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「トンボとりをしている絵」ばかり、の理由

    昨年の夏、版画にしたかったのですが、技術が追い付かずできなかった、子どもが「トンボとりをしている絵」。

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    線があるので、細かそうですが実際は色面の数だけ考えればいいので、できると思ったのですが、上手く行かず。
    「やっぱり、版画は単純さがあったほうがいいよね。」と思い、いくつも単純化したパターンを作ってやってみても、最初の絵に引っ張られてしまう。
    まずは、単純なのを完成させてからだんだん複雑にしていけばいいのに…

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    やっぱり、元に戻って4色に色分けしたのですが…。

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    夏なので、板に転写している間、汗で紙が伸びてきて転写した板4枚分の線描きが、すべて微妙にズレていることに気づきました。

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    版画のプロって、いったいどうやって転写しているのだろう。教わりたい、教わりたい、でも教えてくれる人がいない~。

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    一色分の板を彫ったところで、他の色の線描きをやり直す気になれず断念。
    線をズレないようにできる確信があれば、何度だってやり直しますが、本当に分からない…。板を無駄にするだけで。

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    息子が進学で家を出たので、ちょっと部屋の整理をしていて、ついアルバムを見返してしまったのです。とにかく虫が好きで、トンボとりに関しては本人は相当(呆れるほど)真剣に取り組んで(?)いたのです。
    当時は、随分もう大きい子だと思っていたのですけど、今見直すと、こんなに小さかったんだ「かわいかったんだなー」と。
    そして、これを絵にして残したいなあ~と思ったのです。

    それが、版画でできなかったのでずーっと亡霊のように付きまとっていました。『描けないお化け』が。
    これをやっつけるべく、リベンジとして、まったく、使ったことが無い画材で描いてみることにしたら、まあ、面白い!
    ようやく、自分の中でスッキリしました。

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    [HP] https://okadodo.com/ 群馬県生まれ。2022以降コピックでイラストレーションを描いています。2023『GALLERY HOUSE MAYA装画を描くコンペティション【アルビレオ賞】』/ビールとアンティーク着物と骨董が大好き。名古屋大学農学部林学科卒。

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