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小説3,000䜜品以䞊読んだ人間がオススメする名䜜゚ッセむ20遞

    わたしの恩返し

    皆さんこんにちは
    今回は今たで読んだ゚ッセむの䞭で個人的にオススメの䜜品を玹介したす。
    ※この蚘事ではamazonア゜シ゚むト・楜倩アフェリ゚むトリンクを利甚しおいたす。

    1.ねにも぀タむプ

    目次をパッず芋お最初に読んだのは「ゟンビ町の顛末」。
    読んでビックリした。
    䜕だコレは珟実の出来事なのか、䜜者の想像の産物なのか
    倕方家路に぀く䜏人たちの䞭に、圱がない人や半分透けおいる人がいるっお
    しかし駅前に乱立する看板に曞かれたふれ愛、した専科には劙な既芖感がある。

    こりゃネタだよな〜 でも、このひずもの凄い真顔で喋っおるし、やっぱりホントの事なのかな〜 ずいった感じでサラサラず゚ッセむは続いおゆく。
    もしかしお岞本さんはホントに圱がない人を芋たのかもしれないずいう気がしおくる。
    最埌の䞀行を読んでやっず、ああ創䜜だったよ、良かった。ず胞をなでおろした。

    「郵䟿局にお」の脳内シュミレヌションは私もよくやる。
    うんうん、あるよね。ず読んでいたら、割り蟌みおばさん撃退案がガバッず展開しおハリりッド映画「マトリックス」の察決シヌンみたいな異様な空間に突入しおいた。
    うわたたなにコレ
    ずビビっおいる間にストンず珟実䞖界にもどっおいる。

    どれもこれもキツネに぀たたれたような、おかしな感觊の話ばかり。
    そしお時折、真面目な顔でドデカいネタを攟り蟌たれお、可笑しさのあたり腹痛に襲われる。
    倢ずもう぀぀ずも぀かない、奇劙な話運びに挱石の「倢十倜」をふず思い出した。
    しかしアレは「こんな倢をみた」ず最初に断り曞きがある。
    「ねにも぀タむプ」にはない。
    日垞゚ッセむかず思っお読んでいるうちに、おかしな亜空間に取り蟌たれおしたった気分になっおいる。
    最埌日垞にもどしおくれる時もあるが、もどしおくれない時もあり、だんだん足䞋がおが぀かない気分になっおくる。
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    2.僕の人生には事件が起きない

    文章のワヌドが面癜く、読みながら笑っおしたうこずが幟床もありたす。
    感心したのは岩井さんが物事を深く考えおいるずいうこず。
    「なぜこの人はこんなこずをするのか」「この人はどういう目的でこんなこずを蚀うのか」私自身は人ずの䌚話でそこたで考えたせん。
    深く考えおいるからこその文章だず思いたす。勉匷になりたす。

    本圓に䜕も事件は起きおおらず、䜕もない日垞なのに、どうしおこんなにも喜劇的におもしろくできおしたうのだろうず感動したした。
    なぜ感動したかずゆうず、そこに、生きる楜しさがあるのだ、ず気付かされたした。

    倧袈裟に聞こえるかもしれたせんが、
    日垞を楜しもう、ず垌望さえ湧きたす。

    䜕が面癜かったのか聞かれるず、
    事件が起きないこず。ずしか蚀いようがありたせんが、そこが面癜い
    䞍思議な本ずの出䌚いでした。
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    3.無職、川、ブックオフ

    コロナ犍ず人生の倧底みたいな日々が続いおいた頃 今日も䜕も生み出せず、明日もきっず䜕凊にもいけない、明埌日も䜕もできない ただ呜を続けおいる。蟛かった、もう二床ずゎメンだっお思うけど、今思えば愛しい。そんなノスタルゞックな思いに浞りたした。
    カバヌの花川猫さんのむラストも、せ぀なくお、でも䜕か懐かしい。
    䞍思議な䞖界感にピッタリはたっおいお玠敵だず思いたした。
    読むず気持ちが萜ち着く。
    巧みな衚珟を味わったり、圹立぀孊びを埗たりする目的の人にずっおは面癜くないのかもしれないけど。私は内容が奜き。
    わかるな〜ず思ったり、ぞぇ〜ず思ったりしながら読む。
    読んだっお䜕も解決しないけど、ふわふわせずにいられる。
    20代に「ちゃんずできなかった」期間がある人には染みるかもしれない。
    䜕も背負うこずなく、若さず時間だけある期間。
    䜕もできず、䜕も決められず、あずになっお貎重だったず気づく時間。
    そんな期間の生掻ず心の動きがひたすら぀ら぀らず曞かれおいる本です。
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    4.ナナメの倕暮れ

    あずがきで自身が曞いおいるように、この本は軞がない。
    若者から䞭幎ぞ、生き方がわからないころからだんだんわかっおきお「飜きおくる」ころたで、若林さんのそれぞれの時期のそれぞれの思いが乱雑に散りばめられおいるように思える。
    だから、最初は少し読みづらい。それぞれの゚ッセむがそれぞれ独立しおいるようで、どう読んでいいのか頭が混乱する。
    でも逆に、それぞれの思いが取り繕わず、乱雑にそのたた眮かれおいるからこそ、それら䞀぀䞀぀に觊れおいくうちに若林正恭ずいう人間がそのたたそこにるように感じられおくる。

    私はここに曞かれおいるような、生き方の䞋手くそな人にいたたであったこずがない。
    こんなに䞀぀䞀぀のこずに悩んでしたう人を知らない。
    そしおなにより、そんなに生きづらい生き方なのに、その悩みから逃げ出さず、悩み続けお䜕か自分なりの答えに蟿り぀いた人を知らない。
    この本の䞭で若林さんが蚀った「正論は倚分正しい。でもおもしろくはない。“共感できないけど䞀理あるかも”っお脳がパッカヌンおなる瞬間が奜き」。
    私はこの本で䜕床も脳をパッカヌンずやられた。
    倚分盎接話せばもっずパッカヌンずやられるだろう。
    党おの「正論」に満足せず、いちいち立ち止たっお、のたうちたわっお悩んだ若林さんだからこそ曞けた本であり、だからこそこの本は他のどこでも読めない面癜さがある。
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    5.いのちの車窓から

    ゚ッセむの題材の倚くは、私たちでも共感できるありふれた日垞です芞胜人ならではの題材もありたすが。
    しかし、そのありふれた日垞で埋もれる「感情」を芋逃さず、楜しみ、ナヌモアのある軜劙な文章で適栌に衚珟する。
    本人が「文章がうたい人ずは、ありのたたを曞くこずができる人」ずあずがきで蚘すこずも玍埗できたした。

    ありのたたの感情を描く星野源の感受性ず文才そしお謙虚さに驚かされ぀぀も、だからこそ本を読んでいるのにたるで䌚話をしおいるかのように感情が動かされたす。読んでいお、楜しかったです。

    『そしお生掻は぀づく』では「自分は、ひずりである」ず考え、『いのちの車窓から』では「自分は、ひずりではない」ず考えるようになる。
    蚀葉の真意は本人しか知りえない領域ですが、゚ッセむの内容から色々ず想像するこずができたした。

    たしかに倚くの方が蚀うように、星野源は「努力の倩才」ず蚀わずにはいられたせん。
    笑えるこずはもちろん、尊敬や感動など、倚くの゚ネルギヌをいただきたした。
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    6.䞖界音痎

    この本を読んで、あたりにも自分ず䌌おいるので驚きたした。
    普通の人が普通に振舞う「自然に」ずいうこずができない、そのこずを衚した「䞖界音痎」ずいう造語はみごずですね。
    私も実は䞖界音痎でした。
    寿叞屋での泚文が「自然に」できない、半そでを着始めるこずが「自然に」できない、などなど。かなり誇匵されたこずも倚いですが、かかれおいる゚ピ゜ヌドの倧半が共感できるこずでした。
    でも、これは案倖倚くのひずが他人にはいえないけど思っおいるこずだったりしお。
    穂村さんの゚ッセむを読んでいお぀くづく「すごいな」ず思うのは、か぀お自分も確かに抱いおいたけれど、今はすっかり忘れおしたっおいるような感情を、なぜこの人は数十幎埌もしっかりず芚えおいられるのだろう、ずいうこず。
    だから穂村さんの゚ッセむを読むず、自分の深局心理の䞭に眠っおいたあらゆる感情が匕っ匵り出されるような気分になりたす。

    たずえばそれは、呚りの人すべおが自分よりえらく芋えた子ども時代であったり、「自分のこずを奜きになっおくれる人なんお、いるわけがない」ず思い勝手に絶望しおいた暗い青春時代であったり。
    そうした感情は、思い出すのがややおっくうでもあるのですが、どうしおもひき぀けられおしたいたす。
    そんな麻薬的な魅力が詰たった䞀冊です。

    倚分、地味な青春時代を送っお、今でもいろいろコンプレックスを抱えおいる人の方が、より楜しめたす。
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    7.東京癟景

    日垞生掻の䜕気ないコマを独特の䞖界芳で曞き綎っおいお、じわじわ来るおもしろさがあり、又吉氏の人柄もずおもでおいるず思いたす
    蚀葉を遞びながら、売れない芞人ずしお東京の片隅でもがいおいる青春の䞀こたをずっず読たせおもらいたした。
    青春期特有の自意識過剰ずも蚀える描写もたた、自身の内面の描き方に非凡な才胜が垣間芋えたす。
    東京の様々な堎所での又吉さんの思い出を元に、その頃の゚ピ゜ヌドが連なっおいるだけなのに、こんなにも匕き付けるのはやはり文才があるずしか蚀えたせん。

    76「池尻倧橋の小さな郚屋」は、又吉さんの売れない芞人時代の悲しい恋の顛末蚘のような様盞を呈しおいたした。
    若さは時には乱暎な行動を匕き起こし、倧切な人を傷぀けおしたうずいう兞型な゚ピ゜ヌドなのかもしれたせん。

    ラストの「あれが僕の東京のハむラむト」の結語が本䜜党䜓を通奏䜎音のように芆っおいたこずにも気が付きたした。
    この思い出を曞きたいがゆえに癟景揃えたのではないかず邪掚するくらいでした。
    9ペヌゞのショヌトショヌト゚ッセむですが心に残るストヌリヌで、これず出䌚っただけでも本䜜品の倀打ちはあろうかず思われたした。

    今回文庫化にあたり付け加えられた2020幎に曞かれた「代田富士芋橋の倕焌け」は盞方の綟郚さんずの思い出を綎った䞀遍でした。
    ピヌスでの掻動をしおいたわけなのに、確かに又吉さんも曞いおいるように綟郚さんの話がほずんど登堎しないずいう䞍思議さを最埌に解消しおくれたした。

    盞方ずいう存圚の倧きさず重さを知る䞊でも抌さえるべき䞀線なのは間違いありたせん。
    倫婊同様、盞方ずの愛憎半ばの気持ちを赀裞々に綎っおいたので、䜙蚈に心に残りたした。
    秀逞ずもいえる東京癟景でした。

    8.深倜特急

    ここたで劣悪な環境の旅は間違いなくできないですが、玀行ずしお読むには最高です。
    携垯もスマホもない時代に、自分の盎感だけを頌りに行き先や宿を決めおいく行動力だけでもすごいず思いたす。

    たた、いろんな囜で起きた出来事に察し、䟡倀芳や生死に぀いお考えさせられるこずが倚くありたす。
    売春宿や売春婊子䟛含むもいろんな囜で数倚く出おきお衝撃を受けたすが、性的なシヌンの描写がほずんどないので䞍快な思いはしたせんでした。むしろ、このような䞖界があるこずを知れたこずは収穫の䞀぀です。

    ありきたりの感想ずなっおしたいたすが、日本に生たれ育っただけでどれだけ恵たれおいるのかを考えさせられたした。
    旅に憧れるすべおの人ぞのバむブル的䜜品。
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    9.もものかんづめ

    さくらももこさんの凄いずころは、小難しい蚀葉や衚珟を甚いずに、䜕気ない日垞を、面癜おかしく描けるこずだず思う。
    そしお、ニダニダ笑っおしたうような面癜い゚ピ゜ヌドを描ける䞀方で、読んでいお思わず目頭が熱くなっおしたうような、胞にじんず蟌み䞊げおくるようなものがある゚ピ゜ヌドを描けるずいうのが、たた凄いなぁず思う。
    その心が動かされる感じずいうのも、぀くりものの、じめッずした感動ではなくお、さらッずした感じで曞いおいるのが良い。
    䞖の䞭に数倚くの曞物はあるけれど、これほど穏やかに読めるものもない。唯䞀無二。
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    10.止たりだしたら走らない

    党く異なる人物の゚ピ゜ヌドがたくさん入っおいたす。
    内容も人物でそれぞれ。
    どの゚ピ゜ヌドも電車に乗っおいるかあるいはその前埌ずいうシチュ゚ヌションのみ共通です。
    グランドホテル圢匏に絡みあったりはせずチラッず別の話に顔を出す人物はいたすがそれぞれのお話は独立したものです。
    この圢匏こそが、䜜品のテヌマそのものずも蚀えたす。
    そしおどの゚ピ゜ヌドも小気味良く終わりたす。

    それらの゚ピ゜ヌド間を瞫う圢で、䞭倮線始発東京から終点高尟たでを行く孊生二人の物語が描かれたす。
    物語ずいっおも、駅や車内で、二人はクスッずなるような取り止めのない話に終始しおいたす。
    けれど最埌たで読むずこれはれっきずした物語だったずわかるようになっおいたす。
    短く完結する話ず取り留めのない話で構成されおいるので、通勀や通孊の電車でちょっずず぀読むのにちょうどいいです。
    車内だず䜜品のテヌマにより臚堎感を持っお思いを銳せるこずができたす。
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    11.神さたたちの遊ぶ庭

    宮䞋䞀家は、トムラりシに匕っ越すこずを、ほずんど思い぀きで突然実行しおしたう。
    倫は珟地での仕事も決たらず、子どもが䞉人、長男は受隓生であるにも関わらず。
    山村留孊の䞀幎間は矎しい景色ず暮らしの楜しさにあふれ、きらきら茝いおいる。
    子どもの孊校行事ず郚掻動を軞に、濃密な人間関係の䞭で、日々の楜しく矎しい暮らしを通しお子どもたちが成長しおいく。

    しかしそれは、著者の䞖界芳によっお、矎しい暮らしになっおいるのだず思う。
    トムラりシずいう特殊な堎所だから、この本のような暮らしができるのではない。
    おもしろおかしい語り口で描かれる「神さたたちの遊ぶ庭」での暮らしは、実は楜しいこずばかりではない。
    匕越し代は片道120䞇円、䜏宅ロヌン枛皎はこの先䜕幎分もふいになっおしたうし、著者はパニック障害による䞍敎脈を抱えおいる。
    培倜で原皿を曞き、そのたた寝ずに匁圓を䜜っお孊校行事に参加するような倧倉なこずもある。
    そういったこずはすべお、「なんでこうなんだ」ず愚痎ず腹立ちの皮に充分なり埗るものだし、実際私などはそんな暮らし方しかできおいない。
    しかし著者は、そんな倧倉さを楜しさ、喜びず感じおいる。
    自分の苊劎を、もっず倧きな芋地から笑い飛ばす匷い粟神がそこにはある。幞䞍幞は自分の心が決める、自由は自分で手に入れるもの。
    その具䜓䟋がこの本だ。

    そういう意味では、この本はただの日蚘ではなく、ある意味で著者の䞖界芳ずいうフィルタヌを通した、いい意味でのフィクションだ。
    自分が自分で窮屈な堎所に自分を閉じ蟌めおいるこずに気づかせおくれる。

    䜕かにい぀も焊っおいるような気持ちを立ち止たらせおくれお、䜕床でも読み返したくなる本だ。
    懞呜に誠実に生きる姿に、ほろりず涙が出る。

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    12.ここで唐揚げ匁圓を食べないでください

    読み始めおみたら、もうドハマりです
    著者の小原さんの芖点が本圓にナニヌクで、䟋えば、唐揚げ匁圓を巡る葛藀ずか、スヌパヌ銭湯でのささやかな出来事ずか、普通ならスルヌしちゃうような日垞の「あるある」が、なぜかすごく面癜く、愛おしく描かれおいるんです。
    特に、がんやりずした䞍安を抱えながらも、東京の街を軜快に圷埚う描写には、劙な芪近感を芚えたした。
    たるで、自分の頭の䞭を芗かれおいるかのような感芚で、クスッず笑ったり、時には「わかる」っお声に出しそうになったり。
    䜕気ない日垞の䞭に隠れおいる「小さな幞せ」や「面癜いこず」に気づかせおくれるんですよね。
    この本を読んでから、通勀䞭の電車ずか、近所のスヌパヌに行く時ずか、今たで玠通りしおいた颚景がちょっずだけ違っお芋えるようになりたした。

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    13.すべお忘れおしたうから

    共感の嵐。
    サブタむトルが付いた話が40゚ピ゜ヌドほどあるけど、これがいちいち心に響く。
    䞀぀䞀぀が短く3,4ペヌゞほどでスッキリたずめおいるのだけど、そこに蚀いたいこずがきっちり凝瞮されおいお非垞に読みやすい。
    ゚モヌショナルなものは䞀぀も無くおどれもなんおこずない話なんだけど、人間こんなもんだよずそっず肩に手を眮いおくれるようなそんな気持ちにさせおくれる。

    癜眉は、「死にたいんじゃない、タヒチに行きたいんだ」ずいう゚ピ゜ヌド。これは、特に良い。
    か぀お少しでもいじめられた経隓がある人や今珟圚いじめられおいる人はもちろん、諞々で劣等感を匷く抱えおツラい思いをしおいる人は是非これだけでも読んで欲しい。

    日々が蟛くお死を遞んでしたうずしたらそれは、生きるのがいやなのではなく、ただ逃げたいだけなのだ。死ぬのではなく、ずにかく逃げお逃げおでもしぶずく長生きしおやるこずが、自分を虐げおきた者らぞの◯◯なのだず。
    短くも心にズシンず来た。

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    14.父の詫び状

    自身が䜓隓しおきた日垞の出来事を取り䞊げ、仔现に、時には冷培に芋぀めお、珟実をあぶりだし、解きほぐしお、思いを述べ、所以を仄めかす。
    長幎脚本家ずしお磚かれた技は、巧みな構成ず衚珟をみせ、その顛末によっお、たるで「䞁寧に生きる術」を教えおくれおいるようで、心を萜ち着かせおくれる。

    向田邊子の文章には、倚くの人が瀺唆しおいるように死を身近に感じながら生きおきた者の匂いを感じる。
    それは芚めた感芚ずずもに圱ずなり、䜜者自身を冎えたものずし、より魅力的にしおいるのかも知れない。
    昭和䞀桁ずいわれた著者のその䞖代、戊時䞋を経お、生きるこずや、死に぀いお考察を深めざるを埗なかったのかも知れない。
    その䞖代に生たれ、類たれな感性を持った著者は、曎に感芚を研ぎ柄たされ、自埋しおいったのだろうか。

    日垞を愉しみながらも、そこには枯枇したように垞に䜕かを求める、焊燥感のようなものが垞に付きたずい、優しや、可笑しさずずもに「闇」をも感じおしたう。

    珟代ではあたり語られなくなった生きるこずの厳しさず、愉しさ、それに向けた自分の埋し方を教えおくれる皀有な随筆であり、心を「調埋」しおくれる䜜品である。

    15.文・堺雅人

    読んでみおびっくり「゚ッセむスト・堺雅人」ず蚀っおも過蚀
    ではない、文才に驚きたした。
    真面目だけれど面癜くお、解からないこずは、「䜕故だ党く解からない。」ず、こちらにぶ぀けおくるような、ある意味玠盎なお方。
    読み進むうちに、堺さんの䞖界にどっぷりず浞っおしたい、楜しくおたたりたせんでした。

    堺さんの文章は、優しくお枩かい人柄が衚れおいお、自分はこう思う
    ず䞻匵しおいおも、決しお読み手を䞍快にさせない魅力がありたす。
    抌し付けがたしくないずころが、玠敵ですね。

    職業柄、豊かな感性ずいうものが求められるず思いたすが、感性を豊かにか぀磚き぀぀、客芳的にそれを芋぀めおいる自分もいる。
    䜕か特別なこずをするのではなく、仕事やヒトずの関わり、出先など日々の生掻の䞭でヒントやきっかけ、思い、気付きを芋぀けられおいるのだなず思いたした。

    さらさらっずした文章で、決しお無駄がない。
    それでいお非垞に自然䜓で、堺さんのあの埮笑みそのもののような枩かい本です。
    恥ずかしいこずはない、悩んでいおも、答えが芋぀からなくおも、あるがたた、そのたたの自分でいいのだよず蚀われるいるようで、読んでいおずおもほっずしたす。

    16.い぀か別れる。でもそれは今日ではない

    倜になるず䜕故か眠りたくない病が起こっおくる。
    眠れぬ倜に良い本があるずの評刀を聞き、この本を手に取っお内容を芋おみた。

    恋愛に反恋愛、ぞヌ。優等生ず䞍良、ほほヌ。寂しいっお、ふヌむ。恋愛・倜・氞遠を越えろ、おおヌ。
    過ぎ去った過去が、今いる珟圚が、これから来る未来が、䜕故か私の頭の䞭を駆け巡った。

    この本を読んでいるず、その情景が、その事柄が、人間ずいうものはそんなものなんだずいっおいるようで、驚いたこずに私の心の䞭に自然に入っおきおいた。

    正盎で、それでいおちょっずシニカルで、倧胆な蚀い草は、読んでいる者に
    明日ぞのちょっずした勇気を䞎えおくれる。

    この本は、読めば読むほど自分の感性が磚かれる気がする。
    疲れた自分に䞀皮のカンフル剀の圹割を果たしおくれるのだ。
    今日も倜がやっおきた、さおどのペヌゞを読むずするか。
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    17.思わず考えちゃう

    些现なこずに考え過ぎ、぀い぀い思い぀めおしたう私。
    時に涙し、時にクスっずし、時にホッずし、時に励たされながらこの本を読みたした。
    オビには「あわよくば生きるヒントに。」ずありたす。
    人生の様々なステヌゞで、その時々の気分や粟神状態によっお、色々な読み方ができ、色々な気づきがある䞀冊です。

    今の私自身には、「今しかないのに もったいないのに 倧事にできない やさしくできない なぜかしら」ずいうフレヌズが重くのしかかっおいたす。

    どうしおも過去を振り返っおしたうからでしょう。
    どうしおあの時、もっず倧事に優しくできなかったのか。
    自分を远い詰めおしたう自分がいたす。

    そんなわけで苊しくなっおしたう蚀葉もありたすが、党䜓ずしおはペシタケさんならではのほんわかした雰囲気で曞いおありたす。
    幞せのむンフレ幞せするべきこずがハッキリするできないたたするのが仕事などの蚀葉たちが、自分では欄倖だった事柄を深く考えるきっかけになりたす。

    名蚀集ずいうか、詩を読んでいる感芚です。
    ただなんずなく読むだけではこがれおしたう、蚀葉の矅列を芋おいるようです。
    この本を読みながら、目の前にある出来事を考えおみたせんか
    📚 楜倩ブックスで芋る

    18.時をかけるゆずり

    その埌も盎朚賞をずったり映画化されたりず掻躍しおいる䜜家の、孊生時代の゚ッセむです。
    が、ここたで自虐せんでもっおいうくらいかっこ悪い。
    そしお仲間達もかっこ悪い。
    若気の至りでその堎の気分でやったあれやこれやを、今賢くなった立堎から振り返り面癜おかしく読たせおくれおいたす。

    でも冷静に芋おみるずなんおこずない゚ピ゜ヌドばかりなんですよね。
    お腹がすぐ痛くなるから困るずか、孊祭でアホな映画を䜜っおしたったずか、カラヌモデルで金をずられたずか
    ハゲの話ずか、かっこ぀けの話ずか 
    誰もが経隓したこずあるかもしれない小さな事を面癜く読たせるのは軜劙な語り口によるもの以倖のなにものでもなくお。
    ここらぞん、さすがず思いたした。
    ほんず、いちいち自分にツッコミ入っおるのが面癜くお。語圙の倚さもあいたっお。

    孊生時代にどれだけアホな事をしたか、どれだけ䞀生懞呜なにかに心を動かしたかっおいうのはどんなにかっこ悪くおも宝物のようになりたすね。
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    19.「違うこず」をしないこず

    ベストセラヌ䜜家ずしお、䞀躍、時の人ずなり、有名になった著者ですが、
    有名な䜜家の家に生たれ育ったこず、
    若くしおデビュヌしたこずでも、それなりのご苊劎がいっぱいあったらしいな、ずいうこずも、具䜓的なこずにはあたり觊れられおいたせんが、なんずなくわかりたした。

    著者はあたり自分ず他人を比べないので、劬みずしおの「ノむズ」が入っおこず、「芳察者」ずしおの欲求が前面に出るのだそうです。
    䜜家ずしおの資質なんだな、ず思いたした。
    滅倚にいないけれど、特殊な職業でなくおも、そういうフラットな人っお時々、いるな、ずも思いたす。

    「プリミ」さんずの察談で、倧人ず子䟛の間で必ずず蚀っおいいほど起こる「違和感」、ずいう埮劙なずころもよく衚珟されおいお、ずおもおもしろい。

    ふ぀うの五感でさえもそうですが、人間の第六感、「勘」や「盎感」ずいわれるもの、あるいは「なんずなくの違和感」ずいうものは、理屈ではないので、特に倧人になるず瀟䌚生掻の支障にもなるず思っおいるので、自分の感芚からは消しおしたいがちですが、ほんらいの人間にずっおはずおも倧事なこずなのだず思い出したした。

    倧人は「違うこず」ばっかりする人、しおきた人が倚いんじゃないかな。
    いや、私だけかな。
    そうじゃない人も、䞖の䞭にはたくさんいるのかな、ずちょっず思いたした。
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    20.氞遠のおでかけ

    ミリさんの䜜品はどれも奜きです。
    歳を重ねられおからの䜜品は曎に共感したす。
    こちらの䜜品は、おずヌさんずの別れにた぀わる゚ッセむ。
    筆者が、䜙呜宣告を受けたお父さんず残された日々を䞀緒に過ごすその䞀瞬䞀瞬に刻たれおいく思い出。
    お父さんが亡くなっおも湿っぜくならず、どこか遠いずころにでも出かけおいるんだな、ずいう感芚に救われる。
    過去に倧切な人を亡くした経隓がある者には涙なくしおは読めない描写だった。
    悲しい気持ちになる箇所もあるが、しんみりも぀かの間やはりミリ節で笑わせおくれたす。
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    おわりに

    いかがでしたでしょうか
    どの本もオススメなので良ければご䞀読ください。

    その他曞籍も玹介しおおりたす。
    宜しければご芧ください。


     
     
     
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