見出し画像

【猫2匹と車2台。北海道から佐賀へ移住した話】第9話~その扉、開けちゃいます!の巻~

北海道から佐賀へ。
フェリー+陸路1,000km走り抜き、
新天地の玄海町にたどり着きました。
・
北海道育ちの道産子が、
縁もゆかりもない九州の小さな町へ。
・
知り合いゼロ。
親戚ゼロ。
頼れるのはニャンズ2匹だけ。
・
そんな移住1年目のドタバタな日々を
お届けします。
―――――――――――――――――――――――

第9話

~その扉、開けちゃいます!の巻~

近所付き合いにも少しずつ慣れ始めた頃、
我が家に初めて回覧板が回ってきました。
・
正直なところ、
ここに引っ越してくるまでは、町内会に入った経験がなく、
「町内会って何をするんだろう?」
そんな程度の認識でした。
・
でも実際に入ってみると、
回覧板で地域のお知らせや草刈りなどの案内が届き、
自然とご近所さんとの接点も増えていきました。
・
知らない土地で暮らし始めたワタシにとって、
町内会は地域に溶け込むための最初の入り口だったのです。
・
回覧板に目を通して名前をサインして
翌朝、お隣さんへ届けに行きます。

町内にはこんな細い路地があちこちにあります。
細い道もしっかり舗装されていることにびっくりする道産子なのでした(笑)

玄関のチャイムを押くと――
♪ファミファミファミ~
♪ファミファミマ♪
なんと、お隣さんも同じ呼び鈴でした(笑)。
・
しばらく待ってみても反応はありません。
留守かな。
そう思ったときに
先日の出来事が頭をよぎりました。
・
ご近所へ挨拶に連れて行ってくれたお隣のおじいちゃんは、
ピンポンを押すより先に、
ガラガラッ!
と玄関を開けていたのです。
・
よし。
郷に入っては郷に従え。
ワタシも思い切ってやってみよう。

古いおうちの郵便受け。木のポスト、初めてみました!

ガラガラガラ……
(開いた!!!)
道産子のワタシ、
この時点ですでに心臓はバクバクです。
・
恐る恐る中をのぞいて、
「ごめんくださーーい!」
と声をかけます。
・
……返事なし。
・
やっぱり留守かな。
そう思って目線を落とすと、
玄関先に一枚の紙が置かれていました。
・
そこには大きな字で、

『病院に行って留守にしています。〇男』

隣のおじいちゃんの署名付きです。
・
防犯って何?(笑)
・
思わず心の中でツッコミを入れてしまいました。
北海道や神戸など、
これまでいくつかの土地で暮らしてきましたが、
玄関先に「留守です」と書き置きが置かれているのを
見たのは初めてです。
・
地域が変われば、
暮らしの"当たり前"も変わる。
・
お隣さんの「留守ですメモ」の横に回覧板を置き、
そっと玄関を閉めました。
こうしてワタシは、
またひとつ玄海町の暮らしを学んだのでした。
*
さてさて。
その頃の兄弟ニャンズはというと……
ミントは相変わらず、
オカン(ワタシ)の留守を見計らって活動する、
"オカン元気で留守がいい"引きこもり生活(汗)。
・
一方の兄ニャン・バジルは、
新居のリビングをすっかり自分の縄張りにして、
玄海町暮らしを満喫しています(笑)。
*
―――次回
~やさしさ大渋滞の巻~
ご近所さんから心のこもった贈り物。
さらに、
お店のおっちゃんが予想外の神対応!?
移住して約1週間ほど‥
まちの人たちの
"やさしさ渋滞"に巻き込まれるのでした。
*
#猫2匹と車2台の移住記
#黒猫との暮らし
#北海道から佐賀へ
#地方移住
#佐賀暮らし
#創作大賞2026
#エッセイ部門

いいなと思ったら応援しよう!