新解釈⭐︎七夕伝説(パロディ)🎋
(ℹ️当アカウントは私こと「おかん」が、
恋愛ジャンルを始め、さまざまなことに関して好き勝手に発信しております。)
今回は織姫と彦星の七夕伝説。
おかんなりに本気で考えてみました。
もし織姫が人気デザイナーで、
彦星がちょっと変わった牛飼いで、
2人を引き離した神様が娘を心配する、ちょっと過保護なお父さんやったら…。
たぶん、七夕ってこんな話やったんちゃうかな。
(※諸説どころか完全にパロディです。)
お茶でも飲みながら、肩の力を抜いて読んでってください🍵
↓3,184文字/約6〜8分で読めます。↓
第一章 織姫、働きすぎ問題
天の川のほとりに織姫という娘がおった。
織姫の父親は神様らしい。
らしい、というのも神様すぎて家におらん。
運動会も来ん。参観日も来ん。
誕生日も「あとでプレゼント送っとくわ」で終わり。
神様は案外ブラック労働である。
織姫はそんな寂しさを機織りにぶつけていた。
織る。また織る。
とにかく織って織りまくる。
同級生から、
「織姫ちゃんのお父さんって神様なんやって?かっこいいね!」なんて言われて、
『そんないいもんちゃうで。』
と、何度ひとりごちたか。
織る。また織る。
腹が立ったら、さらに織る。
気付けば、織姫の織る布は天界一と呼ばれるようになっていた。
__これは売れる。
そう確信した織姫は、羽衣ブランド『Orihime.』を立ち上げる。
立ち上げから一年足らずで、
天女インフルエンサーが着用した事をきっかけに、
高級羽衣ブランド『Orihime.』は天女たちの間で爆発的ヒット。
「今日の羽衣、Orihime.?」
「うんっ、今年の新作🫶」
……みたいな会話が天界中で飛び交ったとか、飛び交ってないとか。
こうして織姫は、寝る暇もないほど忙しい人気デザイナーになった。
そんなある日、
今までほとんど顔を見せなかった父親の神様が、ふらっと工房に現れた。
「織姫、少し休んだらどうや?」
……今更父親ヅラしても遅いねん。
織姫は織る手を止めることなく、
「……今忙しいから。」
とだけ返した。
親の気持ち子知らず。
……いや、この場合は子の気持ち親知らずかもしれん。
第二章 彦星登場
「このままやと、いつか倒れてまう。」
父親の神様がぽつりとつぶやいた。
「この子、このままでは結婚もせんと定年まで働くんちゃうか…。」
娘を心配した父親と母親は、どうしたもんかと頭を抱えた。
すると母親が、「そういえば…。」と思い出したように口を開く。
「隣町に、とても働き者の牛飼いの青年がおるって聞いたわ。感じのええ子らしいの。」
「牛飼い…?」
父親の神様は眉をひそめた。
“牛くさい男に、大事な娘はやれん。”
しかし……娘には幸せになってほしい。
「……できれば孫も見たい。」
神様も結局、親なのである。
_____
数日後。
父親の神様は彦星に会いにいった。
「初めまして。」
そこに立っていたのは、歯が異様に白い青年だった。
何よりも真っ先に「歯」が目に入った。
「……ホワイトニング?」
「いえ、牛乳です。」
「絶対ちゃうやろ。」
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