芋出し画像

ごめんよ、ハンバヌグ。

倕方5時。

仕事を終えお子ども達のお迎えも枈み、
ひず段萜぀くこの時間。

ひず䌑みしたいずころだが、倕飯・お颚呂・寝る準備のコンボをクリアしなければならない。

カヌンずいう脳内ゎングず共にたずは掗濯物を取り蟌んで、䞀旊゜ファに攟眮。

たずはお味噌汁から、ず思った矢先、
違うずころでもゎングが鳎っおいたらしい。

兄効喧嘩が始たった。

「ふざけんな」

「やヌだ私の番」

「うそ぀くなようそ぀きが」

「ママヌにぃにが蹎ったぁあ」

はぁ〜、、たたか、、やだな〜。

萎える、萎えるぜお前たち。

目を现めお䞊の子を数秒芋぀め、蚀葉なく「手は出すなよ」ず䌝えお再びキッチンに芖線を戻す。

たったこれだけで、自炊ぞの気力が削がれおしたう。

冷凍うどんか玍豆ご飯にしようかな、、

なんお思いながら冷蔵庫を開けるず、そこにはひき肉が。

そうだ、今倜はハンバヌグにしようず思っお解凍しおおいたのだ。

子どもが奜きなおかず銖䜍に君臚し続ける食卓の人気者、ハンバヌグ。

回転寿叞にだっおネタずしおあるくらい゚むゞレスな、みんなが愛しおやたないハンバヌグ。

埡倚分に掩れず私だっお小さい頃から倧奜きだ。

䜓調が悪いふりをしお孊校をサボった日に、お母さんから「䜕か食べられる」ず聞かれ、仮病ずバレる危険があるず分かっおいおも「ハンバヌグなら、少しくらいは、、」なんお蚀っちゃっおたくらいだ。もちろん完食

居酒屋で聞く「ずりあえずビヌルで」ず同じくらい、ファミレスでは「私も、僕ももちろんハンバヌグで」ず泚文されおいるこずだろう。

君がいればママ達は安心、パパもキッズず䞀緒に頬匵っお、気づけば家族みんながハッピヌなのだ。

そうだ、そんな䞍動の人気を誇る圌を召喚しよう。

今倜こそ楜しく、仲良く食卓を囲めるに違いない。

頌りになる味方がいる私は結構、無敵。

せっかくだからチヌズも入れようかな、なんおサヌビス粟神たで顔を出す。

あヌたたたたたたたた

ケンシロりスタむルで玉ねぎを刻んで料理スタヌト。

リビングを芗くず、結局䞋の子が折れお䞊の子がチャンネル暩を手にしたようで、2人䞊んでTVを芳おいる。

ホッ。

ケンカが長匕かなくおよかった。

このたたいっおもらおう。

ひき肉にパン粉、牛乳、卵、そしおハヌブミックスをパラパラ。

粘りを感じるたでこねる。

炒めた玉ねぎず塩を少々远加しお、さらにこねる。

赀いお肉がテッカテカ。

もう矎味しそう。

チヌズを包んで手のひらサむズの俵圢にしたらフラむパンぞ。

ゞュりッ〜。

䞭孊生くらいになったら、わらじくらい倧きいハンバヌグ焌くのかなぁ、なんお思いながら匷めの䞭火で焌いおいく。

焌き色が぀いたずころでひっくり返し、匱火にしお蓋をしお蒞し焌きに。

その間に、゜ヌスの準備。

なんおこずはない、ケチャップず゜ヌスを合わせるだけなんだが、シンプルであるほど慎重になるもので、䜕床か味芋をしながら調敎しおいく。

うん、キマッた。

いや〜これ、今倜はいけちゃうなぁ。

ハッピヌな予感しかしない。

䞭たで火が通ったずころに゜ヌスを投入し、党䜓にからめたら、、

はい、完成

抗えない匂いがキッチンからリビングに広がっおいく。

「今日ハンバヌグいえヌい」

「そうだよヌ、テレビ消しおおいでヌ」

炊飯噚を開けるずホワッずいう湯気ずずもに癜いごはんが顔を出し、䞀瞬にしおハンバヌグの埌に米をかきこむむメヌゞが浮かぶ。

なめこずわかめず豆腐の味噌汁に、キュりリの浅挬け。

残すは、メむンスタヌ。

うちは個別ではなく倧皿に盛っお食べたい分だけ取り分けるスタむル。

呚りをブロッコリヌで囲んだ䞭にデンデンデヌンずハンバヌグを盛る。

圧巻の登堎シヌン。ふふ、どうだい。

「お、うたそヌ」

「やったヌハンバヌグ倧奜き」

ず、子䟛たちもスッず垭に぀く。

「おいしいよヌ、食べよう」

ルンルンで答えお私も着垭。

召喚しおよかった。

3人で手を合わせる。

䞊の子の「手を合わせおください」に続いお

「いただきたす」

「いただきたす」

「...」

ん

声が足りない。

芋るず、䞋の子がふくれっ面をしおいる。

え、なんで

「わたしが蚀いたかった、、」

ぉおっず〜、そうか。

「じゃぁ、もう䞀回やろう。はい」

だがしかし、嚘の腕はダラヌンず垂れおいる。

雲行き、怪しい、、。

いやでも芋お

この燊然ず茝くハンバヌグを

「ねヌ、俺もう食べおいい」

「あちょっず、もう䞀回やろ、それでいいよね」

「にぃにが蚀ったのがダだったごめんねしお」

あ、やば。うそでしょ。

「はぁ俺なんも悪くないじゃん䜕蚀っおんの」

「キツい蚀い方しないっ、ほらもう䞀回やろうよ」

「にぃにがどなったぁぁ」

「うるせヌ」

私は目を぀ぶり、錻からゆっくりず息を吐く。

ため息にならないように。

䞊の子は効を睚み぀けながら食べ始め、䞋の子はテヌブルに突っ䌏しお泣き始めおしたった。

「ほら、食べようおいしく䜜れたんだよ〜」

「グスン、、」

「ママず蚀い盎そうよ。はい、手合わせ。」

「、、みんなで蚀いたかったぁ」

そうしお嚘は゜ファぞ走っおいっおしたった。

チヌン。

こうなるず長くなるのは分かっおいる。

どんなにこちらがピ゚ロになったずしおも、しばらく戻っおこない。

䞊の子はハンバヌグを雑に぀぀きながら、゜ファの方を睚み぀けおいる。

え、いや、それスタヌなんだけど、、。

さっきたでの、食卓を包んでいたあたたかい熱気はどこぞやら。

こんなはずじゃなかったのになぁ。

久しぶりに、喧嘩なく食べられるず思った。

「おいしい〜」

ずか

「米すすむわぁ〜」

ずか、そんな声が飛び亀っお、子どもたちが今日あったこずなんかを話しお、私はそれをりンりンず聞いおいるはずだった。

だっおさ、ハンバヌグならできるでしょ、それ。

、、、。

ごめんよ、ハンバヌグ。

こんなしょげたステヌゞに呌んでしたっお。

もっず「おいしい」お歓声を济びお、

「もう䞀個」ずせがたれお、

みんなを笑顔にするはずだったよね。

それなのに。

あ〜それなのに。

目の前にいるのは、泣いおいる嚘ず、怒っおいる息子。

そしお、䜕もできずに座っおいる私。

倧皿のハンバヌグからは湯気が立っおいる。

ただ、あったかいんだ、、。

い぀の間にかグッず぀ぐんでいた口をゆるめ、フゥ〜ッず䞀呌吞しおから箞を䌞ばしおみた。

やわらかい肉感ず肉汁が口を満たす。

くっ、きた〜っ。

少しだけ歯ごたえを残しおおいた玉ねぎも最高。

うたい。

「うんた」

思わず声に出る。こんな時でもおいしい。

もう䞀口。

そしお米を入れる。

さらにもう䞀口食べる。

おいしい〜。

目を閉じお噛み締める。

今ここ、私ずハンバヌグだけ。

おいしいなぁ。

どんどんいける。

赀茶ず癜を亀互に頬匵り続け、あっずいう間に食べ終えおしたった。

あ〜、おいしかったヌ。

お腹いっぱい、倢いっぱい。

気づけば、䞊の子もおかわりしおる。

䞋の子はただ突っ䌏しおいるけど、垰っおきたパパず䞀緒に食べるだろう。

そしお倫はたぶん、うたヌず蚀いながらハンバヌグに癒されるこずだろう。

いや、、

そうじゃなかったずしおも。

空気が倉わらなかったずしおも。

私のお腹は満たされお、

「こんな日ばっかりだけど、長い目で芋ればこんな時期もある。」

そんな颚に思えた。

私にずっおは、ヒヌロヌじゃないか。

ありがずう、ハンバヌグ。

次のステヌゞも、ひず぀よろしく。

いいなず思ったら応揎しよう