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育児界隈がいつも炎上🔥する不思議

    育児アカウントを攻撃するのは誰なのか?


    X(旧Twitter)の育児界隈では
    定期的に炎上が起こります。

    最近の炎上でパッと思いつくのが
    ・保育園長時間はかわいそう!
    ・専業主婦はやっぱ余裕でしょ!
    ・外注やらシッターやら利用してるんじゃない!
    あたりです。

    しかし、この炎上
    誰が攻撃しているのでしょうか?
    なぜ炎上が起きるのでしょうか?

    そんなことを今日は考えてみたいと思います。

    「当事者」の戦いがそこで起こっている。


    育児界隈を炎上させているのはまぎれもなく、
    育児の当事者たち
    であることが多いです。

    ・主婦VSワーママ
    ・ママVSパパ
    ・保育士VS保護者

    そんな対戦を日々ばちばち🔥やっているんです。


    同じ立場のはずの当事者同士が、
    なぜここまで攻撃的になるのか。

    この戦いの正体は、
    相対的不満(相対的剥奪感)
    と呼ばれるものらしいです。

    人は自分の置かれている絶対的な環境よりも、誰かと比べて「この人たちより不利な境遇にあるが、あの人たちよりは恵まれている……」と言うように「相対的」な不満を抱える。

    「なぜ共働きも専業もしんどいのか 
    主婦がいないと回らない構造」P53

    「あの人より私はマシ」
    人は無意識のうちに、
    こうした比較を何度も繰り返している。

    そして、
    自分より少しよく見える相手に、
    いちばん強い不満と敵意を抱きやすいのです。

    育児とSNSは本当は相性がいい。

    では、なぜこの「相対的不満」は、
    育児界隈でここまで
    激しく出てくるのでしょうか?

    それは、育児とSNSが、
    比較的親和性の高い関係にあるから
    だと思います。
    理由はいくつかあります。


    ・妊娠や育児の話題は、話したい気持ちがあっても、相手を選ばざるを得ない。 

    妊娠中・育児中でない人に話すと、
    「今その話?」と思われてしまったり、
    気を遣わせてしまうことも少なくない。

    ・同じ時期に妊娠・出産・育児を経験している人同士だからこそ、説明をしなくても通じ合える話題がある。

    「それ、あるあるだよね」
    と共感し合えること自体が、今その問題を抱えている当事者にとっては大きな救いになる。
    授乳拒否・夜泣き・イヤイヤは大体同時期にやってくる。

    ・教育や育児の話題は、どうしてもマウントの取り合いになりやすい側面がある。

    実名や顔出しのある場では、本音を言うことにためらいが生まれやすい。
    その点、匿名で顔出しのないSNSは、比較的安心して弱音や葛藤を吐き出せる場所になりやすい。



    こうした理由から、育児中の親にとってSNSは、
    孤立を和らげる“居場所”として機能しやすいのだと思います。

    かくいう私も育児アカウントを作って
    非リアでつぶやきはじめたのは
    妊娠中からです。
    いわゆる「マタアカ」ってやつです。

     
    「あの人より私はマシ」という醜い戦い


    こうしてSNSは、
    育児中の親にとって
    孤立を和らげる「居場所」として機能しやすいのです。


    しかしその居場所は、同時に「比較」が生まれやすい場所でもあります。


    そして比較から起こる
    「あの人より私はマシ」の争いは、
    育児という分野と、
    恐ろしいほど相性がいいのです。

    ・正解がない
    ・努力が可視化されにくい
    ・成果がすぐに報われない
    ・他人の家庭がやたら目に入る


    その中でSNSでは、

    「今日は余裕でした」
    「時短だけどキャリアも順調」
    「ワンオペだけど幸せ」

    そんな投稿が、
    こちらの事情を一切考慮せず流れてくる。

    すると人は、
    比べるつもりがなくても比べてしまいます。

    そして気づかぬうちに、
    「なんで私はこんなにしんどいの?」
    「楽してる人が許せない」
    という感情に飲み込まれていくのです。

    誰かを叩いているとき、
    実は叩いているのは
    「うまくやれていない気がする自分」
    だったりします。

    本当に戦うべき相手は、隣のママじゃない


    だから私は思うのです。

    もう、女の敵を女にするのはやめてほしい。

    ・比較を煽る環境
    ・余裕を奪う社会
    ・孤立したまま声を上げざるを得ない育児

    これらが、
    私たちを戦わせている。

    専業主婦も、ワーママも、
    外注する人も、しない人も、

    みんな必死にやっているだけです。


    戦う相手を間違えたままでは、この苦しさは何も変わりません。

    育児をしんどくしているのは、
    隣のママじゃないんです。

    比較と不満を生み続ける、
    この環境そのものです。

    だから争うのはもうやめにしませんか?

    ゆかん🎏


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    週6フルワンオペの女医。 孤育てに悩んだ経験から、Kindle3冊を出版。子育てや社会のモヤモヤを発信しています。 一緒に考え、自分なりの答えを見つけられる場所を作りたい。 amazonアソシエイトプログラムに参加しています。

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