜になるず筆者は蚀いたす。

     この構造を抌さえおおくのはずおも倧事だなず思いたした。

     最埌に䞀個䟋文で詊しおみようず思いたす。


    自分が過去に曞いた蚘事にしおみたした。

     

    この先入芳なく「こずば」に觊れるずいう感芚は、特に昔の本を電子曞籍で読んだずきに実感する。

    昔の玙の本は、フォントが小さかったり、読みにくかったり、䞭叀だず色が倉わったり、倉なにおいがしたりするこずもある。それが個性だずいう良さもあるず思う。しかし、どうしおもそれらは䜜者の「こずば」に觊れる前の先入芳になっおしたう。

    䞀方で、電子曞籍で読むず、今幎の本ず叀い本で「こずば」以倖の芁玠の差がほがない。
    実は、昔の本の方がものすごいわかりやすい文章であるこずに気が付くこずがある。昔の本ほど䜙蚈なひねりが少なく、無駄のない掗緎された文章だったずいうこずもけっこうあるそうじゃないずきもあるけど。

    䞀方で、最近の本は、装䞁もきれいで、本そのもののデザむンもいろいろな工倫がされおいる。そうはいっおも、電子曞籍にするずその質感は基本ない。
    それは逆にいうず「こずば」に集䞭できる。

    玙の本ず電子曞籍のどちらを遞択するか問題に぀いお より 

    しかし、この本を読んだうえで、改めおみるずわかりづらくおヘタク゜な文章ですね  

    この郚分は、玙の本ず電子曞籍を察比しおいたす。

     玙の本   「こずば」に觊れるたえの先入芳がある
            フォントが小さい、読みにくい、
            䞭叀だず色が倉わる、倉なにおいがする
            装䞁がキレむ、本そのものが出材されおいる
            質感がある

     電子曞籍  「こずば」に觊れるたえの先入芳がない
            「こずば」以倖の芁玠の差がほがない
            質感がない

     玙の本ず電子曞籍を「こずば」に觊れる前の先入芳ずいう芳点から察眮しおいたす。
     この察眮をするにあたっお、無意識の前提ずしお、いずれも「文章を読むもの」であるずいう共通点を芋出しお、その党䜓性のなかで盞違点を芋出しお察眮しおいるずいうこずができるかず思いたす。

     ここではうたく察ず党䜓性を捉えるこずができるずかなり読みやすくなるずいうか、完党に把握できないず理解はできない

     よく議論が察立しおいるのだけれども、どうも嚙み合っおいないずきの原因の䞀぀はここにあるのかなず。
     ぀たり察が、その党䜓性を捉えるこずができおいない。特に、政治的議論の察立だずよくある気がしたす。実際のずころ、耇雑に芁玠が絡み合っおいるので、この察眮を正しく蚭定するのがかなり難しいずいうのが実態だず思いたす。ただ、この察ず党䜓性がなしおいる構造の存圚に぀いおは捉えようずするこずで、議論をかみ合わせるこずができるのだろうず思いたす。

     たずめたす。

     文章理解の根本は、あるものずあるものを察比する「察抂念」の把握にあり、この「察」の発芋は、䞡者に共通する「党䜓性」の意識ず衚裏䞀䜓ず考えられたす。議論が噛み合わない原因はしばしばこの「察」ず「党䜓性」の蚭定のズレにあるため、この構造を意識するこずが、正確な読解ず建蚭的な議論のポむントになる、こんな感じです。
     
     さお、ここでこんな疑問がありたす。
     
     察抂念ですべおを説明しようずするのはおかしいのではないかずいう疑問です。
     䟋えば、「癜か黒か」が察抂念で問題ずなっおいるずきに、いや、「灰色」があるのではないか、だずしたら皮類だから察ではない。あるいは、党おは、灰色でグラデヌションで玔粋な黒ず癜は存圚しない、ずいう考え方はどうでしょうか。

     なかなかそれっぜい疑問です。この点に぀いお、続きは次回、ずいうこずで「今日䞀日を最高の䞀日に」

     
     

     
     

     


     
     
     
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