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Fancy That/PinkPantheress

    TITLE: #FancyThat
    ARTIST: #PinkPantheress
    GENRE: #UK garage
    PRODUCER: #VictoriaWalker , #DarrenEmerson , #KarlHyde , #RichardSmith
    LABEL: #Warner
    RELEASE: 9 May 2025(2025-05-09)

    REVIEW
    アーティストの紹介
    2001年、英サマセット生まれ、カンタベリー育ちのシンガー/プロデューサー、PinkPantheress(本名Victoria Beverley Walker)。R&Bやポップを基調に、UKガラージ、ドラムンベース、2-step、ジャングル、ハイパーポップを軽やかに横断するZ世代の旗手。2019年に活動開始、SNS発のバイラルで脚光を浴び、『To Hell with It』(2021)や『Heaven Knows』(2023)を経て、グローバル・ヒット「Boy’s a Liar Pt.2」で知名度を決定づけた。

    アルバムの評論
    『Fancy That』(2025)は全9曲約20分のセカンド・ミックステープ。本人が“これまでで最も結束したプロジェクト”と語るとおり、『Heaven Knows』後の世界的躍進を背景に、内省から即効性へ舵を切る転換点だ。サウンドはUKガラージ/ジャングルを基底にしたポップ・エレクトロ。Basement Jaxx、Groove Armada、Fatboy Slimの古典的ダンスの質感を現在形に圧縮し、Panic! at the DiscoやJessica Simpsonの引用も織り込む。Aksel Arvid、Count Baldor、Oscar Schellerらと並ぶ本人の手腕が骨格を担い、キーボードとベースが小気味よく駆け抜ける。王冠をいただく“英国性キッチュ”なアートワークまで含め、統一感は鮮やかだ。象徴はユーザーお気に入りの“Illegal”。アンダーワールド“Dark Train”をガラージに煮詰めた推進力に、囁き声が官能と危うさを同居させる。“Tonight”はPanic!のフレーズを磨き上げたクラブ・チューン、“Stateside”はミッドの揺らぎで成熟を示す。“Romeo”では未練めくメロと硬質ビートがせめぎ合い、エモ×ジャングル美学を更新。結果、UK3位、マーキュリー候補、グラミーでもダンス/エレクトロニック・アルバムと“Illegal”のベスト・ダンス・ポップ・レコーディングにノミネート。短尺と緻密な編集、サンプルが“物語”を語る手際は次章への跳躍台だ。クラブでも通勤でも、自分の速度で高揚を享受したいリスナーに強く薦める。

    RECOMMEND
    Illegal

    TRACKLISTS

    1. Illegal

    2. Girl Like Me

    3. Tonight

    4. Stars

    5. Intermission

    6. Noises

    7. Nice to Know You

    8. Stateside

    9. Romeo

     
     
     
    日頃、インプットしたものを徒然のまま感想を書いています。音楽作品を最新リリースのものから1日一枚ずつレビューしています。

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