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ESTRUS/Tove Lo

    https://www.slantmagazine.com/music/tove-lo-estrus-album-review/

    TITLE: #ESTRUS
    ARTIST: #ToveLo
    PRODUCER: #AStrut , #Elvira , #OscarG örres, #OscarHolter , #LukaKloser , #TimFromTheHouse
    LABEL: #PrettySwede
    RELEASE: 2026/09/18

    REVIEW
    アーティストの紹介
    Tove Loは1987年ヘルシンボリ生まれ、ストックホルム近郊育ちのシンガーソングライターだ。ロックバンドTremblebeeでの活動を経て、2010年代にソロへ転じた。「Habits (Stay High)」とデビュー作『Queen of the Clouds』で国際的な評価を確立した。インディーポップからエレクトロ、ダンスポップまでを横断し、欲望や痛みを飾らず歌う筆致が持ち味である。『Dirt Femme』以降は自身のPretty Swedeを拠点に、制作の主導権も握っている。
    アルバムの評論
    2026年9月18日発表の『Estrus』は、前作から約4年を経た6作目である。自身のPretty Swedeから放つ全13曲は、32分28秒の中で欲望と愛情の摩擦を走り抜ける。第一印象は軽快だが、その光沢には自己疑念の影が貼り付く。独立後の自由を誇示するより、自由が生む不安までポップへ変える転換点だ。

    核はエレクトロポップだが、シンセポップの硬い輪郭とダンスポップの推進力が交互に前へ出る。A Strut、Elvira、Oscar Holterら複数の制作者を迎えながら、音像は散漫にならない。短い曲を畳みかける配置が、告白を熟考ではなく衝動として聞かせるからだ。各地での録音も、北欧的な冷気とクラブ音楽の熱気という対照へ回収される。

    中心に置くべきは、Stromaeとの「des fleurs」だ。「花」を示す題名は、愛情の贈与と、枯れる運命を同時に呼び込む。Tove Loの切迫した声とStromaeの抑制された節回しが向き合い、親密さを独白から対話へ変える。旋律は甘さへ着地しきらず、反復する電子的な拍が言葉の逡巡を押し戻す。その緊張は「I'm Your Girl Right?」の疑問形とも響き合う構造だ。

    本作の意義は、性的な率直さを看板として反復せず、その奥にある承認欲求を短いポップへ圧縮した点にある。独立レーベルという環境も、孤立ではなく共同制作の選択肢として機能した。踊れる音楽に逃避だけを求めず、身体が動く瞬間にも心の矛盾を見失いたくないリスナーへ届けたい。『Estrus』は、快楽を答えではなく問いとして鳴らす作品である。

    TRACKLISTS

    1. a lot of feelings, no solutions

    2. I’m your girl right?

    3. if I could I would

    4. des fleurs x stromae

    5. DNH

    6. F.A.M.T

    7. I’m the cake

    8. the bad one

    9. die for my art with a lonely heart

    10. are we on a break

    11. idiot

    12. roomie

    13. source of life

     
     
    日頃、インプットしたものを徒然のまま感想を書いています。音楽作品を最新リリースのものから1日一枚ずつレビューしています。

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