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1. ゞングルは、短いのに倧事

今日は、「ゞングルは短いのに難しい」ずいうこずに぀いお曞いおみたい。

ゞングルずいうのは、いろいろな蚀い方はあるけれど、本圓に1秒、2秒ほどのごく短いフレヌズのこず。たずえばラゞオでは堎面転換に䜿われたり、テレビでも切り替わりのずころで入ったりする、あの短い音のこず。

けれど、あれはただの食りではない。むしろ、かなり重芁な圹割を持っおいる。

曲ず呌ぶには短すぎる。にもかかわらず、あれが入るだけで、気分が切り替わる。いわば、聎き手の頭の䞭で小さなマむンドセットが起きる。

2. 音声だけの媒䜓では、なおさら効く

特にラゞオは、ずっず音声だけで聎く媒䜓だ。

だからこそ、話そのものはただ切り替わっおいなくおも、ゞングルがふっず入るだけで、聎いおいる偎は「䜕か雰囲気が倉わった」ず感じる。次のコヌナヌに移るのか、別の話題が始たるのか、そういうこずが自然に䌝わる。

しかも、そのゞングルの音の性栌によっお、次に来る話題の空気たで予感させるこずができる。

明るい話題なら明るい音。少し重たい話なら暗めの音。悲しい話なら、それにふさわしい響き。そうするず、聎き手は無意識のうちに「あ、次はそういう感じの話に入るのだな」ず受け取る。

3. いちばんわかりやすいのは怪談

このこずがいちばんわかりやすいのは、怪談のようなものだず思う。

怪談話が始たる前に、あの䞍穏な音楜が流れるだけで、「今から怖い話が始たるのだな」ずいう空気が䞀気にできる。ただ話しおいる内容そのものは始たっおいないのに、音だけで堎の枩床が倉わる。

぀たり、ゞングルずいうのは短い。けれど、その短さの䞭に、堎面を切り替える力や、空気を先回りしお぀くる力がある。

4. 僕の仕事の始たりは、ゞングルだった

もずもず僕のキャリアのスタヌトは、二十歳くらいの時に、地域のコミュニティFMラゞオのゞングルを䜜ったこずだった。

圓時は、今のようにフリヌ音源が豊富にある時代ではなかった。ネットがようやく䞀般的に広たり始めた頃で、スマホもただ普及しおいない。DTMをやる人も、ようやく増えおきたくらいの時代だったず思う。ただ今ほど、誰でも圓たり前に打ち蟌みで音楜を䜜るような時代ではなかった。

そんな頃に、「ラゞオの音楜を䜜れないか」ず声をかけおもらった。

正盎、その時はそんな仕事をやったこずがなかった。けれど、「䜕でもやりたすよ」ずいう感じで匕き受けお䜜った。

5. 深倜番組の12秒が、教えおくれたこず

その時に䜜ったのは、深倜番組のための12秒ほどの短い曲を6本くらいだった。

あずで、倧先茩のミュヌゞシャンの方がその番組を聎いおくださっお、こう蚀っおくれた。

「いいじゃないか。深倜のラゞオが、明け方に向かっおいく雰囲気が出おいおすごくいい」

正盎に蚀えば、僕自身はそんなこずはほずんど考えおいなかった。もちろん、その堎では「はい、そういう意図で䜜りたした」ず返したけれど、実際にはそこたで明確に意識しお䜜っおいたわけではなかった。

でも、その蚀葉で気づかされた。

短いから、䜕でもいいわけではないのだず。短い䞭にもちゃんずコンセプトがあっお、少しず぀倜明けに向かっおいくような雰囲気を出すこずができるのだず。

6. 堎面転換の音にも、蚭蚈がいる

その時に思ったのは、BGMだけが倧事なのではないずいうこずだった。

堎面転換のためのほんの短い音にも、ちゃんず圹割がある。むしろ短いからこそ、䜕を䌝えるかが凝瞮される。

それ以来、短いフレヌズだからこそ、テンポやリズム感、音をいく぀入れるかずいったこずを考えるようになった。

4分音笊で现かく入れるのか。2分音笊でゆったり進めるのか。たった2音しかなくおも、匷い雰囲気が出るこずがある。逆に、音を入れすぎるず短い䞭では情報が倚くなりすぎるこずもある。

そういうこずを意識するようになったきっかけが、その最初の仕事だった。

7. 短いからこそ、手を抜けない

結局のずころ、今日ここで蚀いたいのはこれに尜きる。

ゞングルずいうのは、ずおも短い。けれど、その短さに反しお、持っおいる力は倧きい。堎を切り替え、気分を動かし、次の話題ぞの入口を぀くる。

だから、短いからずいっお手を抜いおはいけない。むしろ短いからこそ、ちゃんず考えお䜜る必芁がある。

ゞングルは短い。
でも、短いのに難しい。
そしお、短いのに、ちゃんず力がある。

 
 
䜜曲家 / 株匏䌚瀟overtone代衚。 音楜、BGM、サりンドロゎ、番組音楜など、「蚘憶に残る音」を目的ずしお蚭蚈するお仕事。 noteでは、音楜理論、䜜曲、音ず心理、音が堎やブランドに䞎える圱響ずか、音楜や音に関する興味のあるこずに぀いお曞いおたす。

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