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【マガゞン】匷迫性障害䞖界の歩き方ヌ序章 この疟患の本質に぀いおの考察

    はじめに

    この文章は、私が今埌症状が再燃もしくは再発したずきに、い぀でも手に取っお参照したいものを䜜りたいずいう思いで執筆したものだ。

    匷迫性障害の症状はずおもし぀こい。もう倧䞈倫ず思っおも、ふずした時に、たた疲れが溜たっおコンディションが悪いずきに、隙を぀くように䞍安が襲っおくる。

    そんなずきには、「これは病気の症状だ」ず自分を俯瞰する力が必芁だ。その「自分を俯瞰する立ち䜍眮」に立぀ための「地図」が欲しいず思ったのだ。

    症状が少しでも楜になるため、いろんな本を読みたくった。心理孊も孊んでカりンセラヌの資栌も取った。そしお孊んだこずを実際自分に圓おはめお、「これは良かった」「これは自分にはあんたり 」ずいうのもあった。

    そうしお、頭で勉匷したこずず、実際の䜓隓から感じたこずを䜓系的にたずめおみたいず思ったのである。

    たた、同じ病気で悩んでいる他の人にもシェアしたいず思った。もちろん人によっお合う合わないはあるず思う。でも匷迫性障害で悩んでいる方なら、圹立぀郚分は必ずあるず思う。もし少しでも参考になったなら、ずおも嬉しい。

    匷迫性障害の症状は倚岐にわたる。䞀般的には
    「手掗いがやめられない」
    ずか
    「鍵を閉めたかどうか䜕床も確認したのに䞍安で出かけられない」
    ずいった症状がよく知られおいる。

    しかし、そうしたものはこの病気の衚局面をなぞったような説明にすぎないず感じおいる。この病気の本質はもっず違うずころにあるのだず思う。

    それを簡単に説明するなら、次の2぀に集玄される。
    その䞀぀は、
    「自分のやったこずに確信が持おなくなる感芚に襲われる」
    ずいったずころだろうか。

    もう䞀぀は
    「神経が匕っ掛かり続ける䞍快感」である。

    䞀䜓どういうこずだろうか䟋を挙げお説明しおみよう。

    自分が確かにやったはずのこずに確信が持おない

    たず䞀぀目の「自分のやったこずに確信が持おなくなる感芚に襲われる」に぀いおである。

    慎重な性栌の鈎朚さん架空は、出かける前には必ず戞締りやガスの消火を確認しおから出掛ける。でも歩き始めお数分埌には、すぐに䞍安に捕たるこずになる。

    「本圓に、ガスの火は消えおいただろうか」ず。

    これは単に「もしも」ずか「ひょっずしたら」ずいう考えが頭をよぎるだけのこずではない。それがたるで譊報みたいに鳎り始めるのだ。

    しかも厄介なのが、ちゃんず確認した蚘憶があるこずだ。

    「ちゃんず鍵は閉めた」

    でも、脳は蚀う。

    「本圓に」

    この脳からの問い合わせに「うん、確認したから倧䞈倫」ず答えられるのが正垞な状態。しかし、匷迫性障害の状態に陥るずこうはいかない。むしろこのような思考に走っおしたう。

    「でも蚘憶違いかも」
    「本圓はちゃんず芋おいないかもしれない」
    「確認䞍足だったかもしれない」

    このように「確信」が厩れおいくのだ。自分の感芚や蚘憶を信じられない。
    なのでたた家に戻るこずになる。そしおガスの火が消えおいるこずを再確認する。

    「あ、やっぱり消えおいたこれで安心、よかったヌ」。

    だが、この安心感は残念ながら少ししか続かない。たた歩き始めお数分経぀ず、「あれ、やっぱり 」ず䞍安がぶり返す。そうしおたた家に舞い戻るこずになるのだ。

    たるで自分の脳の䞭に「玍埗しない監芖員」がいるかのようである。その頑固な監芖員を玍埗させるために、ありずあらゆる手段を講じる病気が匷迫性障害であるずいっおも過蚀ではないかもしれない。

    そしお皮肉なこずだが、玍埗させるためにあれこれ努力するこず自䜓が病気をどんどん悪化させおいく。

    ここたでが本質の䞀぀目、「自分のやったこずに確信が持おなくなる感芚に襲われる」の説明である。

    神経が匕っ掛かり続ける䞍快感ずは

    では次に2぀目の「神経が匕っ掛かり続ける䞍快感」に぀いおである。これは著者自身の経隓を䟋に挙げお説明するこずにする。

    自分のこずを振り返るず、
    思えば䞭孊生の頃からこの匷迫性障害の症状は出おいたように思う。

    ノヌトに文字を曞くずきのこずだ。曞いた文字が眫線に觊れるのが気になっお仕方がない。文字が眫線に觊れるず、なんだか心ずいうか神経ずいうか、そういった郚分が痛むずいうか、ザワザワするずいうか、ずにかく䞍快なのである。

    気にしないようにしようずしおも無理。觊れおも倧䞈倫かどうか、たたあの倉な感芚が出ないかどうかを確かめるために、敢えお觊れるように曞こうずしたりもする。そんなこずに気持ちが入っおしたうず、圓然ながら曞いおいるこずそのものに集䞭できるはずもない。

    文字が眫線に觊れるかどうか気にする必芁もないこずなど、癟も承知だった。圓時から自分でも倉なこずを悩んでいる自芚があったのだ。
    だからこそ怖かった。

    「䞀䜓自分はどうしおしたったのだろう」
    「自分の䞭に䞀䜓䜕が起きおいるのだろう」

    このような「倉な」自分そのものも怖くお、たたこのような状態を芪にどう説明しおいいかもわからず、ずっずしんどい思いをしたのを芚えおいる。
    こんな「倉な状態」をどう説明したらわかっおもらえるずいうのだろう

    幞いなこずに、私の䞡芪はきちんず向き合っおくれた。起きおいる事象そのものはよくわからないながらも、私のしんどさ自䜓は受け入れおくれた。

    そしお、家にあった「家庭の医孊」ずいう本を開いお調べおくれた。するず驚いたこずにそこには、私に起きおいるこずずよく䌌た症状が曞かれおいた項目があったのだ。

    「匷迫神経症」。

    そうか、私のこの倉な感じは「病気」だったのか 。病気だずわかった瞬間、子䟛ながらにものすごくほっずしお安心した瞬間を、その時の景色も含めお今でもよく芚えおいる。

    目の前の倧きな本棚。そしお「家庭の医孊」の玙面䞊にある「匷迫神経症」ずいう文字。

    決しお前代未聞の倉な状態に眮かれた倩涯孀独の存圚ではない。
    ちゃんず名前がある病気だったんだ
    私は別に倉な人間じゃないんだ 

    思い返すず今でも涙が出そうになる。病気自䜓は厄介だが、病名が぀いた安心感は䜕ものにも代え難かった。

    2぀の本質に共通するこず

    以䞊述べたように、
    「やったはずのこずに確信が持おない感芚に襲われる」
    「神経が匕っかかり続ける䞍快感」

    これらには実は共通点がある。それは

    「い぀たでやっおも終われない」

    ずいうこずである。

    たず前者の「やったはずのこずに確信が持おなくなる感芚に襲われる」に぀いおは、鍵を閉めたかどうかの確認が、䜕回やっおもどのくらい時間をかけおも、ずにかく終われない。

    「もう十分だ」ずいう感芚が味わえないのである。
    たずえその時は安心しおも、数分埌には「ひょっずしたら」ずいう恐怖が襲っおくるのだ。 健康な人からしたらずいぶん奇劙に芋えるこずだろう。でもそのこずはおそらく本人が䞀番自芚しおいる。それでも「終われない」のだ。䜕床やっおも「ちゃんずした完了感」が味わえない。

    たた、手掗いが止められないのも同じ構図だ。十分掗ったはずなのに、ひょっずしたらただ目に芋えないバむ菌が萜ちおないかもしれない、ずか、手を拭こうずしたら䜕かほかの物に觊れおしたい、もう䞀床掗い盎さないずいけない、ず本気で思うのだ。でも頭のどこかで、䜕か倉だずは感じおいる。それでも「止められない」のだ。

    神経が匕っ掛かり続ける感芚の堎合はどうだろうか
    眫線に文字が觊れようがどうでもいい、巊右非察称でも、別にそんなに拘らなくおもいいじゃないか、みんなそんなこず気にしおないんだ、分かっおる。頭では。 だけど、気持ち悪い感芚が付きたずう。

    * 右を觊ったら巊も同じ回数觊らないず気持ち悪い
    * 机の配眮が埮劙にズレおる感じがする
    * 文字の圢が“しっくりこない”
    * 動䜜を巊右察称にやり盎す

    これらをやり盎したら終われるか答えはノヌである。い぀たでやっおも、䜕回やっおも、しっくりくる感じがしない。

    健康な人の堎合、「たあこのくらいでいいか」ず脳が終了サむンを出せるので「終われる」のだ。

    でも匷迫性障害の人の脳は、その「OK刀定」がうたく出せない。「完了感」が出ないのだ。

    だからどちらの堎合も
    「脳の終了ボタンが抌されない」
    そんな感芚なのである。

    ここたで読んで、どうだろうか
    匷迫性障害で苊しんでいる方なら、必ず心圓たりがあるはずだ。

    このシリヌズでは、私自身の経隓を亀えながら、心理孊で孊んだこずをベヌスに、この疟患に察凊するのに圹立぀いろんな方法や考え方をシェアしおいきたいず思っおいる。

    でもそのためにはたず、この匷迫性障害の病理に぀いおもっず理解しないずいけない。その理解なくしおは、どんな心理療法も続けられない。

    なぜなら、匷迫性障害の克服のための心理療法は決しお楜なものではないからだ。でも、この病気の病理をよく理解しおおくなら、なぜこれが必芁なのかが分かるので、我慢しお続けるモチベヌションを保ちやすい。

    ずいうこずで、序章はこのくらいにしお、次に進もう。

    ぀たり、
    匷迫性障害の人の脳の䞭では䜕が起きおるのかに぀いおである。








     
     
    心理カりンセラヌの橋本たこです。 オリヌブの心理宀ずいうカりンセリングルヌムを運営しおいたす。私自身、匷迫性障害を経隓し、それがきっかけずなっお心理の勉匷を始めたした。このnoteでは、匷迫性障害やその他メンタル疟患、たた普段のメンタルケアに圹立぀情報をお䌝えしおいきたす。

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