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【SS】人男子  #爪毛の挑戦状

    松浦 照葉 (てりは)

     はるか昔、地球上に人類が栄える前、地球を収めていたのは神だった。神には男と女、大供と子供が存在していた。それぞれ、神男大、神男子、神女大、神女子と呼ばれていた。

     荒れた地球の表面も落ち着きを取り戻し、神たちに代わり地球を収める存在を創造しようと話し合っていた。そのために、神に対する言葉として人と呼ぶことにした。さらに、神の区分と同様、男と女、大供と子供という分類を使うことにしようとなった。それがわかりやすいからだ。

     まず創造したのは、人男大と人女大だった。この二人は人間界ではアダムとイヴと呼ばれるようになっていた。やがて二人の間に人男子が生まれ、カインとアベルと呼ばれ始めた。その後も子孫は増え続けやがて人類という大きな種になった。

     人男子と呼ばれた子供たちは成長するに連れ、善の心が強い者と欲の心が強い者に分かれていき、お互いの国土を奪い合う戦争を引き起こし続けている。

     神は人類に対し愛想をつかし始めている。

    410文字


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    #爪毛の挑戦状 #ショートショート #小説 #掌編 #人男子


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