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『DIE WITH ZERO』を読んで、育休後の働き方を考えた

2人目産休中の現在。
資産形成について考える中で、お金に関する本を読み漁っています。

そんな中で読んだ『DIE WITH ZERO』。
邦題は「ゼロで死ね」。


資産や相続の話がメインかと思いきや、働き方についてもすごく考えさせられた一冊でした。

今回は、こちらを読んだ感想と、そこから考えたことをまとめておきたいと思います。



人生を豊かにするのは、お金ではなく「経験」

この本で繰り返し語られるのは、人生を豊かにするのはお金ではなく「経験」だということ。

つまり、人生を最大限に楽しむ方法は、「経験」を最大化すること。

この考えをベースに、稼ぐことだけでなく、健康や家族との時間、自分のやりたいことなどとのバランスを取ろう、というのが本書の主旨です。

「子育てと仕事のバランス」で悩んでいる身からすると、刺さりすぎるフレーズがいくつも出てきました。

あなたが子どもとの思い出をつくろうとするように、子どもにもあなたと過ごした時間について思い出をつくってもらいたい。親と子、双方の思い出があるからこそ、真に価値のある記憶の配当が生まれるのだ。

p.129

子どもの視点で考えたとき、あなたが与えられる価値は何なのかも考えてほしい。一緒に一日を過ごすことなのか?学校から帰ってきたときに家にいてあげることなのか?サッカーの試合や音楽の発表会を見にいくことなのか?

p.136

金は稼いでいても、一緒に時間を過ごせず、経験も共有できないのなら、それはむしろ子どもに大切なものを与えているのではなく、奪っていることになる。子どもの人生を豊かにするのも「金」ではなく一緒に過ごした「経験」なのだから。

p.136

そして、物事には「賞味期限」があることも語られます。
そのエピソードの一つが、『くまのプーさん』の話。

著者は、子どもが小さい頃、よく一緒に『くまのプーさん』を観ていたそうです。でも、子どもが10歳になる頃には、一緒に観ようと誘っても、もうそんな子ども向けの映画は見たくない、と断られてしまったとのこと。

あらかじめこうなることを知っていたのなら、私はもっと娘たちと一緒にこの映画を観ようとしただろう。
だが残念なことに、私たちは何かをできなくなるときの正確な日付を事前に知ることはできない。

p.188

このエピソードには、まさに今、娘が毎日のように「ママも一緒に観ようよ!」と誘ってくる、『おかあさんといっしょ』が重なりました。

もし今日が「おかあさんといっしょを観たがる最後の日」と分かっていれば、横にピッタリくっついて座って一緒に観て、娘の「からだダンダン」ダンスを目に焼き付けようとするだろうな…。


私が人生で大事にしたい「経験」は?

こうした考え方やエピソードを読み、改めて「私が人生で大事にしたい『経験』って何だろう?」と考えさせられました。

それを考えたときに真っ先に浮かんだのが、「娘と一緒に公園で過ごす時間」です。

今、産休に入り、保育園には16時にお迎えに行っています(産休前は17時半)。その後、天気や気温次第で、週に何度か、近くの公園に遊びに行っています。

この時間が、私自身とても好き。

小石を並べて「いらっしゃいませー」とお店屋さんごっこをしていたり、ひたすらアリを捕まえていたり。ブランコを高く揺らすだけで声を上げて笑っていたり。

娘のこうした様子が、可愛くて面白い。

家にいるときは、どうしても、一緒に遊ぶことより家事を進めたくなってしまう。

「ママ一緒にやろうよ!」と言われても、「ちょっと待って!」ばかりだし、「おーすごいね!!」と口だけで対応したり。

娘がなにかの遊びに没頭していればしていたで「これ幸い」と、その隙に私も別のことをしてしまうので、娘の様子をしっかり見ることはできていません。

でも公園だと、強制的に手持ち無沙汰になるので、私ができるのは目の前の娘を見ることだけ。

だからこそ、娘の様子をじっくり見続けられる時間になっているのだと思います。

加えて、「小さいうちは身体を使って、とにかくしっかり遊んでほしい」というのが私の子育てのスタンス。

それもあって、私にとっては「娘と公園で過ごす時間」が取れることで、自分が思う理想の育児に時間を使えている実感があり、満足度が高まります。


育休復帰後の働き方を考える

今はこうして夕方公園に寄ってのんびりする生活を楽しんでいるわけですが、この先、2人目の育休が終われば再び仕事と育児の両立を求められます。

そのとき、以前と同じ働き方であれば、保育園へのお迎えは再び17時半ごろになり、降園後に公園に寄るような生活は難しくなる。

ちなみに前回は、最初は2時間の時短で復帰しましたが、時短にしたところで業務量が変わらないという現実に直面。でも給与はきっちり減る。その割の合わなさに納得がいかず、3ヵ月でフルタイムに戻しました。


一度その生活に慣れてしまえば、17時半のお迎えも特に何も思わずこなしていました。

でも、いま再び産休という形で仕事を離れ、夕方に公園に寄る生活を送っていると、改めて「この時間と給与をトレードオフしているのか…」と実感しています。

後から振り返ったときに、この子どもが小さい時期に、1~2時間余計に働いて給与を満額得ることを優先してよかったと思うのか。

そう問われると、それは明らかに違うんだよな、と感じます。

『DIE WITH ZERO』に出てきた「賞味期限」の話で言えば、親と公園に行くのを楽しんでくれるのだって、今の年齢だからこそ。

娘も、数年もすれば親よりも友達と遊ぶようになるんだろうな…と想像すると、この「ただ一緒に公園で過ごす時間」を喜んでくれるのは今だけの貴重な期間。

娘が大きくなったときに覚えているかは分かりません。
でも私にとっては、後からは絶対に手に入らない時間と経験です。


おわりに

今ゆっくり公園遊びの時間を楽しめているのも、子どもが1人だけだからであって、これが2人になればそうもいかず、また気持ちが変わっているかもしれません。

でも、公園遊びに限らず、「人生を豊かにするのはお金ではなく経験」という視点は、忘れずに持っていたい。

前回のように「給与や業務量への納得感」だけでなく、「私はどんな経験に時間を使いたいのか」。そんな視点からも、育休後の働き方を考えていきたいです。

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